どうもセールスコピーライターの長嶺です。

少し古い映画ですが、「ホビット」を鑑賞しました。

いやぁ・・・

とってもガンダルフがガンダルフでガンダルフな映画でしたね。

あ、ちなみにガンダルフはこのおじいちゃんです↓

映画から学ぶコピーライティング

ホビットは10年ほど前に一世を風靡したロードオブザリングの過去編にあたるお話で、このガンダルフはロードオブザリングでも主力として活躍した凄いおじいちゃんです。

そして、今回は味方がロードオブザリングよりも弱いので、ただでさえロードオブザリングで強キャラだったガンダルフの強さがより際立って光りまくります、(ええ、文字通り光ります)

ヨボヨボの爺さんのくせに、走るわ、飛ぶわ、剣使うわ、魔法使うわ。
更に味方の中で一番頭も良くて超博識!挙句の果てに召喚獣まで呼び寄せます。笑

・・・もうね、真面目(?)になまくら剣やこん棒で戦っている敵と味方は「ポッカーン」ですよ。

先頭きって敵の大軍をなぎ倒し、おじいちゃんらしからぬ動きで一騎当千!
無双シリーズで有名なKOEIがゲーム化するのも時間の問題でしょう。

しかし、何故かこの映画ではありとあらゆる事情でガンダルフが旅の一行から度々はぐれる展開が続きます。
もしくはガンダルフが諸事情で戦闘に参加できなかったりしますし。

んーーーーーむ。。。このおじいちゃん、実は少しばかり失踪癖がありましてね・・・前作ロードオブザリングでもこの癖は健在でした。

こういう部分は頭がいいはずのガンダルフらしかぬマヌケっぷりですね。お陰で劇中では頻繁に絶体絶命のピンチを迎えてしまいます。

「おぃ!ガンダルフ何してんだよ!味方ピンチだぞ!」
「ガンダルフはどこ行ったぁぁぁぁああぁ」
「おじいちゃぁぁあぁぁん!たすけてぇぇえぇぇ!」

と、見ているこちらはドキドキハラハラするわけですよ。

真面目な話、流石に途中からガンダルフ失踪頻度が多すぎて、行先を告げずにフラッとでかけるおじいちゃんを見ている気分になります。

しかし、これがこの映画の醍醐味なのですよねぇ

観客は平凡な冒険(文章)なんて望んではいない。

なぜなら、いくら最強のガンダルフの攻撃が派手で爽快だとしても、それは事前のピンチがあるから盛り上がるのですよ。

つまり、ガンダルフがずっといたら旅は順調でも映画としては盛り上がりに欠ける駄作になってしまうわけですね。
映画が駄作になると大人の事情により彼らの冒険資金(?)がままならなくなります。そりゃ困りますな。

きっと映画の脚本家はいかにガンダルフを自然に退場させるかにとても神経を使った事でしょう。

つまり、ガンダルフは演出のために、重要な所で姿をくらます残念な『失踪癖スキル』を付加させられたわけです。笑

そして、ここにはライティングテクニックにつながる大きなヒントが隠されています。

読者を飽きさせないライティングテクニック。話の振れ幅を作る

物語の中に振れ幅を作る、これは観客を引き込む演出の基本ともいうべきテクニックです。

ピンチがあるからチャンスが映える。
幸福があるから絶望が映え
失敗があるから成功が映える

マイナスからプラスなのか、プラスからマイナスなのか、それは物語の展開次第でしょうが、俗にいう「眠くなる展開」っていうのは大概この振れ幅が乏しい展開の時に訪れます。

そしてこの話は映画だけにとどまらず、読者を惹き込ませる文章を書く上でも重要なテクニックです

同じ事を伝えたい文章でも、演出や表現方法を変えるだけで読み手への印象は全くと言っていいほど違ってきます。

もう一つ言うとセールスも同様ですね。腕のいいセールスマンは腕のいい演出家でもあります。

自分が相手に訴えたい気持ちを、

如何に感動的に見せるか
如何に衝撃的に見せるか
如何に魅力的に魅せるか

これを考えないで、ただ無機質に文字列を伝えているだけでは、誰も心を動かされないし、読みたいとも思いませんし、
当然お金を出して買いたいと思いません。

だから「演出」はどれだけ短い文章であっても気にするべきです。それこそサイトタイトルにも振れ幅を導入するとかなり惹き込まれるタイトルになりますよ。

もちろん、ライティングによる演出技術は今日お話しした「振れ幅」だけではありませんので、これからもちょくちょくご紹介させて頂こうと思います。またの機会をお楽しみに。

では、今日はこの辺で。

※追伸

ストーリーライティングについてさらに詳しく書きました。
この記事が役に立ったならきっとこちらも役に立ちます^^

小説を書くようにWEBライティングすべし!ストーリーライティングは発信者に必須のスキルだ!

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