こんにちは、AI×リストで自然体ビジネス設計士の長嶺圭一郎です。

仕事をAIやテンプレートに任せたら、自分らしさまで消えてしまう。そう感じて、繰り返しの仕事まですべて手作りしていないでしょうか。

僕も住宅営業マンになったばかりの頃は、手間をかけるほど誠実な仕事になると思っていました。

今の僕の答えは、とてもシンプルです。

AIで仕事を効率化しても自分らしさを失わないために、繰り返しを任せ、経験と判断が必要な場所に自分を残します。

自分を残す場所を決めると、効率と自分らしさは両立できます。

「時間が作れる理由がわかりました」

先日、AIエージェントの使い方を個別にお見せする機会がありました。

僕が普段やっていることを、その場でパパッと実演していた時です。相手が、ぽそっとこう言いました。

あれだけの仕事をしながら、時間が作れる理由がわかりました。

昔より仕事量が増えたのに、自分で使える時間も増えています。日帰りで出かける時は、パソコンを持たないことも増えました。

そして最近は、モバイルオフィスをいじり、3Dプリンターまで買いました。車のポータブルエアコンに合う部品を作りたかったからです。最初に、キーボードに角度をつける小さな台を作りました。

反復する仕事が回るから、パソコンの前にいない時間を持てる。その時間にした新しい経験が、また僕にしか話せない材料になっています。

全部手作りが、誠実な仕事だと思っていた

住宅営業マンになったばかりの頃、僕は何でも手作りした方がいいと思っていました。

お客さんへの手紙も、毎回最初から考える。一つひとつ違うものを作る。それが誠実で、僕らしい仕事だと思っていたんです。

当然、時間が足りなくなりました。

手紙以外にも、お客さんと話す。提案を作る。住宅のことを調べる。やらなければいけない仕事はいくらでもあります。

それなのに、毎回同じことを書くところまで一から考え直していたら、肝心な仕事へ進めません。

上司からは、こう怒られました。

そんなくだらんことに時間かけてんじゃねえ。

言い方は強いです。でも、今ならよくわかります。

僕はお客さんを大切にしているつもりで、どこに時間を使うかを間違えていました。

手紙の最初の2行を個別に書き、残りを定型化する分担を示した図解

手紙は、最初の2行だけを書き換えた

僕がお客さんへ送っていた手紙は、全部で10行ほどでした。

続けているうちに、3行目から先は、毎回ほとんど同じことを書いていると気づきました。

そこで、3行目以降は定型文にしました。

変えるのは、最初の2行だけです。

最近の暑さを気遣う。この間話した内容に触れる。

最初の2行にその人との会話があれば、残りが定型文でも、その人へ送った手紙になります。

定型文と最初の2行を分けることで、速さと僕らしさの両方を残せました。

僕は、自分を入れる場所を最初の2行に決めたんです。

手紙を届けるスピードは上がりました。大切だったのは、手を動かした量より、相手に合わせる場所を残すことでした。

3軒続けて同じ間取りを提案した

もう一つ、少し言いづらい話があります。

僕は、お客さんの家を3軒続けて、ほぼ同じ間取りで建ててもらったことがあります。

床や外装の色、収納、水回りは、それぞれのご家族に合わせて変えています。でも、暮らしやすい間取りの大枠には、共通して使える形がありました。

「3軒も同じ間取りなんて、手を抜いたんじゃないか」

そう聞こえるかもしれません。

間取りの大枠を繰り返し使ったことで、僕には別のものを作る時間が生まれました。

家の模型です。

模型屋さんで材料を買い、カッターで切り、屋根を外すと中が見える立体模型を作りました。

当時は3Dプリンターなんてありません。今見れば「お前はプロとしてどうなんだ」と言いたくなるくらい、不格好で手作り感満載の模型です。

それでも、お客さんはとても喜んでくれました。

図面だけではわからなかった完成後の家が、目の前に見えたからです。模型は契約にもつながりました。

しかも、僕のお客さんの一人は、僕が作った不格好な模型を今でも玄関に飾ってくれています。

間取りの大枠を共通にしたことで、周りの営業マンが誰も作っていなかった模型へ時間を使えました。

僕は、お客さんが完成後の家を想像できる模型に、手作りの時間を使うようになったんです。

AIで「この人から聞きたい」を作る

AI時代は、役立つ情報を出すだけでは差がつきにくくなっています。

一般的な知識なら、AIに聞けばすぐに整理してもらえます。だから、同じ情報でも「この人から聞きたい」と思われることが、これまで以上に大切になります。

そこでAIに何でも丸投げして、平均的な文章をそのまま出したら、「AIでいいじゃん」になります。

調査や整理をAIへ渡すほど、新しい経験をする時間が増えます。

手紙の最初の2行のように、自分を入れる場所を決める。調査や整理、毎回同じ形で進められるところはAIへ渡す。

そして空いた時間で、目の前の人が喜ぶ、ほかの人がやっていないことをする。

僕にとっては、住宅模型でした。今なら、モバイルオフィスや3Dプリンターです。

その経験が増えるほど、話す言葉も、発信する内容も、僕にしか出せないものになっていきます。

反復作業を仕組みに渡し、自分にしかできない仕事へ時間を向ける流れを示した図解

効率化は、自分が一番生きる場所へ時間を戻すこと

僕は、手紙の最初の2行に相手とのやり取りを残しました。3軒の家では間取りの大枠を共通にし、そこで生まれた時間を、お客さんが家を想像できる住宅模型に使いました。

今は、AIエージェントが繰り返しの仕事を進める間に、モバイルオフィスや3Dプリンターという新しい経験が増えています。

効率化すると、自分が一番生きる場所へ時間を戻せます。

その時間で得た経験が、次の仕事と発信に深さを加えます。

まずは、今の仕事の中から、毎回同じように進めているものを一つ選び、その手順を仕組みに渡してみてください。

AIへ何を渡し、どこに自分を残すかをさらに考えたい方は、声・経験・判断を仕組みに入れる方法も参考にしてください。

AIとリストマーケティングを使い、本来の仕事へ時間を戻す全体像は、無料動画講座でお話しています。

仕組みへ渡した一つの仕事が、住宅模型や3Dプリンターのような、自分にしかできない次の仕事を始める時間に変わります。

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