
WEBセールスプランナーの長嶺圭一郎です。
あなたは自分の商品やサービスが「なぜか売れない…」と悩んだこと、ありませんか?
一生懸命作ったし、品質にも自信がある。それなのにお客様に響かない…。
これ、1人社長やスモールビジネスオーナーの方にとっては、本当によくある悩みだと思うんですよね。
実は、商品が売れないのにはいくつか理由があるんですが、今日はその中でも特に根本的で、多くの人が見落としがちなお客様の“欲しい”が捉えられていないというテーマについて、僕の失敗談も交えながらお話ししていこうと思います。
この記事を読み終える頃には、「なるほど、そういうことか!」と、あなたのビジネスに新しい光が見えてくるはずですよ。
狙うべきはニーズじゃない!僕たちスモールビジネスオーナーの戦場は「ウォンツ」にある
「お客様に欲しいと思われる商品を作ろう!」と考えたとき、多くの人がまず何を思い浮かべるでしょうか?
おそらく、「お客様にとって必要なもの=ニーズ」を考えがちですよね。 でも、ちょっと待ってください。僕たちのような小規模でビジネスをしている人間にとって、実はニーズ商品を狙うのはあまり得策じゃないんです。
ニーズ商品はなぜ狙ってはいけないのか?
ニーズ商品、つまりトイレットペーパーやお米のような「ないと困る生活必需品」の世界は、どうなっているでしょう?
そう、すでにあらゆる商品が出尽くしていて、熾烈な価格競争の真っ只中なんです。 この市場は、大量生産・大量販売ができる大企業の独壇場。僕たち個人が真正面から戦いを挑んでも、なかなか勝ち目はありませんよね。
もちろん、時代が変わって新しいニーズが生まれることもありますが、それを見つけ出すのは至難の業。一つの成功の裏には、10以上の失敗が隠れている世界なんです。
「あったら嬉しい」が宝の山!ウォンツ商品の魅力とは?
じゃあ、僕たちは何を狙えばいいのか? そこで注目してほしいのが**「ウォンツ(Wants)」**という言葉です。
ウォンツ商品とは、「必要ではないけど、あったら嬉しいもの」「これがあったら、毎日がもっと楽しく、便利になるよね!」というもの。 これこそ、僕たち1人社長やスモールビジネスオーナーが輝ける場所なんです。
ウォンツ商品は、僕たちのアイデア次第で無限に生み出すことができます。 他の誰にも真似できない、あなただけのオリジナル商品を作るチャンスが、ここにはゴロゴロ転がっているんですよ。どうでしょう、少しワクワクしてきませんか?
あなただけの「ウォンツ商品」を見つける3つのヒント
「ウォンツって言われても、どうやって見つければいいの?」と思いますよね。大丈夫、ちゃんとヒントはあります。僕が普段から意識している、アイデアの探し方を3つご紹介しますね。
ヒント1:他業界の成功事例に隠されたお宝を探す
自分の業界の成功事例を真似しても、二番煎じになってしまいがち。 面白いのは、まったく関係ない業界でうまくいっていることを、自分のビジネスに持ってくるという考え方です。
例えば、ある焼肉屋さんの話。希少部位のお肉が自慢なのに、お客さんはカルビやロースばかり頼む…という悩みを抱えていました。 そこで店長がヒントを得たのが、なんと**「わんこそば」**だったんです。
お椀に次々とそばが入れられるように、お客さんのお皿に「次はこのお肉どうですか?」と、お店側からおすすめの希少部位をどんどん提供するスタイルに変えたところ、これが大ヒット! 「知らないお肉を頼むのは勇気がいるけど、持ってきてもらえるなら食べてみたい」というお客さんの心を掴んだんですね。
ちなみに、何を隠そうこの僕も、昔の職場で「わんこそば対決では負けねぇ!」とギラギラしていた時期がありまして…笑。146杯食べて動けなくなったのは、今となっては少し気恥ずかしい思い出です。
ヒント2:お客様との雑談にこそアイデアの種が眠っている
お客様の声は、まさにウォンツの宝庫です。 特に、改まったアンケートよりも、懇親会や休憩中のようなリラックスした場での雑談が最高なんです。
「こんなのあったら面白いよね!」「いやいや、無理でしょ 笑」なんていう突拍子もない会話、あなたもしたことありませんか?
実はこの「できっこないけど、あったら面白い」という会話の中に、新しいビジネスのヒントが隠されています。 「無理」で終わらせずに、「もしそれをやったら、どうなっちゃうんだろう?」と考えてみる。この一歩が、大きな違いを生むんですよね。
ヒント3:思いついたアイデアはSNSでつぶやいてみよう
「これ、面白いかも?」と思いついたアイデアは、ぜひX(旧Twitter)などでつぶやいてみてください。
反応が良ければGOサイン、もしスルーされてしまっても、それはそれでデータになります。 完璧な商品になるまで待つ必要なんてないんです。
僕自身、今では年間3,000人以上の方にご参加いただけるようになった「Canvaセミナー」も、もともとは懇親会での「長嶺さんみたいな、デザイナーじゃない人が実践で使ってるテクニックが知りたい」という一言がきっかけでした。 「デザイナーじゃない僕がデザインセミナーなんて…」と思っていたんですが、試しに「こんなセミナーに興味ありますか?」とつぶやいてみたら、ものすごい反響があって。 蓋を開けてみたら、なんと600人も集まってくださったんです。
ウォンツ商品はファンを作る!失敗さえも武器になるマーケティング
ウォンツ商品のすごいところは、ただ売れるだけじゃないんです。あなたのファンを増やしてくれるんですよ。
ペヤングやガリガリ君を思い出してみてください。彼らは時々、とんでもない味を出しますよね 笑。 ガリガリ君のナポリタン味なんて、2億円の大赤字だったそうです。
でも、僕たちは「またペヤングが面白いことやってるぞ!」と、そのチャレンジ精神ごと楽しんでいませんか? 当たれば利益、たとえ当たらなくても「あの人、いつも面白いことに挑戦してるな」という姿勢が伝わり、それが応援につながる。 前向きなチャレンジャーは、このSNS時代、めちゃくちゃ応援されやすいんです。
アイデア出しは「脳の筋トレ」、ストックがあなたを助ける
ここまで読んで、「自分にはそんなアイデアは出せないよ…」と思った方もいるかもしれません。でも、安心してください。アイデア出しは、才能ではなく**「脳の筋トレ」**のようなもの。 普段からアイデアを出すクセをつけていると、だんだんと思考の幅が広がっていくんです。
AKB48の生みの親である秋元康さんは、普段から思いついた言葉を「言葉のリュックサック」にストックしておき、作詞をする時はそこから取り出すだけ、と語っていました。 人気漫画『BLEACH』の作者、久保帯人先生も、膨大なネーミングのストックの中からキャラクターや技の名前を選んでいるそうです。
すぐには使えないアイデアでも、決して無駄にはなりません。 その一つひとつがあなたの引き出しとなり、未来のどこかで「あ、あの時のあれが使えるかも!」と、あなたを助けてくれるはずです。
さあ、いかがでしたか? あなたの商品がお客様に届かないのは、もしかしたら「必要」を届けようとしすぎていたからかもしれません。少し視点を変えて、「あったら嬉しいな」というウォンツを探してみませんか?
その小さな一歩が、あなたのビジネスを大きく飛躍させるきっかけになるかもしれませんよ。
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