WEBセールスプランナーの長嶺圭一郎です。
昨日、生成AIを活用した福岡観光サイトが誤情報を原因に閉鎖された、というニュースを目にしました。
【Yahooニュース】生成AIで誤情報作成の福岡観光サイト閉鎖へ 実在しない名所紹介
https://news.yahoo.co.jp/articles/bbe0524a091daa5dbd6c855d2d9c8bb79223092c
このニュース、みなさんどう感じましたか?
「AIに頼ったから失敗した。やっぱりAIは怖い」そんな印象を抱いた方もいるかもしれません。
実際、AIは便利で強力なツールですが、万能ではありません。
その特性を正しく理解し、上手に運用しなければ、誤情報の発信や信頼の低下を招く可能性があります。
今回は、生成AIを活用して信頼される情報を発信するための3つのステップをお伝えします!
僕自身、日々AIを活用しているので、その経験をもとにした実践的なアドバイスをお届けしますね。
生成AI活用で失敗しないための3つの秘訣
1. 最終チェックは必ず人間が行う
生成AIがいくら便利でも、その出力結果をそのまま公開するのは非常に危険です。
必ず最終チェックは自分の目で行いましょう。
生成AIとの関わり合い方は、上司と部下の関係に近いと僕は考えています。
どんなに優秀な部下がいても上司がポンコツだと、良い仕事はできませんよね?
上司に求められるのは、「的確な指示出し能力」と「フォローアップ能力」だと思います。これはAIも同様です。
ですから、最終チェックは必ず人の目で行い、直してほしいところは的確に指示を出すこと。
これをサボるとAIから生成されるものの質は著しく落ちますので、気をつけましょう。
指示の重要性:
AIに与える指示は具体的であるほど、出力結果の精度が高まります。
たとえば「観光地を紹介して」ではなく、「2024年時点で話題の福岡観光地トップ3を教えて」という具合に指示を細かく設定しましょう。
最終確認の徹底
AIが出力した内容は必ず人間の目で確認し、必要に応じて修正すること。
これは、誤情報を防ぐだけでなく、内容のクオリティを高めるためにも必須です。
2. 情報の正確性と独自性を確保する
生成AIに情報を正確に生成してもらうためには、リサーチをAIにすべて任せるのではなく、自分やクライアントが持っている確かな情報をAIにしっかり提供する必要があります。
また、自分の経験や知識を加えることで、さらに価値のあるコンテンツに仕上がります
情報をAIに提供する
クライアントから提供された公式資料や、自分の確かな知識をプロンプトに反映させることで、AIが間違った推測をするリスクを減らせます。
独自の体験を盛り込む
僕自身、ブログやセミナーでお話しする際には、自分の経験を必ず盛り込むようにしています。
この「独自性」があるだけで、コンテンツの信頼性がぐっと高まります。
逆に、AIによって情報が簡単に作られてしまう時代になった今、体験談を交えられない情報は価値が薄いかもしれません。
3. わからないことは「わからない」と言わせる
AIは、指示を与えられると、それを何とか達成しようとして無理をすることがあります。
その結果、根拠のない情報や誤った内容を出力することになってしまいます。
ここで有効なのが、AIへの指示に「わからない場合はその旨を伝えてください」と一言添えることです。
これにより、AIが無理に誤った情報を作り出すリスクを大幅に減らすことができます。
たとえば「リサーチをしても情報が見つからない場合は、そのことを教えてください」と明確に伝えると、「その情報はまだ不明です」と返答が来るようになります。
このひと手間が誤情報を防ぐ大きな鍵になります。
生成AI時代に求められる「人間の力」
生成AIは確かに便利なツールですが、その運用の責任はあくまで人間にあります。
人間がきちんとチェックし、自分の情報や経験を補完しなくては、信頼されるコンテンツとして世に出せません。
今回ご紹介した3つのポイントを意識して、ぜひAIをあなたの「優秀な部下」として上手に活用してください!
ちなみに、12月8日のセミナーでは、このテーマをさらに掘り下げて解説します。
既に参加者様は150名を突破しています!たくさんのご参加ありがとうございます。
12月8日が都合悪くても、アーカイブ配信もありますので、生成AIの活用術や、情報発信の信頼性を高めるコツについて学びたい方は、ぜひご参加ください!
まとめ:
生成AIを活用することで、仕事は確実に効率化されます。
しかし、その力を十分に発揮させるためには、私たち自身の「情報力」や「運用力」が欠かせません。
誤情報を防ぎつつ、信頼を得るコンテンツを作るための鍵は、あなたの手の中にあります。
一緒に、AIを味方につけて自然体で攻める技術を磨きましょう!読んでいただきありがとうございました。
次回の記事もどうぞお楽しみに!