
AI×メールで売り込みゼロの『自然体ビジネス』設計士、長嶺圭一郎です。
「Webで集客しなきゃ」「SNSを毎日更新しないと…」
そんなプレッシャーに、少しお疲れ気味だったりしませんか?どうでしょう? 実は、SNS集客には注意すべき点も多いんですよね。
(「SNSを頑張っているのに、なぜかうまくいかない…」と感じる方は、こちらの記事「SNS集客する起業家は注意して!!【リストマーケティングのプロが解説】」も参考にしてみてください)
▼SNS集客する起業家は注意して!!【リストマーケティングのプロが解説】
インターネットが当たり前の今だからこそ、今日はあえて「ポスティング」という、ちょっと懐かしいアナログな集客方法についてお話ししようと思います。「え、今さらチラシ?」なんて思わずに、もう少しだけお付き合いいただけると嬉しいです。もしかしたら、あなたのビジネスの新しい扉が開くかもしれませんよ。
この記事でわかること(要約)
- ポスティングの基本: なぜ今アナログな手法が有効なのか、その理由を解説します。
- 実践的なコツ: 配布エリアの決め方、効果的な時間帯、捨てられないチラシの作り方まで、具体的な5ステップを紹介します。
- 費用と反響率: 気になるポスティングの費用相場や反響率の目安、効果測定の方法を分かりやすくお伝えします。
- 未来への繋げ方: チラシをきっかけにメルマガなどに繋げ、未来のお客様を育てるリストマーケティングの始め方がわかります。
Web集客に疲れたら「ご近所」へ。ポスティングという選択肢
Webマーケティングって、覚えることが多くて大変ですよね。僕もクライアントさんから「何から手をつけていいか分からない」という相談をよく受けます。
みんながWebに走っている今、ポスティングをする人がすごく減っているんです。だからこそ、ポストに入っているチラシ一枚一枚が、昔よりもずっと注目されやすくなっている。まさに逆張りのチャンスだと思いませんか?
僕のお客さんでも、占い師さんや整体師さんがポスティングを試してみたら、「思った以上に問い合わせが来た!」なんて嬉しい報告をくれるんですよ。Webが苦手でも、自分の足で情報を届けられる。特に店舗を構えている方なら、一番のお客様である「ご近所さん」に直接アプローチできる、心強い武器になると思うんですよね。
この章のポイント
- みんながWebに注力する今、ポスティングは競合が少なく注目されやすい。
- 特に店舗ビジネスでは、最も重要なお客様である「ご近所さん」に直接アプローチできる。
- Webが苦手な方でも、自分の足で始められる手軽な集客手法である。
【実践編】ポスティング集客成功のコツ|計画から配布までの5ステップ
「よし、やってみよう!」と思っても、何から始めればいいか分からないですよね。そこで、僕が住宅営業マン時代にトップセールスになった経験も踏まえて、具体的なポスティングのコツを5つのステップで解説します。
ステップ1:配布エリアとターゲットを決める(エリア設計)
やみくもに配るのではなく、「このチラシを届けたいのは誰か?」を考え、その人が住んでいそうなエリアに絞りましょう。
例えば、ファミリー向けなら戸建てや分譲マンションが多いエリア、単身者向けならワンルームマンションが多い駅周辺、といった具合です。Googleマップで地域を眺めながら、「この辺りは新しい家が多いな」「ここは学生さんが多そうだ」と考えるだけでも、効果は大きく変わりますよ。
ステップ2:効果的な曜日と時間帯を選ぶ
ターゲットの生活リズムを想像するのがコツです。一般的に、チラシに目を通してもらいやすいのは以下の時間帯と言われています。
- 平日: 仕事から帰宅する夕方~夜。
- 週末(土日・祝日): 比較的在宅率が高い午前中。
主婦層がターゲットなら平日の昼間、ビジネスパーソン向けなら週末など、あなたのお客様に合わせてテストしてみてくださいね。
ステップ3:「捨てられない」チラシを作成するコツ(Zの法則とオファー)
チラシは一瞬で「自分に関係あるか」を判断されます。情報を詰め込みすぎず、パッと見て魅力が伝わる工夫が重要です。
- 視線誘導を意識する: 人の目は左上→右上→左下→右下へと「Z」の形に動くと言われます(Zの法則)。一番見てほしいキャッチコピーを左上に、お問い合わせ先やクーポンを右下に配置すると効果的です。
- 温かみを出す: パソコンの文字だけでなく、手書きのメッセージを一言添えるだけで、親近感が湧き、保管率が上がります。(僕自身、手紙を使ったマーケティングで大きな成果を上げてきました。
その具体的な方法については、こちらの記事「【効果実証】見込み客に思いが届く『手紙リストマーケティング』完全ガイド」で詳しく解説しています)
▼【効果実証】見込み客に思いが届く『手紙リストマーケティング』完全ガイド - 「価値ある一枚」にする: 「このチラシ持参で〇〇円引き」といったクーポンや、「地域のイベントカレンダー」のような役立つ情報を載せると、すぐに捨てられず、取っておいてもらいやすくなります。
ステップ4:費用を計算し、印刷する(相場とコスト削減のヒント)
ポスティングの費用は、「印刷代」と「配布代」に分かれます。
- 印刷代: デザインや枚数、紙質によりますが、今はネット印刷が非常に安いです。例えばラクスルなら、A4両面カラーが数千円から印刷できます(※2025年9月10日時点の情報です。最新の料金は公式サイトでご確認ください)。
- 配布代:
- 自力で配る: 費用は0円。運動不足解消にもなりますね!配布速度の目安は、慣れや配布物の形状、エリアの住宅密度によりますが、市街地で1時間あたり100~300枚程度です。
- 業者に外注: 費用相場は1枚あたり3円~10円程度。自分で配る時間がない方におすすめです。
ステップ5:いざ配布!守るべきマナーと法的注意点
気持ちよく受け取ってもらうために、マナーは絶対に守りましょう。
- 「チラシ投函禁止」の表示は厳守: これは鉄則です。トラブルを避けるためだけでなく、無理に入れると悪印象しか残りません。詳しくはゼンリンの解説記事なども参考になります。
- ポストからはみ出さない: きれいに、丁寧に入れることを心がけましょう。
- 挨拶を忘れずに: 配布中に住民の方と会ったら、気持ちよく「こんにちは!」と挨拶を。不審者と間違われないためにも大切です。
この章のポイント
- ターゲットを定め、地図を見ながら配布エリアを具体的に絞り込む。
- チラシのデザインは情報を絞り、視線誘導や手書き、クーポンで保管率を高める。
- 費用は自力で配るか外注するかで大きく変わる。マナーを守ることが信頼に繋がる。
効果測定のコツ|ポスティングの反響率と改善方法
配りっぱなしではもったいない!必ず効果測定をして、次に繋げましょう。
ポスティングの一般的な反響率の目安は**0.01%~0.3%**と言われています(参考: 日本ポスティング協同組合)。つまり、1,000枚配って1件~3件の反応があれば、まずは成功と考えてよいでしょう。
反響率の計算式: 反響数 ÷ 配布枚数 × 100
では、どうやってチラシからの反応だと判断するのか?その仕組みが重要です。
- チラシ限定の特典をつける: 「『このチラシを見た』で〇〇プレゼント」と伝えたり、チラシ自体を割引券にしたりするのが簡単確実です。
- QRコードを活用する: チラシ専用のLINEアカウントや申し込みフォームのQRコードを設置します。誰がどのチラシから登録したか追跡でき、Webへの誘導もスムーズです。
このQRコードからのアクセスを計測することで、「A地区とB地区、どちらが反応が良かったか」といったデータが取れ、次の戦略に活かせます。
この章のポイント
- 反響率の目安は0.01%~0.3%。1,000枚配って1件の反応でもまずは成功。
- 「チラシ限定の特典」や「専用QRコード」を用意し、効果を正確に測定する。
- データを分析し、次の配布エリアやチラシ内容の改善に繋げることが重要。
【体験談】僕が住宅営業時代に経験したポスティングの失敗と学び
実は僕も、住宅営業マン時代に手書きのチラシを配っていたんですが、一度だけクレームに繋がりかけた苦い経験があります。
あるアパートで「チラシ禁止」の小さな表示を見落として投函してしまったんです。すぐにお電話があり、平謝りしに伺いました。幸い、丁寧に対応したことで許していただけましたが、あの時の冷や汗は忘れられません。
この経験から学んだのは、「配る側の効率」よりも「受け取る側の気持ち」を想像することが何よりも大切だということです。たった一枚のチラシですが、それはあなたのお店の顔そのもの。雑に扱えば、お店も雑な印象を与えてしまうんですよね。
この章のポイント
- 小さなルール違反が、大きな不信感に繋がる可能性がある。
- チラシ一枚一枚がお店の「顔」。受け取る相手への配慮が最も重要。
- 失敗から学ぶことで、より丁寧で効果的なポスティングができるようになる。
ポスティングで終わらせない!チラシから始めるリストマーケティング入門
さて、ここからが僕の専門分野です。チラシをきっかけにお客様と繋がり、長期的な関係を築くリストマーケティングの話をします。
(そもそもリストマーケティングって何?という方は、まずこちらの入門記事「【スモールビジネスのためのリストマーケティング入門】たった一人の顧客から着実に売上を伸ばす方法」からどうぞ)
▼【スモールビジネスのためのリストマーケティング入門】たった一人の顧客から着実に売上を伸ばす方法
先ほどお伝えしたQRコードから、メルマガやLINE公式アカウントに登録してもらう。これが、あなたのビジネスにとっての「資産」になります。なぜなら、一度きりのチラシで終わらず、その後も継続的に情報を届けられるようになるからです。
メルマガを始めるのは、実はそれほど難しくありません。
(初心者の方が失敗しないための、メルマガの始め方の手順は、こちらの記事「【保存版】リストマーケティングの始め方|初心者がメルマガで失敗しないための全手順」で詳しく解説しています)
▼【保存版】リストマーケティングの始め方|初心者がメルマガで失敗しないための全手順
一方で、LINE公式アカウントだけに頼ってしまうと、仕様変更などのリスクもあります。メールという安定した連絡手段を併用することが非常に重要です。
(なぜLINEだけに頼るのが危険なのか、その理由はこちらの記事「【公式LINEだけは危険?】WEBセールスプランナーがメール一択と断言する理由」で詳しく解説しています)
▼【公式LINEだけは危険?】WEBセールスプランナーがメール一択と断言する理由
お店に足を運ぶのはハードルが高いと感じる人でも、スマホでの登録なら気軽にできますよね。こうして集めたリストに対して、お店の想いやお得な情報を届け続けることで、お客様との信頼関係をじっくり育てていく。アナログなチラシを入り口に、あなただけの顧客リストを育ててみませんか?
この章のポイント
- チラシにQRコードを載せ、メルマガやLINEに登録してもらい顧客リストを構築する。
- リストは一度きりの関係を継続的な関係に変えるための「資産」になる。
- アナログなポスティングを入り口に、デジタルでの長期的な顧客育成を始めることができる。
小さな一歩が大きなチャンスに。今日の散歩から始めてみませんか?
どうでしょう?ポスティングって、意外と奥が深くて面白そうだと思いませんか?
Canvaのような無料ツールを使えば、デザインが苦手な方でも簡単におしゃれなチラシを作ることができます。
(最新のCanvaの便利な機能や活用法については、こちらの記事「【2025年最新】Canvaアップデート徹底活用ガイド|新機能でデザインがさらに自由に!」で詳しくまとめています)
▼【2025年最新】Canvaアップデート徹底活用ガイド|新機能でデザインがさらに自由に!
まずは運動がてらご近所に100枚だけ配ってみる。そんな小さな一歩からでいいんです。
Web集客に少し疲れたら、アナログな手法に目を向けてみる。そんな心の余裕が、新しいお客様との出会いを運んできてくれるかもしれませんよ。
僕の公式メルマガでは、今日お話ししたようなアナログとデジタルを組み合わせた具体的な集客方法や、僕が22年間かけて培ってきた「売り込みゼロ」で売れるリストマーケティングの秘訣をもっと詳しくお伝えしています。
毎朝6時半から配信しているビジネスラジオ『朝ビジ!』の限定アーカイブも聴けますので、ご興味があればぜひ覗きに来てくださいね。【2025年版】ポスティング集客のコツ|チラシで店舗集客を成功させる実践ガイド
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