
AI×メールで売り込みゼロの『自然体ビジネス』設計士。長嶺圭一郎です。
さて、これを読んでくださっているあなたは、きっと真面目にビジネスに取り組んでいる方だと思います。だからこそ、こんな風に思ったこと、ありませんか?
「メルマガを送りたいけど、何か特別な案内がないと送っちゃいけない気がする…」
「普段は連絡しないのに、売り込みの時だけメールを送ったら、嫌われるんじゃないかな…」
その気持ち、僕もめちゃくちゃよく分かります。少し気恥ずかしいというか、相手にどう思われるか気になりますよね。
この記事の要約
- リストマーケティングの成功の鍵は、売り込みではなく「関係構築」にあります。
- 特別な用事がなくても送る「どうでもいい話」が、お客様との距離をぐっと縮めます。
- 発信するネタがないなら、ネタを作るために日常を少しだけ変えてみるのがおすすめです。
「特別な用事がないとメルマガは送れない」その思い込み、ありませんか?
多くの方が、「メルマガ=お知らせやセールス情報を送るもの」と考えているかもしれません。もちろん、それも大切な役割の一つです。でも、それだけだと、ちょっともったいないんですよね。
「売り込みだと思われたくない…」その気持ち、痛いほど分かります
普段まったく連絡してこないのに、何か売りたい時だけ連絡してくる人って、どうでしょう?正直、ちょっと距離を置きたくなりませんか?
僕自身、もともと「重度の人見知り」で、住宅営業時代は飛び込み営業が苦手すぎて、電柱の陰に3時間隠れていたこともあるくらいなんです。だからこそ、「売り込む」という行為への抵抗感が人一倍強いのかもしれません。
でも、そんな僕がトップセールスになれたのは、実は「売らない連絡」を大切にしていたからなんです。
多くの人が誤解しているメルマガマーケティングの本当の役割
SNSなどが「出会いの場」だとしたら、メルマガはもっとパーソナルな「お付き合いの場」です。
あなたに興味を持って、わざわざメールアドレスを登録してくれた方々なんです。そんな特別な関係だからこそ、お役立ち情報だけでなく、あなたの人柄が伝わるような発信が、実はすごく喜ばれるんですよ。
トップセールス時代に学んだ「売らない手紙」の驚くべき効果
僕が今メルマガでやっていることの原点は、会社員時代の「手紙」にあります。当時はまだメルマガなんて主流じゃなかったので、手紙を送っていたんですよね。
僕がリスペクトした営業マンが送っていた「どうでもいい話」
僕がお手本にしていた菊原さんというスゴ腕の営業マンがいたんですが、その方がやっていたのが、まさに「どうでもいい話」を送ることだったんです。
例えば、旅行に行ったら、その旅先からお客さんにポストカードを送る。そこに住宅の情報なんて一言も書いてないんですよ。「どこそこへ旅行に来ました!」って、ただそれだけ。すごいですよね、これを送料のかかる手紙でやるんですから。
目的のない接点こそが、リストマーケティング最強の武器になる
でも、だからこそ、お客さんとの間に特別な信頼関係が生まれるんですよね。「ただの営業マン」ではなく、「〇〇さん」という一人の人間として見てもらえるようになる。
僕も真似して、自分の娘の成長記録を手紙に書いたりしていました。そうすると、お客さんが僕という人間に興味を持ってくれて、何かあった時に「長嶺さんにお願いしたい」と思ってくれる。商品がどうこうの前に、まず「僕だから」選んでいただけたんです。これって、すごく嬉しいことだと思いませんか?
この「目的のない接点」を持つこと。これこそが、僕が考えるリストマーケティングの心臓部なんです。
「発信するネタがない」を卒業!日常が輝きだす逆転の発想術
ここまで読んで、「でも長嶺さんみたいに、バーベキューをしたり、特別な趣味もないし、発信するネタなんてないよ…」と思った方もいるかもしれません。
すごく気持ちは分かります。僕も昔は仕事人間で、プライベートなんて何もなかったですから。
発信するために、日常をちょっとしたイベントに変えてみませんか?
実は僕、順番が逆なんです。面白い人生を送っているから発信するんじゃなくて、「発信するために、面白いことを探そう」と思って、色々なことを始めました。
いわば、人生を豊かにするための「心の筋トレ」みたいなものかもしれませんね。最初は、休日にちょっと山へ走りに行ってみて、その写真を撮って手紙に載せる、そんな小さなことからでした。
あなたの「当たり前の日常」がお客様の「特別な情報」になる
あなたが専門家として活動しているなら、そのライフスタイル自体がお客様にとっては貴重な情報源なんです。
例えば、健康系の発信をしている方なら、普段どんな健康習慣を実践しているのか、気になりませんか?僕自身も、すごいなと思うYouTuberさんがどんな風に仕事をしているのか、そのライフスタイルを紹介している動画をわざわざ探しに行ったりしますからね。
あなたの当たり前が、誰かの「もっと知りたい!」につながっている。そう思うと、少しだけ世界が違って見えてきませんか?
関係構築から始めるリストマーケティングが、ビジネスを安定させる理由
普段からあなたの人柄に触れていると、読者の方はだんだん親戚のような気持ちであなたを見守ってくれるようになります。
そして、あなたが本気で何かを伝えたい時、PRを始めた時に、その言葉がすごく響くようになるんです。毎日「必見です!」と叫んでいると、オオカミ少年みたいになっちゃいますからね。天気予報の「今期最大級の台風」みたいに、どれが本当にすごいのか分からなくなってしまう(笑)。
緩急をつけるからこそ、伝えたいことが、伝えたい瞬間に、まっすぐ届く。
他の人がやっていないなら、それは大きなチャンスです。ぜひ、あなたらしい「売らない発信」を、少しずつでいいので始めてみてください。それが、あなたとお客様の間に、誰にも真似できない温かい関係を築いてくれるはずです。
僕も、今日はこれから行きつけのお店に鮎を食べに行く予定です。またそんな話もSNSで投稿するかもしれません(笑)。
「売らない発信」、今日からできる小さな一歩
とはいえ、「じゃあ具体的にどうすれば?」と思いますよね。難しく考えすぎず、まずはこんなことから試してみてはいかがでしょう。
- 配信の頻度とバランスまずは週に1回、いつものお役立ち情報に加えて、ちょっとした雑談を送ってみる。僕の感覚ですが、例えば「お役立ち情報:7割、雑談や人柄が伝わる話:2割、お知らせ:1割」くらいのバランスが、読んでいる方も心地良いかもしれませんね。
- “どうでもいい話”のネタ探し例えば、仕事での小さな失敗談、最近見つけたお気に入りのカフェの話、お客様からいただいた嬉しい言葉の裏話など、あなたの日常にある「小さな物語」でいいんです。「1つの出来事から、1つの学びや感情を伝える」と意識すると、ネタが見つかりやすくなりますよ。
よくあるご質問(Q&A)
Q1. 売り込まないメルマガとは、具体的にどんなものですか?
A1. 商品の案内よりも、あなたの人柄や日常を共有することに重きを置き、読者との信頼関係を育てるメルマガのことです。心理学でいう「単純接触効果」や「自己開示」のように、何度も触れ合うことで親近感が湧き、いざという時に頼られる存在を目指します。
Q2. 配信頻度と内容の比率は、どれくらいが良いですか?
A2. まずは週1〜3通を目安に。例えば「役立つ情報7:雑談2:お知らせ1」のように、短期的な売上よりも長期的な関係づくりを大切にしたバランスがおすすめです。
Q3. 何を書けば良いですか?ネタの作り方が分かりません。
A3. 「小さな失敗談」「最近ハマっていること」「仕事の裏側」「お客様との心温まるエピソード」「地元の美味しいお店の話」など、あなたの日常を観察することから始めてみてください。「1つの出来事から、1つの学びや感情を伝える」と意識すると、書きやすいですよ。
Q4. 法的に気をつける点はありますか?
A4. メルマガ配信には「特定電子メール法」という法律が関係します。読者の同意を得てから送ること(オプトイン)、そしていつでも配信停止できる案内(オプトアウト)を明記することが大切です。詳しくは専門の記事も参考にしてくださいね。
いかがでしたか?
「売らない発信」の重要性、少しでも伝わっていたら嬉しいです。
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あなたのビジネスが、もっと自然体で、もっと楽しくなるヒントが、きっと見つかると思います。
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この記事を書いた人
長嶺 圭一郎
AI×メールで売り込みゼロの『自然体ビジネス』設計士。元々は重度の人見知りで、電柱の陰に隠れるほどの落ちこぼれ住宅営業マン。お客様と手紙で関係を築く「リストマーケティング」でトップセールスとなり独立。現在はその経験を活かし、AIを使って専門家が自分らしく輝けるビジネスの仕組みづくりをサポートしている。
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