こんにちは、セールスプロモーターの長嶺です。

前回、ブランディングを形作る3つの価値について書きました。

今日はそのうちのひとつ『情緒的価値』についてもう少し深くお話ししたいと思います。

「前の記事見てねーぜ!」って人は前回の記事もぜひ見ておいてください

【ブランディング3要素】受注がガンガンとれるブランディングとは?

こんばんは、セールスコピーライターの長嶺です。 先日、あるグループトークでブランディングの3要素についてお話しする場面があったんですけど、なんだかえらく感動され…

まず前回記事を軽くおさらいしましょう。

ブランドは『機能的価値』『情緒的価値』『自己実現的価値』の3つで成り立っている。

その中でも『情緒的価値』を表現する具体的な方法が少し分かりづらくて苦しんでいる起業家が多い。

そんな話でしたね。

だから今回はその分かりづらい情緒的価値を表現をするため抑えるべき5つのポイントご紹介します。

ただ、一言でブランディングと言ってもその対象はモノだったりサービスだったり様々です。

対象変われば気を付けるべきことも変わるのは当たり前。

ってことで、今回はモノやサービスのブランディングではなく、個人のブランディング(自己ブランディング)における『情緒的価値』についてお話ししたいと思います。

『情緒的価値』とは簡単に言えば『好き』と思われる価値です。

今は法人でも人格を持ったキャラクターからの発信が大きく支持される傾向もあり、個人やキャラクターを好きだと思ってもらえるってのは結構大切な要素だったりします

では早速紹介していきましょう。

情緒的価値を高める5つのポイント
1,ホットな一面を打ち出す。

ブログやSNSでの情報発信。

これは誰もがやっていると思いますが、淡々と一定のリズムや熱量で発信していませんか?

そういう発信では誰の心も掴めません。

みんなから愛されるキャラクターには一見不安定にも思えるほどの『多面性』が必要なんです。

その多面性の1つが「ホット」な部分。

情熱でもいいし、怒りでもいいですが、自分の煮えたぎる激情あらわにするような熱い一面を普段の発信に織り交ぜていくべきです。

例えば僕の場合はコンテンツホルダーさんやクライアントを食い物にするプロモーターやコンサルタントに対してTwitterで怒りを爆発させていたりします。

あとは人として汚い人に対してだったり、信念無いまま上辺だけのテクニックを聞きかじった程度で発信していたりする人も嫌いなんでよく怒っています。

こうやって自分の熱い思いをガンガン書くと、そこに大きく感銘を受けて同調してくれるファンが必ず現れます。

見ての通り僕はツイッターでよく書いています。(そしてシェアしてます)

※コピーライティングアドバイス※
激情をあらわにしたいときは、意図的に3割~5割増しに感情を表現して書くのがコツです。
どれだけうまく書いても文章はこちらの熱さを50~80%程度しか伝えられません。
だから何も考えずに書いていると単調で冷めた印象を持たれやすくなります。
ドラマの俳優ではなく、舞台俳優になったつもりで演出する感覚で書きましょう。

また感情表現をキャラクターに任せて視覚に訴えるのも効果的です。そのあたりはまた後日記事にしますね♪

こういう激情をあらわにする演出は特にステップメールを活用したプロダクトローンチにおいてかなり重要になってきます。

前回の記事でも書いた通り、人は感情で物を買います。

感情は無機質なものでは動かせません。感情を動かせるのは感情だけです。

だからあなたの激情はユーザーの感情をも大きく揺らします。

激情をうまく活用してセールスメールを組めば少ない集客でも大きく稼ぐことができます。

もちろん、使い所や使い方、そして他の部分との絡ませ方なども重要なのでただ熱いキャラでいればいいってもんでもありません。そこを間違えるとただのクレーマーに成り下がります。

そこも説明しようとするとまた記事が長くなってしまうので割愛しますが、熱さはとても大切だとは覚えておいてください。

自分は自分の仕事、周りの仕事、世の中の仕組みに対してどのような激情を持っているのか。
一度考えておくとよいでしょう。

情緒的価値を高める5つのポイント
2,クールな一面を打ち出す。

好かれるキャラクターを作るなら多面性が重要と書きましたが、次に考えてほしいポイントは「クール」な一面です。

先ほどのホットな部分を激情的だとすると、クールな面はそれを支える論理的な人格です。

このクールさがない熱い主張はただ吠えているだけでうすぺらいですし、かといって熱さのない論理的思考のみのキャラクターは人間味がありません。分かりやすいぐらい双方を支え合っている存在ですね。

ネットでの発信において、こういったクールさは比較的出し易い人格だと思います。

例えば、物事を俯瞰で捉えた発信だったり、分析した発信だったりはクールな一面を演出できます。

今まさに僕が書いているこの記事こそ、僕のクールなキャラクターを読者に感じさせている記事と言えるでしょう。

Twitterだとこんな感じでしょうか

そのほか、例えば「毎日記事を書く」という目標を打ち立てて毎日それを着実にこなす姿を見せる、『何かを淡々と着実にこなし続ける継続力』などのもクールさを演出できるポイントです。

情緒的価値を高める5つのポイント
3,トリッキーな一面を打ち出す。

ホット、クールと続いて、次に打ち出すべき多面性が「トリッキー」な一面です。

あなたが持つ異常性・個性・執着、そういった部分があなたのトリッキーさに繋がります。

ホットは読者の感情を動かし、クールは読者を納得させる力を持ちますが、このトリッキーな一面はあなたの印象を力強く読者に植え付けるために必要不可欠です。

例えば僕の場合だったらアウトドア系の発信がトリッキーな部分に当たります。

アウトドアが大好き!焚き火大好き!ってだけでなく、アウトドアイベントをここまで主催しまくるプロモーターは他にいません(*´ω`)

おかげで冗談抜きで僕のことをセールスのプロではなくアウトドアのプロだと勘違いしていらっしゃる人がいるほどですwwww

過去記事だとこんな感じですね。

【目の癒し】岐阜キャンプと大阪BBQと富士山キャンプを一挙ご報告!

さて!さてさて!8月・9月にアウトドアイベント開催していたのに全くご報告してなかったので一挙公開! 1つの記事で3つのイベント!くぅぅう!なんて贅沢な記事だ!(自画…

きっと僕のことを初めて知った方。もしくは何となく知っていたけど「こういう人なんだ!」と認識した方。

そのほとんどが僕のアウトドア発信をきっかけに認識しているはずです。

まさにトリッキーな一面はそういった注目を集め『大勢の1人』から『あの長嶺さん』として認知させるために必要不可欠、ファーストコンタクトのきっかけを作るトリガーとなる要素です。

ケイイチ

僕は個の認知を伴わせることのできない集客を一切無駄だと断じています。
仮に毎日1000PVあろうとも、リストが1000件あろうとも、あなたが「大勢のうちの1人」にしかなっていなければ集客していないのと一緒です。

それだったら、1日たった1PVであなたを認知して大ファンになってくれる人ひとりだけと繋がったほうがはるかに生産的です。

はっきり言って数を追い求める集客って古いですよ。

情緒的価値を高める5つのポイント
4,絶対的な一貫性をもつ(信頼される人物になる)

『絶対的な一貫性を持つこと』

なぜそれが必要なのか理由は簡単、矛盾がある人は嫌われるからです。

前言っていたことと今言っていたことが違う。そんな発言をあなたはしていませんか?

もしくはそう誤解されそうな発言をしていませんか?あなたは一貫しているつもりでも読者から見たら一貫していないなんてことは意外と多いものです。

残念ながら過去にネットでビジネスする人のほとんどはこの一貫性ができていない人ばかりでした。

昨日までは「〇〇の時代が来ました」とか説明していたくせに、今日は「××以外ありえません」みたいなコロッと言い分を変える。

そういう目先の利益しか求めないセールスが横行し、ネットでのビジネスは稼げると言われながらも信頼を地に落としたという過去があります。

しかしそれでも構わない。それが稼ぐということだなんていう歪んだ成功哲学まで生まれている始末です。

たしかに一昔前なら新しくネットの世界を知るユーザーが常に多くいたおかげで一貫性がなくても、その時その時の最大値を打ち出す行動をとればなんとかなっていましたが、今は違います。

今は国内のネット普及も徐々に最大値に向かい、さらに欲求の多様化が進み、ひとりの発信者・企業が昔ほど多くの見込み客を抱えることができなくなってきています。

その環境の変化は、常に新規のお客様ばかり狙って打ち出すビジネスモデルを終わらせ、ひとりひとりのお客様と長く付き合いリピート受注してもらうビジネスモデルでないと事業が成り立たない時代に変えつつあります。(と、言うか本来ならそれが当たり前で、今までのインターネットが異常だったんです^^;)

これからは信頼を得る人物になることを重視しましょう。このあたりの話は過去の記事にも書いたことあるのでご参考ください。

信頼されたい情報発信者が今すぐ大切するべき「発信者の質」とは?

どうも、セールスコピーライターの長嶺です。 ここ最近ネットが騒がしいですねぇ。 今回のこの事件は、DeNAの戦略に苦汁を飲まされていたブロガーがとても多かったことも…

信頼と言えば、昨年ベストセラーとなった『革命のファンファーレ』でキンコンの西野さんもこう語ってました。

「信用持ち」は現代の錬金術師だ。
これからは、信用が力を持ち、「信用持ち」が時代を獲る。
【中略】
まもなく、物質ではなく、サービスでもない、個人の信用そのものが売り物となる職業が世に出てくるだろう。

引用 革命のファンファーレ 現代のお金と広告

西野さんは「信用」と書いていて、僕は「信頼」という単語をよく使ってますが、基本的には同じ考え方です。

どれだけ注目を浴びられたとしても信頼されてない人物の所には誰も何かをお願いしようとは思いません。

一貫性を持て!矛盾した発言するな!とだけ言うとなんか気疲れしそうですけど、ようはあなたの心に秘める「これだけは譲れない!」という信念をしっかりと自覚して打ち出していけば、そうそう一貫性が崩れることはないはずです。

自分の信念はなんなのか。打ち出すべきものは何なのか。シッカリと考えていつも見えるところにでも貼っておくといいでしょう。

情緒的価値を高める5つのポイント
5,応援してくれる5人のお客様を持つ

今日お話しする5つのポイントの中でこのポイントだけは自分だけでは完結できない話になります。でもこれが一番強力です。

結局、誰からも好かれる人物にひとりでなるなんて絶対不可能なんですよ。
人の集まるところに人は集まる。仲間が仲間を呼ぶ。そういうものなんです。

今は情報を信じないことが当たり前な時代です。

なんせ現代人は江戸時代の人が一生かかって得ていた情報量をたった1日で浴びていると言われています。どう考えても情報過多ですよね。

だから今の時代、情報はどう集めるかではなくて、どう選り分けるかが重要になっています。

ただ、どの情報も「私が一番」「私があなたにとって最適だ」と語りかけてくるわけですからもう受信者にとっちゃ訳が分からない。

そうなってくると情報元の主張より、第三者からの評価の方が信頼に繋がるわけです。

だからたった5人でもいいので、あなたの投稿に高頻度でコメントしてくれるような仲の良いお客様を作ってください。

10人も20人も必要ありません。たった5人でいいです。

そのために交流をしっかり行ってください。アクションは向こうの反応を待つのではなく必ずこちらから起こしましょう。たった5人ならできるはずです。

あ、ただしお客さんになりうる人を5人ですから勘違いしないでくださいね。(無理にセールスして関係を壊さないようにも注意してください)

一緒に頑張る仲間ももちろん大切ですから無駄とは言いませんが、今僕は受注に繋がる話をしています。

5人もファンを作れば、そこからはどんどんと人とつながりやすくなれるはずです。

単純に多くの人から好かれている人に声かけてもらえるって嬉しいもんです(*’▽’)

正しいことをしていれば・・・良いことをしていれば・・・「いつか必ず伝わる」ってのはただのギャンブルです。伝える努力はシッカリしていきましょう。

おおっと、、気づけばもう5000文字近い記事になってしまいました。そろそろまとめちゃいましょう。

情緒的価値を高める5つのポイント、まとめ

1,ホットな一面を打ち出す。

2,クールな一面を打ち出す。

3,トリッキーな一面を打ち出す。

4,絶対的な一貫性をもつ(信頼される人物になる)

5,応援してくれる5人のお客様を持つ

これが今日説明した好かれる人物(情緒的価値の高い人物)になるための5つのポイントです。

この5つは必ず意識していきましょう!ひとつ欠けるだけであなたの魅力は半分以下になってしまいます。

たった30分で構わないので5つのポイントを一度ノートに書き出して、自分がそれぞれのポイントをどう打ち出していけるか考え抜いてみてください。

5分でノートとペンを用意し、残りの25分で1つあたり5分の時間制限で一気に考えるわけです。(トータル30分)

その間は決して邪魔が入らないようにスマホの電源も切って、家族の理解も得てください。

こういうものは時間を決めて一気に書き出した方がいいものが出ますよ^^

お客様から好かれる発信者目指して頑張っていきましょう!

では、長文お読み頂きありがとうございました!

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