こんにちは、AI×リストで自然体ビジネス設計士の長嶺圭一郎です。
公式LINEのチャットProオプションが出たとき、僕の率直な感想は今も変わっていません。
またやってくれたな、公式LINE。
少し強い言い方です。でも、リストマーケティングを22年やってきた立場から見ると、これは単なるオプション追加ではありません。お客様とのやりとり、タグ、ノート、履歴といった「関係性の記録」が、プラットフォーム側の都合で条件変更される怖さが出た出来事です。
チャットProの本当の論点は、月額3,000円ではありません。顧客情報を他社のルール変更に預け続けることです。

公式LINEを使うなら、同時にメール側の受け皿も作っておくと安心です。まずリストマーケティングの学習入口で全体像を見て、併用設計は公式LINEとメルマガ併用の考え方を確認してください。
チャットProオプションで何が変わったのか
2025年3月から、LINE公式アカウントではチャットProオプションが提供されています。月額3,000円(税別)の有料オプションです。
LINEヤフー公式の説明では、基本機能とチャットProオプションで、タグやノート、保存データの扱いに差があります。たとえばタグは、基本機能では作成数が5個まで、チャットルームに付けられるタグも1個まで。チャットProオプションでは作成数300個、チャットルームごとに30個まで付けられます。ノートも、基本機能では各チャットルーム1件、チャットProオプションでは最大1,000件です。
公式情報は、LINEヤフー for Business のLINEチャット機能の解説と、チャットProオプションの説明で確認できます。
問題は月額3,000円そのものではない
誤解してほしくないのですが、僕は有料サービスそのものを否定しているわけではありません。便利な機能にお金がかかるのは自然です。
問題は、最初は無料や低コストで始めやすく見せておき、使い込むほど移りにくくなったあとで、顧客管理に必要な機能が有料化される構造です。
タグ、ノート、チャット履歴は、ただの便利機能ではありません。お客様が何に興味を持っていたのか。どのイベントに参加したのか。何を購入したのか。過去にどんな相談をしたのか。こういう記録は、関係性を雑にしないための土台です。
ここをプラットフォーム側に握られると、運営者はだんだん身動きが取りづらくなります。

公式LINEは便利。でも、リストの主導権は自分で持つ
公式LINEは強いです。開封されやすいですし、日常的に使っている人も多い。店舗、教室、イベント案内などでは、今でも便利な場面がたくさんあります。
だから、公式LINEを使うなとは言いません。
ただし、公式LINEだけに依存するのは危険です。お客様との接点がLINEの中だけに閉じると、料金変更、仕様変更、アカウント停止、外部誘導の制限に振り回されます。
リストマーケティングの基本は、プラットフォームに依存せず、自分が主導権を持てる顧客リストを育てることです。メールアドレス、商品配送や資料送付に使う住所、購入履歴、参加履歴、相談内容。これらを自分の手元で管理できる形にしておく。
僕がよく言う「SNSは借り物、顧客リストは持ち家」という話です。借り物を使うのはいい。でも、住む場所まで全部借り物にしてはいけない。
僕は公式LINEを、顧客リストとは呼ばない
僕は、公式LINEを便利な連絡手段としては見ています。でも、顧客リストそのものとは呼びません。なぜなら、公式LINEのつながりは、最終的にLINE側のルールの中にあるからです。
メールアドレス、住所、購入履歴、相談内容。こうした情報を自分の管理できる場所に置いておくと、サービス側の仕様変更があっても、お客様との関係までは消えません。公式LINEを使うなら、便利な入口として使う。関係性の本体は、自分の顧客リストへ戻しておく。この切り分けが必要です。
2026年10月の追加メッセージ料金改定も、同じ流れで見る
この流れはチャットProだけでは終わっていません。LINEヤフー公式は、2026年10月1日から追加メッセージ料金を改定すると発表しています。20万通/月までは1通3円、20万通を超えた分は1通2.5円です。金額は税別です。
公式発表は、LINE公式アカウント 追加メッセージ料金改定のお知らせで確認できます。
月の配信数が少ないうちは、ピンと来ないかもしれません。でも、リストは育てば育つほど配信数が増えます。事業が伸びたあとに、配信単価や機能制限が効いてくる。これがプラットフォーム依存の怖さです。
公式LINEの値上げとメルマガ移行判断については、公式LINE値上げ2026年10月版の記事でも詳しく整理しています。
メルマガと同時運用しておけば、逃げ道ではなく資産になる
公式LINEを使うなら、メルマガと同時運用した方がいいです。
LINEで気軽に接点を作る。メルマガで少し深い話を届ける。必要な情報は、自分の顧客リストとして整理する。この形にしておけば、どこか一つのサービスに条件を変えられても、関係性そのものは残ります。
僕は、住宅営業時代に訪問が苦手で手紙とメールに助けられました。あのころからずっと、お客様との関係は「接点を持ったあと、どう残すか」で変わると感じています。
LINEでつながるだけで終わらせない。お客様との関係を、自分の事業の資産として育てる。ここまで含めてリストマーケティングです。
AI時代のリストマーケティングの考え方は、リストマーケティングとは何かを整理した記事でも解説しています。
リストマーケティングを体系的に学びたい方は、下のボタンから無料セミナーを受け取ってください。
無料セミナーでリストマーケティングを学ぼう!!



