
WEBセールスプランナーの長嶺圭一郎です。
「読まれない」「売れない」…その悩み、もしかしたら根本的な原因は「知らず知らずのうちに、読者から嫌われている」ことにあるのかもしれません。
何を隠そう、僕自身がその経験者です。元々は住宅営業のトップセールスでしたが、実は重度の人見知りで、飛び込み営業が本当に苦手でした。訪問先の家の近くで緊張のあまり動けなくなり、電柱の陰に3時間も隠れていた、なんて今では笑い話のような経験もあります。
そんな僕だからこそ、売り込まずに信頼されるマーケティングの重要性を誰よりも痛感してきました。今回は、情報が爆発するこの時代だからこそ知ってほしい、「嫌われないメルマガ」こそが最強の戦略である理由について、僕の実体験を交えながら徹底的に解説します。
なぜ、あなたのメルマガは“嫌われる”のか?
情報過多社会で「売り込み」が逆効果になる理由
現代人は、朝起きてから寝るまで、絶えず情報にさらされています。大手ストレージ企業Seagate社と調査会社IDCのレポートによれば、2025年に世界で生成されるデータ総量は175ゼタバイト(1兆ギガバイトの175兆倍)に達すると予測されています。
テレビ、SNS、Web広告、そして無数のプッシュ通知。この情報の洪水の中で、人々は無意識に「自分に関係ない情報」をシャットアウトするようになっています。
あなたのメルマガも、その例外ではありません。
「またセールス情報か…」
「この売り込み感、しんどいな…」
読者がそう感じた瞬間、あなたのメルマガは開封されることなくゴミ箱へと送られます。現代において、商品を売ることだけを前面に押し出すアプローチは、読者に「うざい」と認定される最短ルートなのです。
もう「リストが枯れる」時代は終わった
これからのビジネスを変える「“嫌われない”関係性」
「売り込まないと商品は売れないのでは?」そう思うかもしれません。
しかし、僕が提唱したいのは、売り込む前に顧客と長期的な信頼関係を築くという、まったく逆の発想です。
一昔前のメルマガ業界では「リストが枯れる」という言葉が当たり前のように使われていました。
これは、顧客リストを消耗品とみなし、短期的に刈り取ることだけを考えていたからです。しかし、今その手法で生き残っている人はほとんどいません。
なぜなら、短期的な売上と引き換えに、最も大切な「信頼」を失ってしまったからです。
これからの時代に求められるのは、焼畑農業的なマーケティングからの脱却です。
常に新規顧客を追い求め、広告費を垂れ流し、自転車操業を続けるビジネスモデルは、いずれ必ず疲弊します。
僕が住宅営業マン時代、集客数が他拠点の7分の1しかない営業所にいながらトップの成績を収められたのは、まさにこの「焼畑農業」の逆を行ったからです。
飛び込み営業をきっぱり諦め、その代わりに手紙やメールで一人ひとりのお客様との関係をコツコツと育てることに注力しました。
その結果、売り込まなくても「長嶺さんから買いたい」と言っていただけるようになったのです。
江戸時代の商人が火事の際に、商品やお金よりも先に「顧客台帳」を井戸に投げ込んで守ったように、長期的な信頼関係を築いた顧客リストこそが、何にも代えがたい「資産」となるのです。
SNSと違う、「メルマガ」ならではの誠実なコミュニケーション
では、具体的にどうやって「嫌われない関係」を築けばいいのでしょうか。ポイントは、SNSとの「空気感」の違いを理解することです。
- SNSは「公園の広場」:オープンな空間で、不特定多数に向けた発信が基本。
- メルマガは「自宅のポストやプライベートな部屋」:1対1の閉じた空間。
公園で知らない人に突然セールスされても軽く流せますが、自宅に毎日押しかけられたら、それはもう恐怖ですよね。メールの受信箱は、まさにそのパーソナルな空間。だからこそ、土足で踏み込むような一方的な売り込みは絶対にNGです。
メールというチャネルは、顧客が自ら「この企業(ブランド)とつながりたい」と個人情報を提供してくれた、特別な関係の証です。その信頼に応えるためには、売り込むことよりもまず、相手にとって価値のある情報を誠実に届け続けることが何よりも重要になります。
自然体で続ける「嫌われないメルマガ」3つの工夫
僕自身、人見知りを克服するために編み出したリストマーケティングで、2500人余りのメルマガに対し、49,800円の商品を販売し最高49.4%という成約率を記録したことがあります。
これは、僕が特別な才能を持っていたからではありません。誰でも実践できる、3つの地道な工夫を続けた結果です。
1. 7秒で価値が伝わる「結論ファースト」を徹底する
メール配信サービスを提供する株式会社ラクスの調査によれば、顧客がメール1通あたりに費やす平均閲覧時間の76%が「7秒以内」だという驚きの結果が出ています。7秒で読める文字数は約70文字。時候の挨拶や長い前置きを書いている暇はありません。
「このメールを読めば何が得られるのか」が瞬時にわかるよう、常に結論から書くことを徹底しましょう。
2. 「売り込み」ではなく「お役立ち」を届ける
メルマガの目的は、商品を売ることではありません。読者の悩みを解決し、信頼されることです。あなたの専門知識や経験を活かして、読者が「読んでよかった!」と思える有益な情報を発信し続けましょう。
僕が今、毎朝X(旧Twitter)で「朝ビジ!」というビジネスラジオを1450日以上も続けているのは、まさにこの「お役立ち」を届けるためです。毎日30分、ノウハウや考え方を惜しみなく発信し続けることで、聞いてくれる人との間に少しずつ信頼が生まれていくのです。
3. あなたの「人柄」が伝わるストーリーを語る
完璧なノウハウ記事だけでは、読者はファンになりません。人は、あなたの成功体験だけでなく、失敗談や日常の気づきといった人間味に共感します。
例えば、楽天市場の人気ショップ「ヒールアンドトゥ」は、開封率90%を誇るメルマガで、商品の説明よりも先にスタッフの日常の出来事をフランクな言葉で語りかけます。この「人気(ひとけ)」こそが、顧客との強い信頼関係を生み出しているのです。
まとめ:これからのマーケティングは「嫌われない」が最強の武器になる
情報が溢れかえり、誰もが売り込みにうんざりしている現代。
そんな時代だからこそ、目先の売上を追うのではなく、一人ひとりの顧客と誠実に向き合い、長期的な信頼を育てる「嫌われないメルマガ戦略」が、あなたのビジネスを根底から支える最強の武器となります。
「無理に売らなくても、自然と売れていく」
僕が掲げる「きれいごとだけで食べていける人を増やす」という理念は、まさにこの考え方が土台になっています。
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