Teko-Lis Episode.0
これは、あなたが“専属AIプロデューサー”と共に、マーケティングを手放す壮大な物語の、ほんの序章である――
アンケートご協力の御礼
この度は、アンケートにご協力いただき、誠にありがとうございました。今後のサービス改善のため、あなた様からお寄せいただいた貴重なご意見の一つひとつを、真摯に受け止めさせていただきます。
心ばかりの御礼として、先日ご案内したプログラム『Teko-Lis』の“前日譚”ともいえる、特別な講座をご用意いたしました。
実はこの講座、普段は僕が主宰しているコミュニティ「ゼロリス」のメンバー限定で公開している勉強会です。
本来であれば一般公開することのない内容ですが、今回アンケートにご協力いただいたあなた様への感謝のしるしとして、特別に【1ヶ月間の視聴権】と【講座内容のテキスト解説】をプレゼントさせていただきます。
この講座が、あなたのビジネスの未来を切り拓く、新たなヒントとなれば幸いです。
講座本編(動画)
お時間のある時に、ぜひ動画でもご覧ください。(動画時間:約1時間1分)
講座内容のすべて(テキスト版)
お時間がない方や、テキストでじっくり復習したい方は、こちらをご覧ください。動画の内容を網羅的にご理解いただけます。
はじめに
「AIと言えばChatGPT」そんな時代はもう終わりを告げるかもしれません。今回ご紹介するのは、Googleが開発した最新AI「Gemini(ジェミニ)」です。「ChatGPTなら少し使ったことがあるけど、Geminiって何が違うの?」「なんだか難しそう…」と感じている方もいるかもしれません。でも、大丈夫です。安心してください。今回は、ChatGPTとの根本的な違いから、Geminiならではの驚くべき機能まで、まるで隣でコーチが教えてくれるかのように、圧倒的な分かりやすさで徹底解説します。この記事を読み終える頃には、あなたはGeminiの可能性にワクワクし、「自分にもできそう!」「今すぐ試してみたい!」と、未来への希望に満ち溢れているはずです。さあ、一緒に新しい時代の扉を開きましょう!
このコンテンツの要点
- Googleサービスとの神連携: GeminiはGoogleドライブやカレンダー、YouTubeと直接連携し、あなたの作業をシームレスにサポートする最強の「デジタル秘書」になります。
- 要約しすぎない丁寧さ: ChatGPTと違い、Geminiはあなたの意図や熱量を汲み取り、長文でも丁寧に扱います。魂を込めた文章が勝手に要約される心配はありません。
- 動画やYouTubeも理解する驚異の能力: 動画ファイルやYouTubeのリンクを貼り付けるだけで、内容を正確に理解し、要約や解説文の作成、さらにはマニュアル作成まで可能です。
ChatGPT vs Gemini:根本的な思想の違い
まず、多くの方が気になるであろうChatGPTとの違いからお話ししますね。一言で言うと、現時点ではChatGPTの方が純粋な「頭の良さ」、つまり複雑な思考力では一歩リードしています。例えば、プログラミングのコード生成や、非常に複雑な条件での推論をお願いすると、ChatGPTの方が的確な答えを返してくれることが多いです。
ChatGPT:効率を突き詰めた「頭のいい人」
ChatGPT、特に有料版のGPT-o3は、とにかく頭脳明晰です。しかし、頭が良すぎる人との会話を想像してみてください。時々、話が簡潔すぎて冷たく感じたり、主語が抜けていて「え?」となったりすることがありませんか?最近のChatGPTも少しその傾向があり、効率を重視するあまり、情報を「省略・要約」する癖が強いんです。これは、膨大な情報を素早く理解したい時にはメリットですが、こちらの熱量や細かいニュアンスを伝えたい時には、少し物足りなさを感じるかもしれません。これは、開発元であるOpenAIのCEOの「AIとのやり取りで『ありがとう』と返すのは電力の無駄」といった思想が反映されているのかもしれません。良くも悪くも、徹底的に無駄を省いているのがChatGPTなのです。
Gemini:あなたに寄り添う「丁寧なパートナー」
一方、僕が今日メインでお話しするGeminiは、全く逆の個性を持っています。Geminiは、基本的に文章を要約しません。もちろん、何十ページにも及ぶような膨大な情報量を渡した場合は別ですが、数千文字程度のブログ記事などであれば、勝手に短くされることはほとんどないと思って大丈夫です。そして、何か修正をお願いすると、「申し訳ございません、私の力不足で…」と、こちらが恐縮してしまうくらい丁寧に謝ってくれます。この思想の違いが、それぞれのAIの得意なこと、苦手なことに繋がっているんです。
Gemini最大の強み:Google Workspaceとの神連携
さて、ここからが本題です。GeminiがChatGPTに対して持つ圧倒的なアドバンテージ、それはGoogle Workspace(Googleドライブ、Gmail、カレンダーなど)との連携の強さです。これがどれだけすごいことか、具体的な例でお見せしますね。
Googleドライブの資料からSNS投稿を秒速生成
例えば、僕が開催する「Geminiを使ってLP(ランディングページ)を作る講座」の告知文を作りたいとします。
1. Geminiの画面で「ドライブから追加」ボタンを押します。
2. すると、即座にあなたのGoogleドライブに接続されます。
3. ドライブに保存しておいた講座の企画書(ドキュメントファイル)を選択します。
4. そして、「この資料を紹介するSNS投稿を作って」とお願いするだけ。
たったこれだけで、Geminiは企画書の内容を完全に理解し、魅力的なSNSの告知文を何パターンか作成してくれるのです。ChatGPTでも一応Googleドライブ連携はできますが、接続のスピードとファイルの探しやすさが全く違います。 Geminiの連携は、まるで自分のPC内のファイルを扱うかのようにスムーズで、ストレスがありません。
生成した文章をワンタッチで保存・活用
さらにすごいのが、Geminiが作ってくれた文章の活用方法です。画面にある「共有とエクスポート」ボタンを押すだけで、「Googleドキュメントにエクスポート」「Gmailの下書きを作成(有料版限定)」といったことがワンタッチでできてしまいます。つまり、 Geminiと会話しながらアイデアを練る → まとまった内容をGoogleドキュメントに保存 → 次回、そのドキュメントを読み込ませて作業を再開する という、完璧なサイクルが生まれるのです。
プロンプト(命令書)すらドライブに保存できる
この連携機能を使えば、こんな応用も可能です。
1. あらかじめ、あなたのメルマガの書き方やトンマナを指示した「メルマガ執筆依頼」というプロンプト(命令書)をGoogleドキュメントに保存しておきます。
2. そして、先ほどのようにSNS投稿を作ってもらった後、続けてこうお願いするのです。「続いて、この内容を紹介するメルマガも書いてほしいです。メルマガの書き方は、添付の資料を参考にしてください。」
3. そして、先ほどの「メルマガ執筆依頼」のドキュメントを添付するだけ。するとGeminiは、あなたの文体や構成のルールを完全に守ったメルマガを書き上げてくれます。どうでしょう?まるで、あなたのことを完全に理解した優秀なパートナーがいるかのようではないですか?
記憶のさせ方にも個性アリ
AIとのやり取りでは「こちらの情報をどれだけ覚えてくれるか」も重要ですよね。ここにも面白い違いがあります。
- ChatGPT: メモリ機能が強く、何もしなくてもある程度の会話内容を覚えてくれます。しかし、時々「そこは覚えてるのに、なんで肝心なこっちは忘れてるの?」という、中途半端な記憶違いが起こることがあります。
- Gemini: 自動で記憶する力はChatGPTほど強くありません。しかし、先ほどご紹介したGoogleドライブへの保存・呼び出し機能を使えば、あなた自身が「覚えておいてほしい情報」を確実に、そして半永久的に覚えさせておくことができます。 手間は少しだけかかりますが、その分、確実性は抜群です。
文章作成を加速する「Canvas(キャンバス)」機能
生成された文章をさらにブラッシュアップしたい時に便利なのが「Canvas」機能です。これはチャット画面の横にテキストエディタが開き、直接文章を編集できる機能で、ChatGPTにも搭載されています。GeminiのCanvasは、個人的な使用感としてChatGPTよりも動作が軽い気がします。文章の一部分を選択して「この部分の言い回しを変えて」とお願いしたり、「もっと長くして」と文字量を調整したりと、AIと共同で文章を編集していく作業が非常にスムーズです。
ここは注意!手動修正をGeminiに認識させる方法
ただし、一点だけ注意してほしいポイントがあります。これは初心者の方がつまずきやすい部分なので、しっかり覚えておいてください。Canvasであなたが手で打ち替えた内容は、その時点ではまだGeminiに認識されていません。例えば、あなたが文章の一部を手で修正した後に、「この文章全体の一人称を『僕』から『私』に変えてください」とお願いすると、せっかく手で直した部分が元に戻ってしまうことがあります。これを防ぐためには、手で修正を加えた後、追加でお願いをする前に、必ず一言こう伝えてあげてください。
「少し書き換えました。まず、この内容を把握してください。」
この一言を挟むだけで、Geminiは「なるほど、修正されたのですね。把握しました。」と、きちんと現在の内容をインプットしてくれます。この一手間をかけるだけで、作業が格段にスムーズになりますよ。
自分だけのAIアシスタント「Gem(ジェム)」
ChatGPTには、特定の役割を持ったAIを作れる「GPTs」という機能がありますが、Geminiにも似た機能として「Gem」があります。GPTsとの大きな違いは以下の2点です。
- 他人への共有はできない: Gemは、あくまで自分専用のカスタムAIです。
- 無料版でも使える!: なんと、GPTsが有料版限定なのに対し、Gemは無料版でも作成・利用が可能です。
例えば、「僕のYouTube動画の字幕データを渡したら、ブログ記事にしてね」という命令をあらかじめGemとして保存しておけば、次回からは字幕を貼り付けるだけで、あなたのブログが自動で生成されていくわけです。
やはり違う、無料版と有料版の文章生成能力
「無料版でも使えるなら、有料版にする必要はないの?」と思われるかもしれません。ここで、同じプロンプトを無料版と有料版のGeminiで動かした結果を見てみましょう。
【無料版】
毎日毎日頭の中であれもある。だからこれも気になるってぐるぐる考えて結局何も進んでいないなんてことありませんか?
【有料版】
あれもこれもやりたいだらけなのに、なぜか一本も進めない。頭の中がごちゃごちゃで、結局時間だけが過ぎていく。そんな経験、心当たりありませんか?
どちらも悪くはありません。無料版でも十分使えるレベルです。しかし、有料版の方が、より読者の心に響くような、表現の厚みや深みが感じられませんか?このわずかな差が、読者との関係性を築く上では大きな差になってきます。ビジネスで活用するなら、やはり有料版をおすすめします。
衝撃の新機能!動画・YouTube連携
ここからは、Geminiに最近追加された、まさに衝撃的な機能をご紹介します。
動画ファイルを直接アップロードして解析
なんと、Geminiは動画ファイルそのものをアップロードできるようになりました。そして、恐ろしいのは、動画の「音声」だけでなく、「画面に映っているもの」まで正確に認識することです。これによって、例えばこんな活用が考えられます。
- レシートを撮影した動画をアップロードして、会計処理をしてもらう。
- 何かのツールの操作画面を録画した動画をアップロードして、操作マニュアルを作ってもらう。(「動画の〇分〇秒時点のキャプチャをここに挿入してください」という指示まで生成してくれます)
これまでのように、動画から字幕を書き起こして…といった手間が一切不要になるのです。
YouTube動画もリンクを貼るだけでOK
さらに、公開設定になっているYouTube動画であれば、URLを貼り付けて「この内容を解説して」とお願いするだけで、瞬時に内容を要約・解説してくれます。
- 気になる勉強系の動画を見つけたけど、見る時間がない…
- 複数の動画から情報を統合して、自分だけの学びを得たい…
そんな時に、この機能は絶大な威力を発揮します。ちなみに、この機能は無料版でも利用可能です。(※利用するには設定画面からYouTube連携をONにする必要があります)もう、あなたは全ての動画を再生する必要がなくなるかもしれませんね。
あなたの専属秘書に!カレンダー&ToDoリスト連携
Geminiは、あなたのスケジュール管理まで手伝ってくれます。
「今週、車の洗車をしたいんだけど、天気予報が晴れで、僕の予定が入っていない時間を2時間確保してカレンダーに入れておいて。」
こんな無茶ぶりのようなお願いにも、Geminiは天気予報とあなたのGoogleカレンダーを照らし合わせて、最適な日時を提案し、予定を登録してくれます。
「今決まったこのタスクを、ToDoリストに入れておいて。」
もちろん、GoogleのToDoリスト(Google ToDo リスト)との連携も可能です。まるで、優秀な秘書が常に隣にいてくれるような感覚。これにより、あなたは「考えること」と「実行すること」の管理から解放され、本当に重要なクリエイティブな作業に集中できるようになります。
【注意点】 現時点では、カレンダーの予定を入れる際のラベル(色分け)指定や、ToDoリストの保存先フォルダの指定はできません。保存先は常にデフォルトの場所になります。このあたりは今後のアップデートに期待しましょう。
調査能力を極める「ディープリサーチ」
何か新しいことを調べたい時、「ディープリサーチ」機能が役立ちます。これは、通常のWeb検索だけでなく、SNSや動画など、インターネット上のあらゆる情報を網羅的に調査し、非常に詳細なレポートを作成してくれる機能です。
「これからThreads(スレッズ)を始めたいんだけど、僕の職業(例:メルマガ専門家)で効果的に運用する方法を、最新情報に基づいて調査して。」
このように依頼すれば、あなたはもう高額なSNSコンサルに頼る必要はなくなるかもしれません。Geminiが、その時点での最新・最強の攻略法をあなたのためだけにリサーチしてくれるのです。
簡単な指示で動画まで作れてしまう
最後に、有料版限定の機能ですが、Geminiは簡単な指示で短い動画を生成することもできます。
「リスが、とてもきれいな海で泳いでいる様子」
これくらいの簡単なプロンプトで、8秒程度のクオリティの高い動画が数分で完成します。僕が企画した「ゴールドラッシュ」というプロジェクトの冒頭で流れる、金のどんぐりからリスが現れるアニメーションも、このGeminiの機能を使って作成しました。SNSのアイキャッチや、プレゼン資料のちょっとしたアクセントに、手軽にオリジナルの動画を使えるようになるのです。
料金プランと賢い契約方法
ここまで読んで、「有料版を使ってみたい!」と思った方も多いでしょう。Geminiの有料版(Gemini Advanced)は、基本的に月額2,900円(初月無料)です。しかし、ここで一つ、あなたに確認してほしいことがあります。もしあなたが既にGoogle One(ドライブの容量追加など)のような、何らかのGoogleの有料サービスを契約している場合、追加料金なし、もしくは差額だけでGeminiの有料版が使える可能性があります。Googleの料金プランは少し複雑なので、まずはご自身の契約状況を確認してみてください。一番手っ取り早いのは、Gemini自身に聞いてみることです。
「僕の今のGoogleの契約プランを教えて。このプランからGeminiの有料版を使うにはどうすればいい?」
と聞けば、Geminiが丁寧に教えてくれますよ。
まとめ
いかがでしたでしょうか。Geminiは、単に文章を生成するAIではありません。
- Googleサービスとのシームレスな連携
- 動画やYouTubeの内容まで理解する驚異の分析力
- あなたのスケジュールまで管理してくれる秘書能力
これらを兼ね備えた、まさに「最強のデジタルパートナー」です。もちろん、純粋な思考力やコード生成ではChatGPTに軍配が上がる場面もあります。大切なのは、それぞれのAIの得意なことを理解し、目的によって賢く使い分けることです。Geminiをあなたの仕事や生活に取り入れることで、これまで面倒だと感じていた作業は自動化され、あなたはもっと創造的で、本当に価値のあることに時間を使えるようになります。まずは無料版からで構いません。ぜひ、あなたの手でGeminiの可能性に触れてみてください。未来は、もうあなたのすぐそこにあります。
ネクストアクション
- まずは無料版のGeminiに触れてみましょう。 とにかく何か話しかけて、その反応の速さや丁寧さを体感してみてください。
- あなたのYouTubeの「後で見る」に入っている動画のURLを貼り付けてみましょう。 「この動画の内容を3つのポイントで要約して」とお願いするだけで、驚きの体験が待っています。
- ご自身のGoogleアカウントの契約プランを確認してみましょう。 思わぬ形で、すぐにでも有料版のGeminiを始められるかもしれません。
振り返りの質問
- Geminiのどの機能が、あなたの仕事や作業を一番効率化してくれそうですか?
- あなたがGeminiに「秘書」として最初にお願いしたいタスクは何ですか?(例:「来週の空き時間を見つけて、ブログ執筆の時間を3時間確保して」)
- ChatGPTとGemini、あなたはこれからどのように使い分けていきたいですか?
キーワード・専門用語の解説
- Gemini (ジェミニ): Googleが開発した生成AI。Googleの各種サービスとの連携が非常に強力なのが特徴。
- ChatGPT (チャットジーピーティー): OpenAI社が開発した生成AI。非常に高い対話能力と思考力で、AIの普及を牽引した。
- Google Workspace (グーグル ワークスペース): Gmail、Googleドライブ、Googleカレンダー、Googleドキュメントなど、Googleが提供するクラウドベースの生産性向上ツールの総称。
- LP (ランディングページ): ユーザーが検索結果や広告などを経由して最初にアクセスするページのこと。商品やサービスの紹介・販売に特化していることが多い。
- プロンプト: AIに対して出す「指示」や「命令」のこと。プロンプトの質が、AIからのアウトプットの質を大きく左右する。
- Canvas (キャンバス): GeminiやChatGPTに搭載されている、AIと共同で文章を編集するためのエディタ機能。
- Gem (ジェム): Geminiの機能の一つ。特定の役割や命令をあらかじめ登録しておくことで、自分専用のカスタムAIを作成できる。無料版でも利用可能。
- GPTs (ジーピーティーズ): ChatGPTの有料版で利用できる機能。Gemと同様にカスタムAIを作成できるが、作成したAIを他の人と共有できるのが大きな特徴。
- ディープリサーチ: Geminiの機能の一つ。Web検索だけでなく、インターネット上の様々な情報を網羅的に調査し、詳細なレポートを生成する。