AI×メールで売り込みゼロの『自然体ビジネス』設計士。長嶺圭一郎です。(プロフィールはこちら

12月に入り、来年のビジネス戦略を練り始めている方も多いのではないでしょうか。 今日は、少し先の未来、2026年を見据えた「小規模事業者がAI時代を生き残るための必須戦略」についてお話ししたいと思います。

少しドキッとするタイトルを付けましたが、実はこれ、僕が長年信じてきたことでもあり、これからの時代に確信を持っているテーマなんです。

「効率化ばかり求められて息苦しい」 「本当はもっと、こだわりを持って仕事をしたい」

もしあなたがそんな風に感じているなら、この記事はきっと、あなたの背中を押すきっかけになるはずです。

この記事の要約

  • 2026年、AI活用の普及により「合理性」や「効率」はコモディティ化し、人間が競うべき領域ではなくなる。
  • AIには生み出せない「非効率なこだわり(きれいごと)」を、リストマーケティングで届けることこそが、小規模事業者の最大の差別化要因になる。
  • 面倒な作業をAIに任せることで、人間は本来の「職人気質」や「世界観」に没頭し、ファンと深くつながる時代へ。

なぜAI全盛の今、「効率化」よりも「非効率なきれいごと」が武器になるのか?

僕は普段、「きれいごとだけで食べていける人を増やす」というミッションを掲げて活動しています。 でも、これまでのビジネスの世界では、「きれいごと」はしばしば「甘え」や「非効率」として切り捨てられてきました。

僕自身、かつて住宅営業マンだった頃、「このお客さんのために時間をかけたい」と思っても、「金にならないことをするな」「効率が悪い客は切れ」と上司に叱責され、悔しい思いをした経験があります。 「生産性」という言葉の下で、自分の信念を曲げざるを得なかった……そんな苦い経験を持つオーナーさんも多いのではないでしょうか。

AIの進化が招いた「合理性のコモディティ化」と2026年の予測

しかし、風向きは大きく変わりました。その最大の要因が「AI」です。 各種調査を見ても、生成AIの活用は急速に進んでいますが、その多くは「業務効率化」を目的としています。2026年には、効率化されていることは「前提条件」になり、そこでの差別化は難しくなるでしょう。

かつては、効率的に業務をこなし、合理的な判断ができることがビジネスマンの優秀さの証明でした。 ところが今、その「合理性」や「処理スピード」、「情報の正確さ」において、人間はAIに勝てなくなりつつあります。

むしろ、AIで作られた完璧すぎる文章や画像に対して、「味気ない」「つまらない」と感じる人が増えていることに、皆さんもお気づきではないでしょうか? 「合理的な正解」はAIが出してくれる。だからこそ、人間が同じ土俵で戦っても価値が埋もれてしまうのです。

参考記事:なぜAI時代に「メルマガ」が最強なのか?3つの理由をプロが解説

2026年に生き残る小規模事業者の条件は、「こだわり」と「リストマーケティング」

では、AIに代替できない価値とは何でしょうか? それは、人間ならではの「非効率なこだわり」「泥臭い情熱」、つまり僕が言うところの「きれいごと」です。

これまでは「無駄だ」と笑われていたような過剰なこだわりや、個人的な美学。 これこそが、2026年以降のビジネスにおいて、最強のブランディングになります。

そして、その「きれいごと」を理解してくれるファンとだけ深くつながる仕組みが、「リストマーケティング」です。SNSのようなプラットフォームに依存せず、自分たちの「持ち家」であるメルマガで、濃い関係を築くことが重要になります。

参考記事:リストマーケティングとは?SNS依存脱却!AI時代にファンと繋がるメルマガの始め方

ベテランや職人こそがAI活用で輝く理由

実は今、ある逆転現象が起きています。 「新しい技術は若手のもの」と思われがちですが、AIに関しては「経験豊富なベテランや職人」こそが最大の恩恵を受けると言われています。

ある熟練のコピーライターさんは、「AIが普及すれば、商業的なだけのコピーは淘汰され、人間はもっと『心に響く深い表現』に集中できる」と語っていました。 また、体力やトレンドへの追従で若手に遅れを取っていたベテラン層も、AIという「手足」を手に入れることで、長年培った「圧倒的な経験値」や「一次情報」を武器に戦えるようになります。

つまり、マーケティングや集客作業が苦手で、今まで日の目を見なかった「こだわり職人」タイプの方にこそ、スポットライトが当たる時代が来たのです。

AIを「テコ」にして、あなたの情熱を解放しよう(Teko-Lis思考)

僕が提案したいのは、「AIを使って楽をする」のではなく、「AIを使ってこだわる時間を捻出する」という考え方です。 これを僕は、AIをテコにしてリスト(List)を活かす、「Teko-Lis(テコリス)」という概念で提唱しています。

マーケティングの導線作りや、日々の事務作業、ライティングの構成案出し。 こういった「合理的であるべき部分」は、徹底的にAIに任せてしまいましょう。

そして、そこで浮いた時間とエネルギーを、あなたが本当にやりたかった「きれいごと」——例えば、お客さん一人ひとりへの手厚いサポートや、商品への徹底的なこだわり、あなた独自の世界観の発信——に全振りするのです。

事例:「大量のバナナポスター」から学ぶ、愛される無駄のつくり方

少し極端な例ですが、僕は先日、画像生成AIのセミナーのプロモーションで、「バナナの着ぐるみを着た自分」にAI変換したポスターを大量に作ってバラ撒きました(笑)。

一見するとふざけていますし、効率とは真逆の行動です。しかし、ここにはAI時代ならではの戦略的な意味があります。

  1. AIが制作を効率化してくれたから、エンタメ全振りのクリエイティブに力を注げた(時間の創出)
  2. 最先端のAIセミナーなのに「謎のバナナ推し」というギャップが記憶に残る(独自性)
  3. 「機能」ではなく「また長嶺さんが変なことやってる(笑)」という人柄でファンになってもらえる(関係性構築)

AIには真似できない「人間らしい無駄」や「愛嬌」こそが、ファンを作る最大の武器になるのです。

よくある質問:AI時代に「きれいごと」で食べていくために

ここで、小規模事業者の方からよくいただく質問にお答えします。

Q. 本当に「きれいごと」だけで食べていけますか?

A. きれいごと「だけ」では難しいですが、AIを使って時間を生み出し、その時間で自分のきれいごとを磨き、リストマーケティングで届ける仕組みを作れば可能です。

Q. 小規模事業者が2026年までに始めるべきAI活用は?

A. まずは事務作業や情報整理など、合理性が求められる領域からAIに任せてみてください。浮いた時間を「世界観づくり」や「顧客との対話」に使うのがポイントです。

Q. なぜリストマーケティングが重要なんですか?

A. SNSはプラットフォーム依存の「借り物のつながり」ですが、メルマガなどのリストは「あなたのきれいごとに共感した人だけが集まる場所」だからです。AI時代だからこそ、人間味のあるクローズドな関係性が価値を持ちます。

まとめ:効率化はAIに任せ、人間は「想い」を磨こう

これからの時代、ビジネスの勝敗を分けるのは「きれいごとの濃度」です。

かつて「ビジネスだから」と割り切って捨ててしまったあなたのこだわりを、もう一度拾い集めてみてください。 2026年は、不器用でも自分の信念を貫く人が、最も合理的に勝てる時代になります。

もし、「自分のこだわりをどうやってビジネスの形にすればいいか分からない」「AIをどうやって『テコ』に使えばいいの?」と悩んでいるなら、ぜひ一度、僕たちの実践コミュニティ『テコリス』の説明会を覗いてみてください。

「今までやりたかったけど、時間がなくてできなかったこと」を、AIとリストマーケティングの力で実現する場所です。 いよいよ第2期の募集がスタートします。まずは説明会で、その熱気と可能性を体感しに来てください。

あなたも一緒に、効率化の波に飲まれることなく、自分らしい「自然体ビジネス」を築いていきませんか?

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