ここ数日、僕のコミュニティで「今日はGeminiがポンコツだ」って話題になってたんですが、やっぱり裏でアップデートしてましたね。
2月13日に、Geminiに新しいモードが搭載。その名もDeep Think(ディープシンク)。
僕はこの機能をいち早く使える月額3万円くらいのウルトラプランに入っているので、昨日、たっぷりと時間をとって触ってみました。
結論から言っちゃうと、「すごすぎて逆にビジネスには不要だな」というのが正直な感想です。
今日はその一周回って使わない理由と、じゃあ僕たちはこれからどうAIと付き合っていけばいいのか、という話をしていこうと思います。
最高に面白いけど、仕事にはならないオーバースペック
このDeep Thinkモード、一体何がすごいのか。 気になってネットでスペックを調べてみたんですが、こんな感じでした。
- 「思考→検証→修正」の自律ループ: 答えを出す前に自分で「これ間違ってないか?」と検証し、修正してから回答する
- 直感を証明する「Vibe-Proving」: 人間の「なんとなくこうなりそう」という勘を、厳密な数学的証明やロジックに変換する機能。
- スケッチから3Dプリント: 手書きのラフな落書きを認識して、そのまま3Dプリンターで出力できる立体データ(STL等)を一発生成する。
- 伝説級のプログラミング能力: 競技プログラミングサイトCodeforcesでレーティング3455(Legendary Grandmaster級)を記録。
- 物理・数学オリンピック金メダル: 既存のテストだけでなく、正解のない難問を解くベンチマーク「Humanity's Last Exam」でもハイスコアを記録。
……どうですか?
…うん…すごいんだろうね( ꒪⌓꒪)…。って感じですよね。笑
正直なところ、すごいのだろうけど実感がわからない領域に行ってしまって理解が追いつかないレベルです。
そのことについては後述するとして、せっかくなので、試しに使ってみようということで、僕も「1+1がなぜ2になるのか証明して」とか「20年以内に火星に移住する計画を立てて」とか聞いてみたんです。
そしたら、ものすごい長文で、哲学的かつ具体的なレポートが返ってきました。
これが、読み物として純粋に面白いんですよ。
「なるほど、そういうアプローチで火星に行くのか!」とか「1+1の証明ってそんなに深いのか」と、知的好奇心がめちゃくちゃ満たされる。
個人的には、この機能と一日中会話していても飽きないくらい、素晴らしいおもちゃだと思いました。
でも……これ、明日のビジネスに必要ですか?って話なんです。
僕たちが知りたいのは、火星への行き方じゃなくて、お客様へのアプローチの仕方だったり、明日のメルマガのネタだったりしますよね。
そういった実務レベルで考えると、この機能は完全にオーバースペックなんです。
性能が悪いから使えないんじゃありません。
性能が良すぎて、僕たちの日常業務という枠組みからはみ出しちゃってるんです。
Canvasが使えないのが痛すぎる
Deep Thinkのビジネス利用で決定的に「今はいいや」と思った理由が、Canvas(キャンバス)機能との併用ができない点です。
普段、僕たちがブログを書いたり資料を作ったりするときって、画面上で文章やコードを直接編集できるCanvas機能はもはや必須といっても良い機能です。
でも、Deep Thinkモードをオンにすると、このCanvasが使えなくなっちゃうんです。
それに、僕が今ビジネス活用で一番熱いと思っているNotebookLMとの連携もまだ甘い。
ファイルを添付しても反応しなかったりして、実務のフローに組み込むにはまだ早いな、という印象でした。
だから、もし「すごい機能が出たなら、月額3万円払ってアップグレードしようかな」と迷っている人がいたら、ビジネス目的だけなら今はまだやめておいた方がいいです。
高機能なスーパーカーを買っても、近所のスーパーに買い物に行くだけなら軽自動車の方が便利なのと一緒で、適材適所があるんですよね。
100回目と1700回目のすごさの違い
先程書きましたように、今回のアップデートを見ていて思ったのが、AIの進化が、僕たちが体感できるレベルを超えてしまったなということです。
僕、毎朝のルーティンであるライブ配信ももう1700日以上続けているんですけど、最初の100日くらいの時って「すごいですね!」ってめちゃくちゃ褒められたんです。
でも、1600日が1700日になっても、周りの反応ってそんなに変わらないんですよ。
100の凄さはわかりやすいけど、1700まで行くと、もう感覚的に麻痺してくるというか。
今のAIもまさにそれで、これ以上賢くなっても、僕たちの仕事が劇的に楽になるわけじゃない。
もう性能を追いかけるフェーズは終わったんだなと痛感しました。
これからは、どんなに賢いAIを使うかじゃなくて、そのAIに何をさせるかという人間の発想力が勝負になります。
赤字回避のためにAIを使った話
発想力が大事、なんて言うと難しく聞こえるかもしれませんが、要は面倒くさいことをAIに押し付けようという発想です。
先日、僕のコミュニティであるゼロリスのメンバーさんのところへ出張バーベキューに行く企画を立てたんです。
利益を取るつもりはない企画だったんですが、かといって交通費計算を間違えて僕が大赤字になるのはさすがに痛い。
そこで、AIにこうお願いしました。
「各都道府県への高速道路料金と、車の燃費を全部計算して、赤字にならないギリギリの参加費を算出して」と。
これ、自分でやったらそこそこ面倒くさい作業です。
でもAIなら一瞬で、全県分のリストを作ってくれました。
ここで大事なのは、AIが勝手に「計算しましょうか?」と言ってくれたわけじゃないことです。
僕が「計算するのが面倒だ、でも損はしたくない」と思って、そういう指示を出したから動いてくれたんです。
AIは既に充分すぎるの性能を持っている。
結局今求められるのは、どう使うかという僕たちのアイデアなんです。
きれいごとを現実にするために
もうAIの最新機能を追いかけて消耗するのは、もう終わりにしましょう。
それよりも、今あるAIを使って、どうやって自分らしいビジネスを組み立てるか。
それが大切です。
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すごい機能が出たからといって焦る必要はありません。
便利な道具は賢く使いながら、人間らしい自然体なビジネスを一緒に育てていきましょう。
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