どうもセールスコピーライターの長嶺です。

僕は普段自分のブログやメルマガ、そしてクライアントのセールスレター執筆などを通して、一般の人よりは文章に触れる機会が多い生活を送っております。

そんな僕が文章を書くときにもっともこだわっているのは、文章にストーリー性を持たせることなんですよね。

いわゆるストーリーライティングってやつですが、あまりこれをPRしているライターさんは少ないように感じます。

なぜ僕はストーリーライティングにこだわるのか

ちなみに僕は小説家を志した時期がある程、もともと物語が好きな人間です。
だからストーリーの有効性云々の理屈を考えるまでもなく、ストーリー仕立ての文章を書くことが大好きでした。

それに実は、会社員時代にはまったくコピーライティングを学んでいなかったのですよね・・・僕。笑

コピーライティングと言う言葉を知ったのは独立後ですが、そのころには独学でほとんどセールスコピーライティングができるようになっていました。
だから、QUESTフォーミュラとか、ジョンソンボックスとかそういう専門的な呼称に「へぇ・・・あのやり方にはこういう名前が付いているのかぁ・・」と変な関心の仕方をしていたのを覚えています

そんなコピーライティングを基礎から学ばなかった僕が、それでも契約をバンバンあげる事ができていたのはストーリーライティングをしていたからです。

セールスレターの書き方には色々な型がありますよね?
でもあれは結局のところ「どのように読者を惹き付けるストーリーを作り上げるか」というテクニックにほかなりません。

僕の場合、もともと営業マンとして営業のスキルは叩き込まれていましたから、そこに物語を組み込めは自然とセールスコピーライティングの形になっていたのですね^^

だから、僕はストーリーライティングこそがコピーライティングにおいてもっとも重要なスキルだと思っています。

ストーリーライティングの有効性は
「歴史」と「あなたの記憶」が証明している

いくら僕が実体験でストーリーライティングの有効性を論じたところで、証拠にはならないでしょうからもっとわかりやすい例を挙げましょう。

例えば、世界各国にさまざまな形で神話や言い伝えが残っていますよね。日本だと日本神話が残っています。

神話はもれなく大昔に作られた物語です。今となっては当時の生活の様子や文化など殆どの事が忘れ去られ、考古学者たちは遺跡などに残されたわずかな痕跡から過去の人類がどのように生活していたかを研究しています。

その研究において、神話や神話が記された書物は当時の生活や思想を知る上で真っ先に研究されたものでした。

なぜ神話が真っ先に研究されたのか?その理由は単純明快。

神話が一番最も具体的に人々の記憶や記録に残っていたからです。

神話の言い伝えは、現代の考古学者が明らかにする前から書物に残されたり口伝で伝わったりと、ほかの情報よりも明らかにハッキリした形で残り続けています。そして、その神話にまつわる物品も長い間人々に大切にされてきました。

なぜ神話だけこうも長く、詳細に今の世まで語りつがれて来れたのか?
それは単純に人間にとって物語がとても記憶に残りやすい性質を持っているからです。

僕は以前、意味記憶とエピソード記憶の違いについて記事を書いた事があります、

エピソード記憶をフル活用して1回で忘れられなくなる人気ビジネスマンになろう

この記事で僕は、

人の記憶は大きく「意味記憶」と「エピソード記憶」に分類され、
意味記憶は反復しないと記憶されないがエピソード記憶はたったの一回でも記憶される特徴がある。

と、解説していますが、このエピソード記憶を呼び起こすものが物語なんです。

今読み返したらそのときにも同じこと僕書いてますね。笑

1つ面白い例をあげると、

古代ギリシャやエジプトの文化や言語などは
とうの昔に我々の記憶から忘れられていて、今では謎が多く、
考古学者たちが一生懸命それらを遺跡から読み取ろうとしていますよね?

でも、大昔の神話とかってかなりハッキリ残っているじゃないですか。

なぜこのような事が起こっているかというと、
神話にはストーリー(エピソード)があって
人の記憶に残りやすいからなんですよ。

だから神話は語り継がれて、文化は語り継がれれなかったわけです。

ストーリーの覚えられやすさ・・・恐るべしですね。

あと、もっと身近な例を挙げれば、あなたが昔母親に読み聞かせてもらっていた昔話なんかも結構覚えていませんか?

国語の授業で音読したお話も覚えているはずです。仮に忘れていたとしても少しきっかけがあればドドドドッと記憶がよみがえるのではないでしょうか?

僕だったら・・・ごんぎつねとか、さるかに合戦とか、あとスイミーとか、スーホーの白い馬とか・・・うん、やっぱ色々覚えています。あぁ、そうかこれで馬頭琴を覚えたんだ。そして、僕が熱帯魚好きなのはスイミーの影響です間違いなく。

これも物語の力、すなわちストーリーライティングの力なんです。

大人気小説や映画に必ず使われている
ヒーローズ・ジャーニーって知ってますか?

少し余談ですが、ヒーローズ・ジャーニーって知ってますか?

直訳すると「英雄の旅路」と言う意味になるこの言葉は、これはジョセフ・キャンベルが世界中の神話を研究した結果、それぞれの神話には共通した「パターン」があると発表したものなんです。

ストーリーを作れば覚えられやすいといっても、神話のように何千年も語り継がれているのは非常に稀です。さぞかし、人の心を掴む神がかった文章構成しているのかと思いきや、そうではないのですね。

そして、現在において「名作」と呼ばれる映画や小説にも、ほとんどこのヒーローズ・ジャーニーが当てはまります。

そのヒーローズ・ジャーニーの構成は次の通りです。

①天命を受ける

※実現したい夢を自覚する
例)
海賊になって、命の恩人シャンクスに麦わら帽子を返す。そして海賊王になると誓う。

②旅の始まり

※夢を果たすために行動を始める
例)
海賊になるために修行し強くなる

③境界を越える

夢を叶える為に、今まで経験したことのない世界に踏み込む
例)
故郷の島を離れて船出する

④仲間たちとの出会い

新しい世界に突入したことで、新たな仲間ができる。
例)
冒険の中で仲間(クルー)たちに出会いともに冒険していく

⑤悪魔(試練)が立ちふさがる

夢を達成する前に、試練・制限が現れ、主人公を苦しめる
例)
敵の圧倒的な力に、なすすべなく麦わらの一味が壊滅し、更に兄エースも失って絶望の淵に落ちる

⑥変容を遂げる

試練を乗り越え、武器にする。(乗り越えるだけでなくそれが重要な夢実現へのステップとなる)
例)
散り散りになった仲間たちが再集結!さらにパワーアップして出港する

⑦試練の達成

夢を叶えることに成功する
例)
シャンクスに麦わら帽子を返し、自分は海賊王になる(※想像)

⑧故郷への帰還

夢を叶え、旅から帰ってくる。そして人々から祝福される。
例)
これまで関わってきた仲間たち、
フ―シャ村の住民が新たな海賊王誕生の偉業に賞賛を送る。(※想像)

以上がヒーローズ・ジャーニーです。
例えはまだ完結していないけど大人気漫画ワンピースですね。

人気になっている作品にはこのヒーローズ・ジャーニーが何かしらの形で含まれているはずです。

こういった物語の型はほかにもいくつかありますけど、どの型もこのヒーローズ・ジャーニーから派生していると言っても過言ではありません。

毎回これを取り込むのは難しいでしょうが、意識して文章を書くととても読まれやすく、覚えやすい文章にできますよ^^

ブログの文章にはストーリーを組み込まないと損!

あらためて言うまでもないことですが、WEBの世界はほとんど文章で構成されています。
いくら動画が普及し続けているとはいえ、WEBが文章主体の世界であることは今後しばらく変わることはないでしょう。

だから、とりわけWEBでのビジネス展開を考えると、「読まれやすい文章」を書く技術は絶対必須のものとなります。

そして、現在はもう情報過多になっていますので、多くの情報の中から自分の情報を選んでもらえる文章、すなわち「印象に残りやすい文章」を書く必要もあります。

WEBの世界は想像以上にシビアです。
この記事を見てくれているあなたもこの記事読んだら2度と僕の記事を読みに来ることないかもしれません。

この記事をきっかけに、僕のメルマガやSNSで繋がってもらえれば話は別ですが、
実際、ほとんどの読者は1回の接触で去っていきます。

印象に残らない存在や、引き込まれない存在は、どれだけ情報発信しても意味がないのですよ。

あぁ、このサイトは役に立つ情報を書いてくれているな。
おっけ!勉強になったから次行こ!

こう言われておしまいです。

こうならない為にも、情報発信はただの情報の羅列ばかりではダメなのです。

巧みに作られたストーリーは人を惹き込みます。そしてその文章の展開で読者の興味を掴んで離しません。そして、そのようなストーリーは文章を印象強いものしてくれて読者の記憶に長く残ることになるでしょう。

ですから、ブログの文章ににストーリーライティングは絶対に必須なんです!

お役立ち情報を発信するのが僕たちの目的ではない!

ちょっと熱くなってきたので、この際ハッキリ言わせてもらいます!

お役立ち情報を渡すことは情報発信者の目的ではありません!

お役立ち情報を発信すればそれを知りたい人が集まってきてくれるから、お役立ち情報を発信しているだけ。
情報発信の目的はあくまで顧客獲得のはずです!!

いつの間にかお役立ち情報を発信することが目的になっている発信者さんが多いですが、あなたは大丈夫ですか?
お役立ち情報発信は手段であって目的ではないのです!

かといって、自分の話ばかりしていても読者は集まってきませんから、お役立ち情報の中に自分の主張や紹介を織り交ぜていく必要があります。その自己主張をするために発信しているのですよ。

しかし、お役立ち情報を手に入れようと読みに来てくれている人にとって、自己主張は「ノイズ」でしかありません。
その自己主張をいかに自然にお役立ち情報の中に溶け込ませるか、それが発信者の腕の見せ所といえますね。

僕はこの記事でお話ししたストーリーライティングがその自己主張を自然に溶け込ませつつ、更に読まれやすくて印象強い文章を生み出せる最強のライティングテクニックだと思っています。

なんか、テクニックと称すると難しく聞こえますが、要は小説を書くように発信を書こうって事です。

なれると文章を書くのが楽しくなりますよ^^

もっとしっかり学びたい!って人にはこちらの本をご紹介しておきます。[amazonjs asin=”4990487508″ locale=”JP” title=”神話の法則 夢を語る技術”]

それでは、ここまで読んでいただきありがとうございました^^

この記事が役に立った方には、きっとこちらの記事も役に立ちます。

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