どうも、セールスコピーライターの長嶺です。
「誰でも稼げる秘密のビジネスをあなただけにコッソリ教えます!(キリッ」
「今最も勢いのあるビジネスを紹介します。今乗れば簡単に稼げますよ!(キャハッ♪」
僕はWEBを中心にかれこれ5年ほど活動してますが、
スピードの早いWEBにおいてもこの手の勧誘は昔からまったく手法変わりませんね。笑
あまりにも変わらないので今や見かけても1pmすら感情が動きません。
※補足説明※
ピコメートル(Picometre、記号pm)は、国際単位系の長さの単位で、10-12メートル(m)。
つまり、0.000000001mmって事です。まぁどうでもイイ情報ですw
しかし、創業初期の方だとこういう『マル秘』情報って気になってしまうものだと思います。
この手の「簡単に稼げる情報」ってのには、
必ず「どうしようもない私でもこれで稼げました!(*^▽^*)」なんてお話がワンセットになっているので、
おぉ!?それならば僕にも出来るんじゃね?
なぁんて思ってしまいますよね。
(ベネフィット(憧れの未来)訴求はセールスの常套手段です)
こうして多くの方が我先にとその『マル秘情報』申し込みに行って…そして早けりゃ数日後に
変なビジネスを掴まされてしまいました・・・
と、まるで別人のように意気消沈して僕の下へ相談しに来るわけです。
(この流れも5年間ずっと変わりません。哀しい事に。。。)
おいおいおいおい!
誰でも稼げるビジネスなんて存在しないよ!
甘ったれんなこんちきしょう!斧で掻っ捌くぞクラァ!
・・・なんて言うのは簡単ですが、その理屈をしっかりと書けている人は少ないので、今日はそこんところを真面目に書いてまいりましょう。
成功哲学満載!UVERworldの『NO1』をまず5回聞こうぜ。
まず成功したい人はこの曲を歌詞を意識しながら5回聞きましょう。
喉に自信があるならカラオケでも持ち歌にするとカッコいいですよ!僕はもう諦めたけど!!
と、まぁこの曲の歌詞は全体的に素晴らしいんですけど、ぜひ注目してほしい所があるのでそこだけ抜粋しますね。
我らこそが only one
紛(まが)い物たちよ 真似るがいい
追いつかれない場所で
おまえらを誘(いざな)う
これって平たく言えば
「お前らが真似したくなるほどの事するけど、どうせ真似しても同じにはなれねぇぜ!」
つまり「俺たちのことは真似できねぇぜ」って言ってるんですよね。
ライバルが真似できない存在だから彼らはNO1になれたんです。
これって彼ら音楽の世界に限らず起業の世界でも全く一緒だと僕は思っています。
誰でも稼げるビジネスほど初心者に怖い物はない
ハッキリ言いますが、
僕は他人が真似できるビジネスで収益化が上手くいっている起業家を、ほとんど知りません。もはや絶滅危惧種ですよ。笑
誰でも稼げるって事は、誰でもそのビジネスができるって事ですよね?
つまり、極端な話そのビジネスに「孫正義」や「ビルゲイツ」が参入してきてもおかしくない訳です。
誰でも参入できて確実に稼げるビジネスはそういう経験・行動力・資金力・知名度がある人が圧倒的に有利なんですよ。格闘技で例えるならの『無差別級バトルロワイアル』=「誰でも稼げるビジネス」なんです。
バトルロワイアルと言われたらこの映画が有名ですけど、これは限定空間で同じ年齢の生徒同士が殺し合いを強制される映画でしたよね?
親友が突然牙を剥き、味方だと思っていた相手が突然罠にハメてくる。
あなた…そんな所に放り込まれて本当に生き残れますか?
しかも、先ほど書いたようにビジネスの場合は「無差別級」ですから、ここにビルゲイツや孫正義も入ってくる可能性があるわけで、先ほどの映画の舞台にターミネーターやエイリアンが放り込まれるようなものです。
あなた…そんな所に放り込まれて本当に生き残れますか?(2回目)
※小難しいけど重要な補足説明※
どんなビジネスにも必ず市場規模というものが存在します。
市場規模ってのは簡単に言えばその市場でどれぐらいのお金が動いているのかを現した数字です。
これが1億円規模の市場ならば、その総額1億円を同じ市場でビジネスをする者同士で奪い合うわけです。
100人ライバルがいたなら1億円市場の場合平均100万円稼げる計算ですが、実際には3000万とか稼ぐ実力者も複数現れるわけで、実力のない人はほとんど稼げない構図となって行きます。
誰でも稼げるビジネスは初心者禁制の激戦区なんです。
それにもかかわらず
実力不足な僕が稼ぐには、
まず誰でもできるビジネスから始めないといけない!
と考える人ばかりで、多くの初心者がわざわざ死地へ向かってしまいます。
そう思うように一悪徳販売者が仕向けていると言っても良いでしょう。
初心者のほうが売りやすいのでカモにされちゃうわけですね。
知らない方が良かった!?稼がせる系業界の裏話
いくつか怖い話をしましょうか。
まずひとつめは先ほど話したお話しです。
ビジネス初心者ほど「騙しやすいお客様」はいないのですよ。
ですから、初心者は気持ち悪いぐらい狙われます。
①ビジネス初心者は騙しやすい
よく「ビジネス初心者なんで色々教えてください」と自己紹介に書いている人がいますけど「私を騙してください」と同意語なんで気を付けましょう。いわゆるカモがネギをしょってやってくるってやつです。
僕は以前、実験もかねてビジネス初心者を装ったアメブロアカウントを作って2週間ほどブログ更新した事があるのですが、まぁ来るわ来るわ!頼んでもないのに恩着せがましい「誰でも稼げる秘密の情報」の数々!!汗。
何故か僕の通常アカウントには一切オファーが来ませんでしたけど、初心者アカウントにはたくさん届きました。笑
そもそもの話をすると、「本当に」誰でも稼げる情報だったなら実力のある経営者や金持ちにノウハウ売った方が絶対にいいお金になるんですよ。
誰でもできるって事は、従業員にやらせる事もできるって事ですよね?
だったら経営者にとってその「情報」は個人で使うよりはるかに美味しい情報なのです。
優れた経営者ほどそう言った嗅覚に優れるので、回収できると踏めば一般人が出せないような高い金額を惜しまずに出してきます。
稼げる情報をわざわざ資金力乏しいビジネス初心者に売る行為は、実は販売者にとってもっとも稼げない行為なのです。
じゃー、何故たいして高値で売れない初心者に売るのか?って話ですよね。笑
②稼ぐ系ビジネスで楽にリピーター獲得する方法は「稼がせない事」
全てのビジネスに通じる事ですが、ビジネスで売上を上げ続ける為にはリピーター獲得が必要不可欠です。
普通、リピーターは「あの商品良かったよー!また買うわー!!」という流れで生まれる存在なのですが、実は他にも姑息で卑劣な方法が存在します。
僕はこれを「ドラック式リピーター獲得術」と呼んでいるのですが、この流れはまさにドラッグです。
ドラッグって一時的な幸せを求めた人が摂取し、
その一時の幸せを味わった人は幸せを失った喪失感からまた幸せを求めドラッグを打ち・・・
そしていつしかドラッグ無しでは生きていけない中毒者となる・・・。
・・・というものですよね?
つまり、ドラッグ販売者は、幸せを求める人にかりそめの幸せを与えて、でも本当には幸せにする気がない。そんな人達なのです。
これを稼ぐ系のビジネスに置き換えれば・・・
稼ぎたい人に一時的に稼げる方法を教えて、でもそれを長続きさせない。
そして、思ったより稼げなかった人に、更に稼げる情報を提供する。
こういう流れになります。
すなわち、稼ぐ系で稼ぎ続ける一番簡単な方法はお客さんを稼がせない事なんですよ。
もちろん全く稼げない方法を教えてはリピーターは獲得できませんが、「誰でも稼げるビジネス」ならビジネスが本物でも初心者は実力者に利益を奪われ稼げなくなります。
情報は本当だった。それでも稼げなかったのは僕が悪いんだ・・・。
そう購入者に思わせる事で、このドラッグ式リピーター獲得術は成立するわけです。
・・・おー。怖い怖い!
まだこういうネタは沢山あるのですがこの辺にしときましょう。
知りたい人は直接聞きに来てください。笑
ビジネス初心者がやるべきビジネスって何?
資金も少ない・経験も少ない・実力も発展途上。
ビジネスをスタートする人達はそんな人ばかりです。
そんな人がビジネスで生き残る為の基本戦略は『ライバルと戦わない』ことです。
なお、この戦わない必勝法を学びたいなら推薦したい本があります。
[amazonjs asin=”4847018192″ locale=”JP” title=”自己プロデュース力 (ヨシモトブックス)”]
『自己プロデュース力』
この本には今は引退している元お笑い芸人島田紳助が芸能界の上位まで上り詰めたその戦略がわかりやすく書かれています。
「負ける戦いは徹底的に避ける。そうしたら勝ちしか残らない。勝ちしか残らなければ勝ち残れる」
簡単に言えばこういう成功哲学です。
僕は、島田紳助さんがヤクザとつながっている疑惑が出たときにあっさり芸能界引退したのも、この成功哲学の下での行動だと推察しています。
すなわち「詳しく話せば負けるから話さずに引退した」ということですね。(あくまで推察です。深くは突っ込まないでください。)
まぁ、この自己プロデュース論について書きだすと、また別の記事が書けてしまうので今日はこのあたりにしておいて、気になる人はぜひ買ってみてください^^
で、話を戻しまして、
誰でもできるビジネスに参入するなら、それ相応の実力や優位性をもたないと上手くいきません。
だから誰でもできるビジネスをするのではなく、
あなたにしかできないビジネスをしなくてはいけないのです。
僕が起業当時にコンサルタントになった理由
いきなり真似できないビジネスって言われても想像できないですよね?
と、言う事で起業当時の僕を例に挙げましょう。
僕は最初セールスを教えるコンサルタントとして起業しました。
まずはここに1つ目のポイントがありますが、
僕が何故セールスを教える人になったのかというと、
理由1
僕がセールスを教えられる程の経験と実績を持っていたから。
僕はとある一部上場企業のハウスメーカーで何度もトップセールス表彰を受けたことがあります。
これがセールスのコンサルタントになった最大の理由です。
しかも当時は、アフィリエイトなどで実績をあげた起業家はいても、一流企業での実績を持つ人がそれを掲げてネット業界で起業するのは大変珍しい時代でした。
こういった強みがあるなら生かさなきゃ損です。
で、まぁよくこういう話をするとね「私には強みがありません・・・。」なんて人が出て来るわけですが。
どうしても無いと言うなら根性で作ってください。
他人の10倍作業する。他人が簡単に終わらすところを敢えて手間かける。
そういう所も「強み」になります。
強みを探すつもりも作るつもりも無くて「何にも強みがないダメダメな僕でも起業したい」って人は起業を舐めすぎなのでサッサと諦めるべきだと僕は思います。(本当に強みがない人なんて絶対にいないと思いますので)
※回想※
2年ほど前に、僕は他力本願な起業相談者を厳しく突き放した事があります。
突き放した時には
「ケイイチさんは私のような弱者の事を一切思っていない!冷たすぎる!」
と憤慨コメントを頂き、更にその数日後に
「ケイイチさんと違いこんな私でもチームで支えてくれる人を見つけました。
ケイイチさんはケイイチさんの信じる道を歩んでくださいね。
私はこの方々と助け合って起業します」
とご連絡頂き、それ以降は一切やり取りしてません。
なぜならその後すぐに彼女のSNSアカウントが全て規約違反により閉鎖されたからです。
どんなビジネスに手を出したのか知りませんが、
手遅れになる前に心を入れ替えられることを望んでいます。
さて、強みを生かすという事でセールスを教えることにした僕ですが、教える方法をコンサルティングに絞って展開しました。
これにも実は理由があります。
理由2
起業当時、時間が有り余って暇だったから。笑
まず、今でこそ多くの人が行っているコンサルティングですが、僕が起業した3年前は驚くほど少なかったのです。
当時はWEBでよく展されていたサービスは「商材」や「塾」と言った個人が多人数に売るようなサービスばかり。
当時のWEBマーケティングは
如何に個人が沢山の人に低労力で物を売るか
それにフォーカスしている物ばっかりでした。
コンサルがあっても「相談はメールのみ」とか「通話は月に1回」とか、はたまたコンサルと名を付けときながら個別指導ではなく「グループ指導」だったり、そんな労力を惜しみまくったサービスがほとんどでした。
だから、当時はどちらかというと、
「コンサルなんて効率の悪いビジネスやるやつバカじゃね?
もっとネット化で自動化して稼げばいいのに( ̄∀ ̄)」
なんてコンサルは馬鹿にすらされる時代だったのです。
ただ、これって起業家の都合であって、
消費者は手厚いサポートを絶対に求めているんじゃないか?と、
起業当時の僕は感じたのですね。
起業した時の僕はもう会社を辞めていたので、時間はたっぷりとありました。
ですからこれを最大限に利用して、当時にしては珍しい
「完全個別指導」「回数無制限」「全額返金保証付き」という内容でコンサルティング業務をスタートさせる事になったのです。
①セールスの実績(しかも上場企業の)を最大限利用する。
②多くの起業家がやりたがらない完全個別指導のコンサルサービスを展開する。
これが、僕だけのビジネス(厳密に言えば他社が真似したがらない)ビジネスを構築できていたポイントでした。
その結果、僕は起業して僅か9日目に高額コンサルティングを受注しています。
なお、現在もまだ塾形式やグループコンサル形式のサービスが多いですが、だいぶ個別コンサルティングも増えて来ています。
ですから、今の時代では「完全個別コンサル」と言うだけでの差別化はもう厳しいかもしれません。
しかし、今の時代には今の時代に合った起業の仕方が存在します。
また、その見つけ方も近いうちに記事にして行きますね。
総括
誰でも出来るビジネスは、実力者しか稼げない初心者泣かせのビジネスである。
実績・実力ともに不足しているビジネス初心者こそ「自分にしかできないビジネス」を構築するべきである。
以上、まとめてしまえばたったの2行なんだけど、ここまで読んで頂きありがとうございました^^
もし、役に立ったなら「はてなブックマーク」やシェアして貰えると励みになります!
では、今日はこの辺で。
\ フォローお願いします /
おもしろいです。
続きが気になります。投稿していただいたら読もうと思います。