AI×メールで売り込みゼロの『自然体ビジネス』設計士。長嶺圭一郎です。

突然ですが、あなたはメルマガの「読者数」ばかりを追いかけて、一喜憂憂してしまっていませんか?

「リストが1,000人突破!」と喜んだのも束の間、メルマガを送ってもほとんど反応がない…。商品をご案内しても、まったく売れない…。そんな経験、もしかしたらあるかもしれませんね。この記事では、そんな「数」の呪縛から解放され、本当にあなたのビジネスを成長させてくれる「質の高いリスト」の考え方について、僕の経験も交えながらお話ししたいと思います。

この記事の要約

  • メルマガのリストは、単純な「量」よりも、あなたとの関係性が深い「質」が何より重要です。
  • 質の高いリストとは、あなたのメッセージを心から求めている人たちの集まりであり、ビジネスの安定資産になります。
  • 集客数が他所の7分の1という逆境を乗り越えられたのも、少ないリストから高い成約率を出せたのも、すべてはこの「質」にこだわったからです。

そのメルマガリスト、数を集めるだけで満足していませんか?

「読者は多いのに売れない…」僕も経験した数の罠

メルマガ読者が増えること自体は、もちろん嬉しいことですよね。僕も数字が増えるたびに、心の中でガッツポーズをしています(笑)。でも、その数字が本当にビジネスの成果につながっているか、一度立ち止まって考えてみてほしいんです。

こう思ったこと、ありませんか?「無料プレゼントを豪華にしたら登録者数は増えたけど、肝心の開封率やクリック率が下がってしまった…」と。これ、実は多くの人が陥りがちな「リストマーケティングの罠」なんです。数を集めること自体が目的になってしまうと、本当に届けたいはずのメッセージが、誰にも届かない…なんていう、悲しい事態に陥ってしまうんですよね。

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開封率が下がってしまう原因と、具体的な改善策については、こちらの記事で詳しく解説しています。

→ 【保存版】メルマガ開封率を上げる方法|読まれるメールの作り方

メルマガ初心者の方が失敗しないための具体的な手順は、こちらの記事が参考になります。

→ リストマーケティングの始め方|初心者がメルマガで失敗しない手順

1,000人のリストより100人のファンが大切な理由

少し想像してみてください。あなたの目の前に、1,000人の人がいるとします。でも、そのほとんどはあなたに興味がなく、下を向いてスマホをいじっている状態。一方で、別の場所には100人の人がいます。彼らは全員があなたの目をまっすぐに見て、熱心に話に耳を傾けてくれている。

どちらの人たちに、あなたは自分の商品やサービスの話をしたいと思うでしょうか?答えは、きっと明らかですよね。

ビジネスもこれと全く同じで、1,000人の無関心なリストよりも、あなたの言葉を信じ、応援してくれる100人の「ファン」とも言えるリストの方が、何倍も、何十倍も価値があるんです。どうでしょう? 少し、心が軽くなりませんか?

「お客さんが来ない…」逆境が教えてくれた”質”の重要性

僕がこの「質」の重要性に気づいた原点は、新卒で入社した住宅メーカー時代の経験にあります。

僕が配属されたのは、東海地区27拠点の中で、最もお客様が来ない営業所でした。その集客数は、なんと他の営業所の7分の1程度。週末に展示場で待っていても、誰も来ないのが当たり前でした。数を追う戦略が物理的に不可能だった僕に残された道は、たった一つ。

それは、目の前にいる一人、あるいは手紙やメールが届く先の一人と、誰よりも深く、真剣に向き合うことでした。数をこなせないなら、一件あたりの「関係性の質」で勝負するしかなかったんです。この経験が、僕のリストマーケティングにおける揺るぎない哲学の原点になりました。

「質の高いリスト」がもたらした、驚くべき成果

この「一人と向き合う」という考え方は、独立後のオンラインでのビジネスでも、驚くような結果をもたらしてくれました。

事例1:64人に案内して46人が購入(成約率71.9%)

最近、僕自身が作った約2万円の商品をプロモーションした際のことです。ご案内したのは、たった64名の方でした。しかし、最終的に46名もの方が購入してくださったんです。成約率は71.9%。これは、リストの母数こそ少ないですが、僕のメッセージを求めてくれる「質の高い」方々だったからこそ生まれた成果です。

事例2:30万円の高額商品が4人に1人売れた理由

もう一つ、約30万円という高額商品の事例です。この時ご案内したのも109名と、決して多くはありません。それでも、26名もの方が「買います」と手を挙げてくださいました。成約率は23.9%。約4人に1人です。

高額商品が売れるか否かは、お客様との間にどれだけ深く、強固な信頼関係が築けているかが全てです。日々の地道なコミュニケーションの中で、銀行預金のようにコツコツと「信頼残高」を積み上げてきたからこそ、リストの「質」が極限まで高まり、この結果に繋がったのだと考えています。

あなたのリストの「質」を今日から高める方法

「理屈は分かったけど、具体的にどうすれば…?」と思いますよね。大丈夫です。難しく考える必要はありません。僕もやっている、簡単なステップをご紹介します。

入り口をデザインする:「誰に」来てほしいかを明確に

まずは、リストの「入り口」である無料プレゼント(オファー)を見直してみましょう。「誰でも使える便利ツール!」のような漠然としたものではなく、「〇〇に悩む一人社長のための、△△解決シート」のように、来てほしい人をグッと絞り込むんです。

そうすることで、「あ、これ、私のことだ!」と感じた人だけが登録してくれるようになり、リストの質は自然と高まっていきます。まさに、家の表札をちゃんと出すようなものですね。

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読者との良い関係を築くためのプレゼント設計については、こちらの記事で新しい考え方をご紹介しています。

→ 【リストマーケティングの新常識】集めるより育てよう!今やるべきこと

日々の発信で価値観を伝える:ファンだけが残る仕組み

そして、日々のメルマガやSNSでは、ノウハウだけでなく、あなたの「価値観」や「想い」を少しだけ語ってみてください。

僕のミッションは「きれいごとだけで食べていける人を増やす」ことなんですが、こういう話をすると、共感してくれる人もいれば、「甘いな」と感じて離れていく人もいます。でも、それでいいんです。むしろ、それでいいからこそ、残ってくれた方々との絆はより一層深まるんですよね。

読者が減るのを恐れる必要はありません。それは、お互いにとっての「良いお別れ」。そう考えることで、もっと自分らしく発信できるようになるはずです。

【発展編】リストの質をこっそり測ってみよう

もし余裕があれば、ご自身のメルマガ配信スタンドの数字を少しだけ覗いてみてください。難しく考える必要はありません。「開封率」や「クリック率」が主な指標です。

そしてもう一つ、とても大切なのが「迷惑メール報告率」。これはGoogleなどのメールサービス提供者が非常に厳しく見ていて、0.1%未満に抑えることが推奨されています。これを超えると、メールが届きにくくなる危険信号。リストの質を測る、重要な健康診断だと思ってくださいね。

質の高いリストがもたらす「自然体ビジネス」の可能性

リストの「質」にこだわるようになると、不思議なことに、ビジネスがとても楽になります。無駄な集客に追われることがなくなり、少ない労力で大きな成果が上がるようになる。そして何より、自分を応援してくれる温かいお客様に囲まれて、ストレスなく仕事ができるようになります。

リストの数を追いかける消耗戦から、そろそろ卒業しませんか?

あなたのメッセージを、本当に待っている人が必ずいます。その人たちと丁寧に関係を築いていく。それこそが、僕の目指す「自然体ビジネス」の第一歩なんだと思うんですよね。

よくあるご質問(Q&A)

Q. 結局のところ、「質の高いリスト」って何ですか?

A. あなたのメッセージを「待ってました!」と喜んでくれる人たちであり、あなたとの間に深い信頼関係が築けているリストのことです。迷惑メール報告が少なく、開封やクリックといった反応が温かいのが特徴です。

Q. リストの質を高めるために、まず何から始めればいいですか?

A. まずは「入り口」を見直すことです。「誰に届けたいのか」を明確にし、その人にだけ響くような無料プレゼントを用意することから始めてみてください。

もっと深く学びたい方は、以下の記事もぜひ参考にしてみてください。

▼具体的なリスト構築法について知りたい方はこちら

→ 【リストマーケティング完全ガイド】顧客リスト100人の壁を越える

▼「嫌われずに売れる」セールスの秘密を知りたい方はこちら

→ 売り込み嫌い必見!成約率22%を叩き出した「嫌われないセールス」

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