どうも、WEBセールスプランナーの長嶺圭一郎です。

突然ですが、あなたのビジネスにとって、一番大切な「資産」って何だと思いますか?

「うちの自慢の商品そのものかな…」
「いや、お客さんを集める集客力だろう」
「最近だとSNSのフォロワー数とか、信頼も大事だよね」

どれも、もちろん大切です。でも、実はもっと根源的で、どんな時代でもビジネスの生命線となる、絶対に手放してはいけない“本当の資産”があるんです。

それが「顧客リスト」です。

「え、顧客リスト?そんな地味なものが…?」

そう思ったかもしれませんね。

ですが、もしあなたが今のビジネスをこの先10年、20年と安定して続けたいと願うなら、この記事はきっと大きな気づきになるはずです。

なぜ、「顧客リスト」が最強のビジネス資産なのか?

SNS依存の危うさ ― その集客、砂上の城になっていませんか?

「インスタのフォロワーが1万人超えました!」
「X(Twitter)の投稿がバズって、たくさん『いいね』がつきました!」

素晴らしいことです。

でも、少し立ち止まって考えてみてください。そのフォロワーや「いいね」してくれた人たちに、あなたは明日、確実に連絡を取ることができますか?

もし、そのSNSの運営会社が突然ルールを変えたり、あなたのアカウントが何かの手違いで凍結されたりしたら…。

これは、決して大げさな話ではありません。

何を隠そう僕自身、過去にアメーバブログ(アメブロ)を4回もアカウントごと削除された経験があります。

ある日突然、コツコツ積み上げてきた記事も読者との繋がりも、すべてが消え去りました。さらに、Twitterアカウントが突然乗っ取られたこともあります。

僕だけの話ではありません。つい先日も、僕の身近で

「突然Facebookにログインできなくなった」
「Twitterのアカウントが凍結された」

という悲鳴のような声が聞こえてきました。

僕の肌感覚ですが、こういった集客媒体の突然の崩壊はもはや「万が一」の出来事ではなく、「100が1(いつか必ず)」起こりうることだと感じています。

プラットフォームに依存した集客は、いわば「借り物の土地」で商売をしている状態。

土地の持ち主(プラットフォーム運営企業)の都合一つで、明日にも立ち退きを命じられるかもしれない、非常に不安定な状態なのです。

江戸時代の商人が火事でも守った「顧客台帳」の教え

ここで、時代を遡って江戸時代の話をしましょう。

「火事と喧嘩は江戸の華」なんて言葉があるように、当時の江戸は世界的に見ても、驚くほど火事の多い都市でした。木造家屋が密集し、冬は乾燥した風が吹き荒れる。一度火が上がれば、あっという間に燃え広がってしまう環境だったのです。

中でも1657年に起きた世界三大大火「明暦の大火」は、江戸の大半を焼き尽くし、10万人以上の死者を出したと言われる史上最悪の大火災でした。

東京帝国大学の『理科会粋・第三帙』によると、火元から焼けどまりまでの直線が約1,635メートル以上に達したものを『大火』と言うそうですが、そんな大きな火事が267年間に49回が発生したのが江戸の町です。

※江戸以外の大都市では、京都9回、大阪6回、金沢3回しか発生していません

実に5年に一回のペースで火事が起きていた江戸の町。

そんな場所で商売をする江戸の商人は、火事が起きたら何を一番に持って逃げたかご存じですか?

それは、お金でも、家財でも、商品でもありません。

彼らが命がけで井戸に投げ込んで守ったのは、「顧客台帳」でした。

店や商品がすべて灰になっても、顧客台帳さえあれば「どこの誰が、いつ、何を買ってくれたか」が分かり、また商売を再建できることを骨身に染みて知っていたからです。

これ、現代のビジネスに置き換えても全く同じことが言えます。

店舗がなくなっても、商品が手元になくても、あなたのことを信頼し、あなたの商品を待ってくれているお客様のリストさえあれば、いつでもビジネスを再開できます。メール1通で、お客様との関係を再び紡ぎ直すことができるのです。

どうでしょう? あなたのビジネスの「顧客台帳」は、明暦の大火のような災禍の中でも、迷わず持ち出せるほど大切な「資産」になっているでしょうか

成果を出すリストマーケティングの始め方【3ステップ】

「リストが大事なのはわかった。でも、具体的にどうすれば?」

ご安心ください。リストマーケティングの基本はとてもシンプルで、たった3つのステップで成り立っています。

ステップ1:集める(見込み客との最初の接点)

まずは、あなたの未来のお客様となる「見込み客」のリストを集めます。

そのために、相手が「喉から手が出るほど欲しい!」と思うような魅力的な無料プレゼントを用意しましょう。

例えば、

  • お役立ち情報が満載のPDFレポート
  • プロの技を解説する限定動画
  • お得な割引クーポン

ここで一番大切なのは、「無料だからといって絶対に手を抜かないこと」

最初の接点で相手の期待を大きく超える価値を提供できれば、「この人は本物だ!」と一瞬で信頼を勝ち取ることができます。

ステップ2:育てる(信頼関係の構築)

リストが集まったら、いよいよ最も重要な「教育」のフェーズです。

といっても、学校の先生のように知識を詰め込むのではありません。

メルマガなどを通じて、見込み客の悩みや疑問に寄り添い、役立つ情報を届け続けることで、少しずつ信頼関係を育てていくのです。

この段階では、あなたの専門性だけでなく、あなたの考え方や価値観、時には失敗談といった「人となり」を伝えることも非常に効果的です。人はノウハウだけでなく、その人の人間性に共感し、ファンになるのですから。

ステップ3:届ける(価値の提供と販売)

信頼関係が十分に深まれば、もはや「販売」はセールスである必要はありません。

「こんな素晴らしい商品があるのですが、興味はありますか?」と「提案」するだけでいいのです。

お腹をペコペコに空かせた人の目の前に、その人の大好物をそっと差し出すようなもの。相手は喜んで手を伸ばしてくれるはずです。

あなたのビジネスの「顧客台帳」は、燃えない資産になっていますか?

江戸時代の商人が焦土の中でも守り抜いた「顧客台帳」。それは、いつの時代もビジネスの再建を可能にする、絶対に燃えない最強の資産でした。

あなたのビジネスは今、どうなっていますか?

SNSのフォロワー数という、いつ消えるかわからない数字に一喜一憂していませんか? プラットフォームのご機嫌をうかがうような集客に、疲れていませんか?

リストマーケティングは、決して派手な打ち上げ花火ではありません。畑を耕し、種をまき、毎日水をやり、やがて大きな実りを得るような、地道で、しかし確実な農耕に似ています。

ぜひ今日から、あなたの「顧客台帳」=「燃えない資産」を育てる一歩を踏み出してみてください。

ちなみにプラットフォームに左右されない「顧客リスト」が大切だと僕は思っているので、公式LINEは僕の中ではリストマーケティングと位置づけられていません。

そちらについて詳しく知りたい方はこちらをどうぞ

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