どうも、セールスコピーライターの長嶺です。
セールスコピーライターやコンサルタントとして仕事をしていると
どれだけ商品をPRしても覚えてもらえません・・・
ちゃんと分かりやすく説明しているのですが・・・
自己紹介でどうPRすれば覚えてもらえるのでしょうか?
PRする機会には恵まれているのですが、なかなか定着してくれません。
このような悩み相談を行く先々でよくいただきます。
一生懸命PRしているのに次会う時に忘れられているって辛いですよね。
自分に興味を持ってもらう為に
ブログやSNSで情報発信をしているのでしょうし、
それなのに読んでくれた人が覚えてくれないのでは
いくら友達やアクセスの数を増やしてもほとんど意味がないのでは・・・
なんて疑心暗鬼に駆られてしまうのも無理はありません。
そういえば、相談を受けた方の中には、すでに
情報発信が嫌いになってしまっていた人もいました。
しかしお任せください!
僕はそーいうの得意なんです。笑
今日はその悩みを一発で解決してしまう素敵テクニックをご紹介しましょう。
記憶には意味記憶とエピソード記憶がある。
突然エピソード記憶やら意味記憶やらと言われても
何のことかサッパリわからない!
と言う方も多いでしょうから簡単に解説しますね。
まず、記憶の種類には
「エピソード記憶」と「意味記憶」が存在します。
脳科学的に言えばもっと細かく種類が分かれますが、
今日僕がお話しする内容を理解する為なら
「エピソード記憶」と「意味記憶」だけ
押さえておけば問題ありません^^
意味記憶とは
意味記憶とは、簡単に言えば暗記などで行われる記憶です。(単純記憶とも呼ばれます)
数学の公式を覚えたり、漢字を覚えたり、人の名前を覚えたり・・・
つまり、僕たちが昔学校で勉強していた知識のほとんどが
意味記憶によって身についているわけですね。
そして、単純記憶の能力は子供の時ほど高く、
歳を重ねるごとに低下していっているとされています。
エピソード記憶とは
エピソード記憶とは、簡単に言えば「思い出」の記憶です。
この記憶には、
時代や場所やその時の感情などが含まれ、
思い出す時に「知識」ではなく
物語(エピソード)として思い出されるという特徴があります。
先ほど説明した意味記憶とは違い、
子供よりも大人の方がエピソード記憶を得意とするとされています。
(0才~4才ぐらいは好奇心旺盛で色々な事を覚えるのに、過ごした記憶がほとんど残らないのは幼児はまだエピソード記憶がほとんどできないからです)
また、意味記憶は反復学習によって記憶に残す事が多いのに対し、
エピソード記憶はたった一回の記憶で覚えてしまうという特徴もあります。
脳科学的にあなたの自己紹介はとんでもなく覚えにくい!
さて、本題に戻ります。
僕の経験上、
なかなか覚えてもらえないと嘆く人は、
お客様に「意味記憶」を強いている人が多いです。
初めまして!鈴木卓也です!
WEbマーケティングコンサルタントとして、
SNSやブログを用いた事業拡大や創業のお手伝いをしています。
・・・はい、これはよくある自己紹介ですね。
まぁコンパクトにまとめた分かりやすい自己紹介ではありますが、
◆肩書き
◆事業内容
◆名前
これらを覚えようとする行為は意味記憶なのですよ。
先ほども説明しましたが「大人が苦手」で、
「反復暗記でしか記憶されない」のが『意味記憶』です。
お客様が意識してあなたの事を覚えようとしてくるならば覚えてもらえるかもしれませんが、
情報飛び交うWEBや出逢いの多い交流会などで、
相手が自分の事を特別視して覚えてくれるなんて・・・
まぁ・・・ほとんどありえないですよね。
名前を覚えて欲しいならザイオンス効果も狙え!
◆肩書き
◆事業内容
◆名前
こういった意味記憶扱いされる情報を覚えてもらうには
基本的に何度も接触して覚えてもらうほかありません。
あなたは単純接触効果、ザイオンス効果って言葉を聞いたことあるでしょうか?
ザイオンス効果とは
ザイオンス効果とは、
ある人物に対して、何度も聞いたり、見たり、触れたりと、
どのような形であれ接触回数と接触時間が多くなればなるほど、
それに比例してその人の第一印象がどんどん膨れ上がっていき、
無意識に特別視するようになっていく人間心理のことです。
「接触回数」「接触時間」の比例して親密度が上がる。
更に、その接触は少し視界に入るだけですら効果がある!
・・・と言う事で、
多くの企業が顧客との親密度を上げるために、
顧客との接触回数や時間を増やすアプローチをしている事が多いです。
実際、このザイオンス効果はシンプルながら非常に有効なので、
僕も良くクライアントにはこれを狙ったマーケティングを提案しています。
それに、複数アプローチするという行為は
「意味記憶」を定着させるという見解からも有効ですからね。
一発で覚えられにくい名前や肩書きも相手に覚えてもらいやすくなります。
なるほど!
では、手紙や訪問、あとフェイスブックなどで、
何度も声をかけ続ければいいんですね!
んー、確かにその通りなのですが、鈴木さんはそのままだと失敗しますよ。
鈴木さんはザイオンス効果を成立させるうえで重要な部分が全くできていません。。
えぇぇぇ!?
なんなんですかそれは?
実はもうヒントが書いてあったんですけどね。笑
先ほど僕が書いたザイオンス効果の説明をもう一度読んでみてください。
えーと…。ザイオンス効果とは、
ある人物に対して、何度も聞いたり、見たり、触れたりと、
どのような形であれ接触回数と接触時間が多くなればなるほど、
それに比例してその人の第一印象がどんどん膨れ上がっていき、
無意識に特別視するようになっていく人間心理のことです。
そう、その通りです。
ある人物に対して、何度も聞いたり、見たり、触れたりと、
どのような形であれ接触回数と接触時間が多くなればなるほど、
それに比例してその人の第一印象がどんどん膨れ上がっていき、
無意識に特別視するようになっていく人間心理がザイオンス効果なんですよ。
でも、そもそも鈴木さん・・・第一印象が弱いですよね?
覚えてもない人から沢山アプローチが届いても、
下手すりゃスパムみたいな迷惑行為と大差ない扱いを受けますよ?
接触すればするほどマイナスイメージが加速していく、
負のザイオンス効果が起こってしまいます。頑張れば頑張るほど嫌われますよ。
名前がいくら覚えてもらっても印象が悪かったら全く意味がありません。
ゑ・・・・!?
・・・ど、どうすればいいのでしょう・・・。
実は、鈴木さんだけじゃなくて多くの人が困っているんですよねこれ。
大丈夫!良い方法があります!
その方法こそが、エピソード記憶を活用する方法です!
意味記憶とザイオンス効果を最大限に生かすために、
初回でエピソード記憶をお客様に植え付けよう!
名前や肩書を覚えてもらいつつ親密度を上げるには
何度も反復して覚えてもらう必要があって、
でも、何度も接触して前向きにこちらの話を聞いてもらうには
第一印象で良いイメージを持ってもらう必要がある。
それがここまでの流れでしたが、ではその第一印象をどう作ればいいのか?
その答えが「エピソード記憶」にあります。
エピソード記憶がどんなものだったか覚えていますか?
エピソード記憶とは、簡単に言えば「思い出」の記憶です。
この記憶には、
時代や場所やその時の感情などが含まれ、
思い出す時に「知識」ではなく
物語(エピソード)として思い出されるという特徴があります。意味記憶とは違い、子供よりも大人の方がエピソード記憶を得意とするとされています。
また、意味記憶は反復学習によって記憶に残す事が多いのに対し、
エピソード記憶はたった一回の記憶で覚えてしまうという特徴もあります。
これがさっき書いた説明でしたよね。
そう、エピソード記憶は
「大人が得意としていて」「1回で覚えられる」
そういう記憶なんですよ。
1つ面白い例をあげると、
古代ギリシャやエジプトの文化や言語などは
とうの昔に我々の記憶から忘れられていて、今では謎が多く、
考古学者たちが一生懸命それらを遺跡から読み取ろうとしていますよね?
でも、大昔の神話とかってかなりハッキリ残っているじゃないですか。
なぜこのような事が起こっているかというと、
神話にはストーリー(エピソード)があって
人の記憶に残りやすいからなんですよ。
だから神話は語り継がれて、文化は語り継がれれなかったわけです。
そう考えると、
とてもありがたい記憶ですよねエピソード記憶
これは使わない手なんてありません!
ですから、ネットでも対面でもファーストコンタクトの際に
エピソード記憶を誘発させる自己紹介をすればいいんです。
エピソード記憶を意識した僕の自己紹介はこちら
僕の場合、名前や肩書を覚えてもらってなくとも、
あの電柱の陰に隠れている人ですか?
とか
年中アウトドアばかりしている方ですよね?
なんて呼ばれます。笑
これは、僕が自己紹介の時に
いやぁ・・・。僕って極度の人見知りなので、
昔、家のセールスしていた時も訪問がほんと大っ嫌いでしてね。
でも訪問した報告は会社にしないといけないから、
いつもお客さん宅近くの電柱の陰に隠れてお客さん宅を偵察して、
お客さんが不在なのを確認してからチャイム鳴らしていたんです。笑
なんとか訪問しないで家売れないかと試行錯誤した結果、
手紙書いて郵送する方法思いついてそれでトップセールスになっちゃいました。
今はその経験生かして、顧客アプローチを教えるコンサルタントや、
文章を代筆するセールスコピーライターとして活動しています。
と、こんな自己紹介を、
対面の場合は電柱に隠れるジェスチャーと共にしていたお陰です。
ちなみにネットの場合は、こんな写真を一緒に届けていました。
これは一度伝えたらなかなか忘れられない自信があります。笑
アウトドアの話も似たようなもので、
最近では毎月1回以上は必ずキャンプしていたりするので、
そう言ったエピソードをお話しすると良く覚えていただけています。
僕はとにかくアウトドアが好きなので、毎月のようにキャンプしてます。
特に焚火が好きなので、
車にはいつも焚火セットが乗ってますよ^^
お陰で、周りのビジネス仲間からは職業を
「キャンパー」だの「BBQマスター」だのと
本気で思われています。笑
ほんとはコンサルタントやセールスコピーライターとして、
事業や起業のお手伝いをする事が仕事なのですけどね^^;
・・・と、こんな感じでしょうか、
その時は、最近行ったキャンプ写真を見てもらうようにしています^^
このように、ファーストコンタクト時に、
相手の印象が残りやすいストーリを伝えることで、
僕は、名前や肩書を覚えられなくともかなり忘れられない存在になれています。
そして、エピソードを交えた自己紹介は
覚えられやすい以上にとても親しまれやすいので
後々の人間関係構築がとてもスムーズにできます。
対面であってもネットであっても、
エピソード記憶を活用したPRは効果絶大なので、
ぜひ取り入れてくださいね。
効果的なエピソードの作り方とか差し込み方、
そういう所にも自慢のテクニックがあるのですが、
今日はもうだいぶ長文になってしまったのでこれまでにしましょう^^
またの機会で、印象に残りやすいエピソードテクニック披露します。
総括
名前、肩書、事業内容、商品名、などは脳科学的に覚えられにくい物である(意味記憶)
意味記憶を定着させるには、お客様に何度も接触して反復記憶して貰う必要があり、
接触頻度を上げる事はザイオンス効果の観点からも有効である。
会えば会うほど意味記憶は強化され、ザイオンス効果により親密度も上がっていく。
しかし、最初の印象が薄い状態で繰り返しアプローチするのは、
スパマーや迷惑行為とみなされて、努力が悪影響にすらなりうる危険がある。
よって、初回にいかに親しみやすい印象を記憶してもらえるかが非常に大切で、
その方法はエピソード記憶を活用する事で上手くいく。
人はストーリー(エピソード)化されたものは、
1回で覚えやすい傾向があるので、ファーストコンタクト時に、
PRしたい物にまつわるストーリーを語るように心がけると、
その後のザイオンス効果や意味記憶をより効果的に積み重ねる事ができる。
では、今日は長文お読みいただきありがとうございました^^
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