
WEBセールスプランナーの長嶺圭一郎です。
1人でビジネスを頑張っていると、「そろそろ何かキャンペーンを打ちたいけど、どんなイベントに合わせようかな…」なんて、頭を悩ませること、ありませんか?
「クリスマス商戦」「バレンタイン企画」…世の中のイベントにアンテナを張るのは素晴らしいことですが、もし「イベントがないから、うちのサービスはキャンペーンができない」なんて思っていたとしたら、もったいないかもしれません。
実は、多くの人が陥りがちな「イベントありき」の考え方、これをひっくり返すだけで、あなたのビジネスはもっと自由でパワフルになるんです。今回は、イベントに振り回されるのではなく、あなたが主導権を握るための、ちょっと変わった限定キャンペーンの作り方をお話ししますね。
- 1. あなたはどっち?イベントに「合わせる」販促、イベントを「利用する」販促
- 1.1. つい買ってしまう「限定」の魔力。笑
- 1.2. でも「いやらしさ」は禁物!信頼を失わないために
- 2. 発想を逆転!売上から考える限定キャンペーン企画術
- 2.1. ステップ1:「いつ、いくら売りたいか」を先に決めるのが鉄則
- 2.2. ステップ2:ゴールから逆算してストーリーを「こじつける」
- 2.3. 【上級編】何もないなら「記念日」は作ってしまえばいい!
- 3. あなたのビジネスに主導権を取り戻し、効果を最大化する秘訣
- 3.1. まずは主体的に考える「心の筋トレ」から
- 3.2. 鍵はリストマーケティング!特別な企画を「特別なあなた」へ
あなたはどっち?イベントに「合わせる」販促、イベントを「利用する」販促
「限定キャンペーンをやりましょう!」となると、多くの方がカレンダーを眺めて、「お、来月はハロウィンがあるな。じゃあハロウィンっぽい企画を…」と考え始めるのではないでしょうか。どうでしょう、心当たりはありませんか?
もちろん、それも一つの正解です。でも、僕がいつも意識しているのは、その全く逆の発想なんですよ。
「イベントに合わせて」商品を考えるのではなく、「自分の売りたいタイミングに合わせて」利用できるイベントを探す、あるいは作ってしまう。この「主体性」こそが、ビジネスを安定させる上で、すごく大切だと僕は思うんですよね。
つい買ってしまう「限定」の魔力。笑
そもそも、なぜ「限定」ってこんなに人の心を惹きつけるんでしょうね。「期間限定」や「数量限定」という言葉を見ると、なぜか「今買わなきゃ!」って焦ってしまう。僕もこの魔法にはめっぽう弱くて、限定と書かれていると、つい財布のヒモが緩んでしまいます。笑
例えば、以前こんなことがありました。知り合いのカフェからクリスマスのチラシが届いたんです。「栗のパリブレスト、20食限定!」なんて書いてあるものだから、「お、これは買わねば!」と心が動きました。
…まあ、そのチラシ、よく見たら受付期間が「12月23、24、425日」って書いてあって。425日っていつだよ!って心の中でツッコミましたけどね。印刷し直しになってないといいんですが、少し心配です。笑
と、話が逸れましたが、このように「希少性」を上手に使うと、お客様の行動をグッと後押しできるわけです。
でも「いやらしさ」は禁物!信頼を失わないために
ここで一つ、すごく大事な注意点があります。それは、限定キャンペーンが「いやらしく」なってはいけない、ということです。
お客さんはとても賢いですから、動かされた後に「なんだか、うまく乗せられたな…」と感じてしまうと、一気に信頼を失いかねません。最悪の場合、クレームにつながることもありますよね。
だからこそ、季節のイベントなどを利用して、自然な形で限定感を演出するのがスマートなんです。お客さんも「ああ、クリスマスだからね」「年度末のキャンペーンなのね」と納得しやすい。この「納得感」が、いやらしさを消してくれるんですね。
発想を逆転!売上から考える限定キャンペーン企画術
さて、ここからが本題です。「イベントに振り回されない」ための具体的なステップをお話ししますね。難しくないので、ぜひリラックスして聞いてください。
ステップ1:「いつ、いくら売りたいか」を先に決めるのが鉄則
ほとんどの方が「どんなイベントがあるか?」から考え始めるのに対して、僕の場合は「いつ、売上を立てたいか?」からスタートします。
僕も住宅営業マン時代、上司から毎月のように「今月どうすんだお前は!」と詰められていました。笑 来月や再来月の話じゃなくて、「今月」なんです。この経験から、「まず、今(あるいは来月)売上を作るにはどうするか」を考えるクセがつきました。
例えば、あなたがパーソナルトレーナーで、「夏に向けた短期集中ダイエットプログラム」を売りたいとします。普通に考えれば、暖かくなってきて皆が薄着を意識し始める5月や6月にキャンペーンを打つのが定石ですよね。
でも、もし今が真冬の2月で、今月の売上がどうしても必要だとしたら?「暖かくなるまで待とう」では、ビジネスが成り立ちません。
そういう時こそ、発想を転換するんです。「今、このプログラムを売る!」とまず決める。そして、「なぜ、真冬の今から始めるべきなのか?」というストーリーを後から作り上げるのです。例えば、「『夏のカラダは冬に作られる』って知っていましたか?皆が焦りだす初夏にはもう仕上がっている、そんな理想の自分を目指しませんか?今から始める人だけの限定プランです」といった切り口です。
まずはあなたの都合を最優先する。この強い意志からすべてが始まります。
ステップ2:ゴールから逆算してストーリーを「こじつける」
「よし、今月(2月)に売るぞ!」と決めたら、次はそのゴールから逆算して、キャンペーンのストーリーを考えます。先ほどのパーソナルトレーナーの例で具体的に見てみましょう。
- ゴール: お客様に、夏(7月)までに理想のカラダを手に入れてもらう。
- 逆算: 本格的なトレーニング期間は3ヶ月。でもその前に、食生活の改善や基礎体力をつける準備期間が1ヶ月あると、効果が最大化される。
- 着地点: 7月から逆算すると、準備期間を含めて合計4ヶ月。ということは、本来のベストな開始時期は3月ということになる。
- 企画の誕生: ここで「こじつけ」の出番です。「2月は『超』準備期間と位置づけましょう。ライバルがまだ冬眠している2月にスタートダッシュを切る方限定で、通常は有料の準備期間を特別にプレゼントします!本格始動の春には、もう圧倒的な差がついていますよ」というキャンペーンを打ち出す。
こんな風に、本来のベストタイミングさえも、こちらの「売りたいタイミング」に合わせてストーリーを設計し、お客様にとってのメリットを提示してしまうんです。イベントに商品を合わせるのではなく、売りたいタイミングに合わせて企画を設計する。この違い、伝わりますでしょうか?
【上級編】何もないなら「記念日」は作ってしまえばいい!
「でも、どうしてもこじつけられるイベントが何もない月はどうするの?」と思いますよね。そんな時は、もう記念日を自分で作ってしまうんです。笑
これは僕がサポートしている飲食店さんの実例です。10月はハロウィン、12月はクリスマスで盛り上がるけど、11月がぽっかり空いてしまう、という相談がありました。そこで、お店の状況を色々ヒアリングしてみると、公式LINEのお友達が9,600人ほどいることがわかったんです。
「これだ!」と思いましたね。
「少し広告を打って調整すれば、11月中に1万人突破できますよね?『祝!LINEお友達1万人突破記念キャンペーン』やりましょう!」と提案しました。そして、そのお店はまさにそのキャンペーンで盛り上がったのです。
このように、外部のイベントに頼るだけでなく、自分の資産(お客様の数、お店の周年、商品の販売数など)に目を向けることで、オリジナルの記念日を作り出すことができるんです。
あなたのビジネスに主導権を取り戻し、効果を最大化する秘訣
まずは主体的に考える「心の筋トレ」から
コンビニに行くと、一年中なにかしらの限定商品が並んでいますよね。あれもきっと、「このタイミングでこれを売るぞ」というお店側の都合から逆算して企画されているはずです。
世の中のイベントに振り回されるのではなく、自分のビジネスの都合の良いように、したたかに利用していく。これは、ビジネスの主導権を自分で握るための、いわば「心の筋トレ」みたいなものかもしれません。
この記事を読んで「なるほど!」と思ってくださったなら、ぜひ一度、あなたのビジネスのカレンダーを眺めてみてください。そして、こう自問自答してみてほしいんです。「来月、売上を上げるために、何か“こじつけ”られるイベントはないかな?」って。
鍵はリストマーケティング!特別な企画を「特別なあなた」へ
さて、こうして作り上げた、あなただけの特別な限定キャンペーン。その効果を最大化するために、最高の相棒がいるのをご存知ですか?それが、僕が13年以上一貫してお伝えし続けている「リストマーケティング」なんです。
なぜなら、メルマガといったリスト(顧客台帳)を使えば、キャンペーンの価値を何倍にも高めることができるからです。
ここで、「え、公式LINEじゃダメなの?」と思う方もいるかもしれません。もちろん、公式LINEも強力なツールですが、僕の考えるリストマーケティングとは少し立ち位置が異なります。プラットフォームの規約変更やアルゴリズム一つで、明日には届かなくなるかもしれないのが公式LINE。一方でメルマガは、あなた自身が管理する、誰にも奪われることのない「資産」です。
この「資産」だからこそ、究極の特別感を演出できるんです。
不特定多数に向けたSNSの告知とは違い、メルマガ読者様だけに「いつも応援してくださる〇〇様へ、感謝を込めた特別なご案内です」と語りかけることができます。これって、ただの「お知らせ」ではなく、心のこもった「特別な招待状」に変わる瞬間だと思いませんか?
そしてもう一つ、届けたいタイミングで確実に情報を届けられるのも、メルマガの絶大な強みです。
SNSだと、アルゴリズムの気まぐれで大切な投稿が見てもらえないこともありますが、メールならお客様の手元に直接アプローチできます。キャンペーン開始!という一番熱量の高いタイミングを逃すことがないんです。
主体的に考えた企画を、本物のリストマーケティングという手法で、大切なお客様一人ひとりに、最高のタイミングで届ける。この両輪がそろうことで、あなたのビジネスはブレない軸を持ち、もっと安定していくはずです。
僕の公式メルマガでは、こうしたリストマーケティングの具体的なテクニックや考え方について、もっと深く、様々な角度からお話ししています。もしご興味があれば、ぜひ一度覗きに来てくださいね。
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