論理力とは何か?ビジネスでの重要性
論理力とは、矛盾なく物事を説明し、相手にわかりやすく伝える力のことです。
ビジネスの場面では、提案や交渉、プレゼンテーションにおいて非常に重要なスキルとなります。
特に、商品やサービスを説明する際に、相手に「なるほど!」と納得してもらうためには、論理的に情報を整理し、説明する力が求められます。
今回、なぜそのような話をするのか、それはビジネス成功者の多くは、論理力が高いと言われているからです。実際僕の周りもビジネスがうまく回っている人は、論理力の高い方ばかりです。
論理力があれば、複雑な情報やアイデアを分かりやすく伝え、相手を納得させることができます。
また、特別な情報を持っていなくても、論理的に整理された説明ができれば、それだけで「この人は頭が良い」と思ってもらえることも多いです。
論理力があるとバカにされない
ビジネスの場では、「なんとなく」で物事を進めると、相手に信頼されず、バカにされてしまうことがあります。
どれだけ知識が豊富でも、論理力がなければ相手に伝わらず、結果的に「この人は分かっていない」と思われてしまうのです。
逆に、論理力が高ければ、たとえ難しい話をしなくても、相手に尊敬されます。
論理的に物事を説明できる人は、話の筋道が明確で、相手を納得させやすいのです。
この「バカにされない」力こそが、ビジネスにおいて非常に重要です。
提案力をアップさせるための論理的思考法
提案力とは、相手に自分のアイデアや商品を魅力的に感じてもらい、納得してもらう力のことです。提案を成功させるためには、ただ商品を並べるだけでなく、相手のニーズに合わせた「論理的な筋道」を立てて説明することが重要です。
例えば、住宅営業の場合、目に見えない未来の家を売るという非常に難しい課題があります。しかし、論理的に「この家は、あなたの未来をこう変えます」と説得力のある提案をすることで、お客様に納得してもらい、購入に繋げることができるのです。
セールスでの成功を導く論理的な提案の仕方
セールスの場面でも、この論理的な提案は大活躍します。
まず、セールスで成功するためには、まず相手が何を求めているのかをしっかりと理解し、その上で論理的に「なぜこの商品があなたにとってベストなのか」を説明する必要があります。
例えば、
「この商品は他のものよりも高価です。しかし、その理由は材料の質が高く、長期的に見てコストパフォーマンスが優れているからです」
と説明することで、価格の高い商品でも納得してもらうことができます。
このように、論理的な提案をすることで、単に商品を売るだけでなく、信頼を勝ち取り、長期的な関係を築くことができます。
論理力を鍛える3つのステップ
1. 情報を整理する癖をつける
論理力を鍛える第一歩は、情報を整理する習慣を持つことです。
情報が散らかっていると、相手に伝える際に混乱を招きます。
何が重要で、どの順番で説明すべきかをしっかりと整理しておきましょう。
慣れないうちは、説明したい内容や、勉強した内容などを紙に書き出して整理整頓すると、情報の整理がうまくいくと思いますのでお勧めです。
2. 主張と根拠をセットで考える
何かを主張する際には、必ず「なぜそう思うのか」を根拠とセットで説明することで、論理的な説明として伝わるようになります。
例えば、「この商品は優れている」と言うだけでは説得力がありません。
「なぜなら、最新の技術を使っており、他社製品よりも耐久性が高いからです」と理由を添えることで、相手も納得しやすくなります。
さらにその根拠の部分を、有名人の言葉を引用したり、実際に起こった事例などを根拠としたりすることで、さらに信憑性が高まります。
3. フィードバックを受ける
自分が論理的に説明できているかどうか、自分ではなかなかわかりにくいものです。
少し恥ずかしいかもしれませんが、自分の論理的説明がしっかりできているかどうかの確認方法として1番確実なのは第三者のフィードバックを受けることです。
相手に自分の説明を聞いてもらい、「理解できたかどうか」「どの部分がわかりにくかったか」を確認しましょう。
これにより、自分の説明の弱点を見つけ、改善していくことができます。
それが難しければ、自分の説明している言葉の録音をとって、後日聞き直してみるのもお勧めです。
これは文章等でも有効なのですが、時間を置いてから改めて聞くと、自分の伝えようとしている言葉が論理破綻していて、全然説得力がないと言うことに気づくことが多いです。
僕はよくセミナーをするのですが、時間があるときは、そのセミナー音声を後日聞いてみるようにしています。
自信満々で話してるけど、全然響かない説明をしているシーンとか見ると恥ずかしくなりますが、その恥ずかしいと言う気持ちが勉強です。ぜひ試してみてください。
考える力をつけるための具体的な方法
論理力を鍛えるためには、日々の思考習慣を見直すことが大切です。
例えば、「なぜそうなのか?」と常に疑問を持ち、その理由を考える癖をつけると良いでしょう。
また、読書やディスカッションを通じて、他人の意見を取り入れつつ、自分の考えをまとめる訓練をすることも効果的です。
また、具体的な思考法を学ぶために、書籍『考える力をつける3つの道具』が個人的にとてもオススメです。
この本では、論理的に考えるためのフレームワークが紹介されており、日常のビジネスシーンで役立つ実践的な知識を得ることができます。
そして何よりもすごく面白おかしく、簡単にわかりやすく解説してくれてるのがこの本の特徴です。
読書が苦手な方でも楽しみながら読めると思いますので、論理力を鍛えたい方はぜひ手に取ってみてください!
考える力をつける3つの道具の詳細はこちらでご確認ください。(Amazon)