AI×リストで自然体ビジネス設計士の長嶺圭一郎です。

この記事の要点

  • メルマガやLPの「文末(語尾)」が、自信のなさを地味に醸成して信頼を削っているケースが多い
  • 「〜だと思います」「汗マーク」「興味のない方もいるかもしれませんが」の3つは、丁寧さのつもりで損している語尾の代表格
  • 文章の一番の強みは「後から書き直せること」。最終チェックで語尾だけ整えるだけで、読み手に与える印象が一段上がる
  • 自信は「マナー」、自信があるように見せるのは「テクニック」。語尾はそのテクニックの一つ

メルマガ書いていますか?LP書いていますか?

書いた直後にざっと読み返して「OK」と送信ボタンを押している方、ちょっと待ってください。最後の一文だけ、もう一度読み返してみてください。

たぶん、自信なさげな語尾になっていると思います。たぶん、です。

僕も意識しないとそうなる。基本的にネガティブ気質なので、放っておくと「〜だと思います」「もしご興味あれば」「汗マーク」のオンパレードになる。

今回は、メルマガやLPで地味に信頼を削っている文末(語尾)の話と、それを整えるだけで自信が伝わる文章になる仕組みを書いていきます。

雨予報を「晴らしておきます」に変えてしまう、語尾の力

今日のテーマを思いついたきっかけは、午後からモバイルオフィスを内装工事に預ける予定だったのですが、その業者さんから来たLINEの一文でした。

僕がもともとYouTubeで知って「面白い人がいるな」と注目していた、隣町のカスタムカー屋さん。今回ご縁あってお願いすることになって、当日の朝にこんなメッセージが届いたんです。

13時頃来場お待ちしています。穂積市は晴れるようにしておきます笑

「穂積市」は岐阜の地名で、その地名と「晴らしておきます」をかけて遊んだ語尾。今日は雨予報だったので、それをユーモアで包んで送ってきてくれたわけです。

中身は完全に真面目な業務連絡。「来場お待ちしています」だけで業務的には十分。でも最後の一文があるかないかで、読んだあとに残る印象が全然違う。

「相変わらず面白い人だな」

この余韻が、語尾一つで生まれる。これが今日話したい「文末の力」です。

損している語尾リスト:あなたのメルマガに混ざっていませんか

最初に、僕も意識しないとつい書いてしまう「損している語尾」を並べます。心当たりがある方は、まずここをチェックしてみてください。

1.「〜だと思います」「〜だと思いますよ」

丁寧さや配慮のつもりで断定を避けたふわっとした語尾。これは僕のAIもやたら使いたがる定番表現です。

「これがオススメの方法です」と書けばいいところを、「これがオススメの方法だと思います」「オススメの方法だと思いますよ」と書いた瞬間、読み手は「この人、自分の出した結論に確信がないんだな」と無意識に受け取ります。

2. 汗マーク(💦)や顔文字の多用

「こうこうこうだと思うんですけど(汗)」「こうですよね(汗)」と、断るごとに汗マークがついている文章。

書いた本人は「謙虚」「やわらかさ」のつもりかもしれません。が、読む側はこう感じることがあります。

「この人、何か察してくれって言っているのかな」

「そんなことないですよ」と返してほしい合図として受け取られると、コミュニケーションコストが高い人として認識されてしまう。一言で言うと「面倒くさい人」に見えてしまうわけです。

3.「興味のない方もいるかもしれませんが」「もしご興味あれば」

メルマガで毎回、何かを案内する前に必ずつけている方がいる前置き。これは大前提から間違っているので、後の章で詳しく書きます。

これら3つに共通するのは、書き手が「常に一歩引いている」という構造です。配慮や丁寧さの仮面をかぶった、自信のなさのにじみ出し方とも言えます。

自信なさげな発信が読み手にどう映るかは、過去にも書きました

文末の話は、もっと広く「自信なさげな発信全般」の話と地続きです。語尾以外にも、自信なく見えてしまう振る舞いは複数あって、それを以前に5つにまとめた記事があります。

自信が無さげな発信者はめっちゃ損してる!自信なく見える最悪な言動を5つ紹介するよ!

ど~も、長嶺です。 今日は、発信で商品を売るなら必ず身に着けてほしいテクニックをお伝えします。 絶大なる自信をもってセールスすべし! 僕は断言します。 コミュニケ…

合わせて読んでいただくと、「文末だけの問題ではない」「発信全体に染み出している自信のなさのパターン」が見えてくるはずです。

「終わり良ければ全て良し」の逆もまた真

今日の構成を考えていて、僕は我ながら良い表現を見つけました。

「終わり良ければ全て良し」の逆。

終わり悪ければ全て台無し。

どれだけ文章を練り込んでいても、終わりが悪かったら全てが台無しになります。覚えておいてください。

人間の認知は最後に強く引っ張られます。本文をどれだけしっかり書いていても、最後の一文が「〜だと思います(汗)」だったら、その人柄全体の印象がそこに引きずられる。

逆に冒頭の業者さんのLINEのように、最後の一文が「穂積市は晴らしておきます笑」だったら、それまでの真面目な業務連絡まで含めて「面白い人だな」になる。

最後の一文に、僕らはもっと敬意を払うべきです。本文を膨らませることに時間をかけるなら、その10分の1でいいから語尾の最終チェックに時間を使う。それだけで読み手に届く印象は変わります。

文章マーケティング最大の強みは「後から書き直せる」こと

そもそも僕が13年間、文章を使ったマーケティングを続けている一番の理由がこれです。

文章は後から書き直せる。

当たり前のことを言っているようですが、超ありがたい強みです。

訪問商談だったらどうでしょう。お客様の前で言い間違えたら、もう取り繕いようがありません。「すいません、今のなしで」と言い直すことはできますが、失敗した感は確実に残る。お客様に「この人、自分の言ってることに自信がないんだな」という第一印象がついたら、それを払拭するのは本当に難しいんです。

僕は住宅営業時代、訪問でこの一発勝負の重さを毎日味わっていました。22年営業をやってきて、それでも商談中の言い間違いの取り返しのつかなさは、いつになっても慣れませんでした。

動画はどうか。撮り直せばいいと言えば言えますが、動画の撮り直しはめちゃくちゃ大変です。

文字はどうでしょうか。文字は後から見直してすぐ直せる。書いた直後に読み返して、「この語尾は自信なさげに映るな」「ここは文脈が飛んでて意味不明だな」と気づいた瞬間に修正できる。これが文字の最大の強みです。

僕は特別文章が上手いタイプではありません。ダーッと書いた後に、必ず一度は見直します。見直さずに送ることはまずありません。それでも昨日のメルマガには誤字がありました。「待ってくれよ、僕見直したじゃん」と思っても、なぜか自分で受信してから読むと一瞬で見つかるんですよね。困ったものです。

メルマガは「興味ある人しかいない場所」だと前提を変える

ここから本題のメルマガの話に入ります。

「興味のない方もいるかもしれませんが」という前置きを、断りごとに毎回入れている方がいます。

これ、大前提が間違っています。

メルマガに登録している人は、基本的にあなたに興味がある人しかいません。

あなたに興味がなくなったら、解除しているはずだからです。メルマガとはそういう場所。配慮のつもりで毎回「興味ない方もいるかもしれませんが」と書くのは、その大前提を否定する書き方になっています。

そして致命的なのは、興味のない人への配慮があるせいで、興味のある人まで「自分には関係ないのかな」と萎えていく構造になることです。最悪です。こういう言い方は、思い切ってなくしてしまいましょう。

メルマガ=興味ある人しかいない場所、という前提については、過去にコミュニティとしてのメルマガという切り口でも書きました。

【2025年版】メルマガはコミュニティ!読者参加型の3つの事例とAI時代の新常識

メルマガをコミュニティ化する3つの手法を、実際の開催事例を交えて解説。AI時代に輝くメルマガの価値とは?初心者向けのFAQも掲載しています。

解除はあって良い。過度に恐れる必要はない

メルマガの解除は、あって良いものです。過度に恐れる必要はありません。

僕はよく「ゼロリスのローンチで解除がゼロ件でした」「前回のローンチは1件でした」という話をします。あれはあくまでローンチのメルマガに限った話。通常のメルマガでは、解除はちょこちょこあります。普段からずっとゼロなわけではありません。

そして、その解除に対して僕は何とも思っていません。人の気持ちは移ろうものです。長く付き合っていれば「そろそろ必要ないな」と感じるタイミングもあるし、相手のやっていることが変わることもある。解除自体は健全な現象です。

ローンチで解除がほぼ出ない理由は、もう少し構造的な話があります。

僕は強くオファーしたいときに、必ず「興味ある人はこちらへどうぞ」という流れを先に作っています。例えば「ゼロリスの説明会をしますよ」と先に告知すると、ゼロリスに興味がある人しか集まりません。その人たちだけにオファーをかける。

つまり、興味ある人だけが集まってくれる導線を先に組んでおけば、メルマガ本文は強気に書ける。煽る必要もない。それでも解除はゼロか1件あるかないか、という結果になるわけです。

メルマガの件名は「最大化を狙わない」

ここで件名の話も併せて。

僕がよく言うのは、メルマガの開封率は最大化しないでくださいということ。

「興味ある人だけが、興味を持って開く件名」を書けばいい。興味のない人まで呼び寄せる件名を書くから、無駄な解除が増えるし、本文でも「興味ない方もいるかもしれませんが」のような配慮を入れる羽目になる。

最初から一人だけに刺さる件名で十分です。釣り件名で開封率を盛ると、開いた瞬間に「中身が思ってたのと違う」となって信頼を消費します。これについては別記事で詳しく書いているので、件名で迷っている方はこちらもどうぞ。

そのメルマガタイトル、嫌われてますよ?開封率より大切なリストマーケティングの極意

WEBセールスプランナーの長嶺圭一郎です。 突然ですが、あなたの受信ボックスに届くメルマガで、こんな経験ありませんか? 「〇〇の件につきまして」 「明日のセミナーの…

自信は「マナー」、自信があるように見せるのが「テクニック」

ここが今日の核心の一つです。

お客様に対して自信を持った対応をするのは、テクニック以前の問題でマナーです。

自信があるように見せるためにどう立ち回るか、それがテクニック。

語尾を強い言葉にする、はっきり言い切る形に整える。これがテクニックの一つ。

根底にあるのは「自信を持っているように作りましょう」ということ。文章でも、セミナー告知でも、商品のキャッチコピーでも、サムネイルのコピーでも、どんな人にも当たり障りなく届くようなふわっとした表現になっていないか、必ずチェックする。

ちゃんと言い切る。ここだけは譲らないでください。

煽る・煽らないの境界線が極端な人へ

「強気に書け」と言うと、極端に振れる人がいます。煽り口調になって、お客様がしんどい思いをしてどこかに行ってしまう。

逆に「煽らないようにしよう」と意識した瞬間、今度は抽象度の高いふわふわな言い回しになってしまう。

根本は「自信を持つこと」です。強い言葉を使う必要はありません。ただ、自信にみなぎった言葉を使えているかどうか。ここを意識していただくと、自然体でドヤドヤ・オラオラしなくても、ちゃんと自信に満ちた人として伝わります。

実績がある人の弱気発言を、そのまま真似ると危険

最後に重要な注意点を一つ。

弱気な発言を使うか使わないかの判断で、気をつけたほうがいいのが「実績がしっかりある人の立ち回り方を、そのまま参考にするのは危険」という話です。

僕自身、こう言ってはなんですが、どちらかというとそっち側に入っていると思います。

どういうことかというと、その人の発言一つ一つが多少弱気でも、裏側にある実績や数字がある程度大きいから、「この人こんな風に言ってるけど、めちゃくちゃ裏すげえじゃん」と受け取ってもらえる。そういうバックボーンを作れている人の特権です。

僕の場合だと、ゼロリスのコミュニティが今130人以上いる、独立13年で朝の配信を1816日連続で続けている、住宅営業時代にトップセールスだった、賞も受賞した、といった客観的な情報がある。お客様の声の数も含めて「この人すごい人なんじゃないの」と感じてもらえる材料がある程度積み上がっている人は、あえて親しみやすさで「なよなよする」ブランディングが効きます。むしろそこで牽制を振りかざすと怖い人になってしまうから、あえて柔らかく見せる。

僕の周りにも、どこかの大学の助教授をやりつつ本もバリバリ出しつつ、SNSでは「今日もやる気出ないなぁ」みたいな投稿をしている方がいます。それでも誰も「ダメな人だ」とは思わない。すでに「すごい人」だと、みんな分かっているからです。

バックボーンがない段階こそ、語尾を整えよ

ただし、客観的に「この人何者である」かがまだしっかり構築されていない段階で、弱気な発言ばかりしていたら、本当にただの弱い人になってしまいます。

客観的に何者であるかを見せられる材料がまだ整っていないなら、まずはそれを積極的に掴みにいくべきだし、積極的にPRしていくべきです。それがしっかり固まってから、人間らしさやキャラクターとしての「あえての弱さ」を出すのはアリ。

逆に言えば、書こたる実績や経験値がまだ取り出せない段階なら、武器はその人の人柄が大半です。

人柄、つまり言葉の端々に出てくる自信にみなぎった強さ。「自分のやっていることに対する確信」のようなものが、商談・セールスでお客様の決め手になる。

だからこそ、バックボーンが薄い段階こそ、今日の語尾の話は徹底的にやるべきです。

AIに任せた文章ほど「思います」が増える理由

実務的な話を一つ。

AIで書いてもらった文章を読み返すと、「〜だと思います」「〜と思っています」が散りばめられていることが多くないでしょうか。これ、AI側の性質上、断言を避けるよう調整されている部分が大きいんです。

僕のAIもやたらと「思ってます」「思います」を使いたがります。汎用的に使っているAIだと、ほぼ確実にこの傾向は出ると思っておいてください。

対策はシンプルです。

  1. AIが出したものを一度自分で見直して、自分で修正する
  2. 修正したものをAIに見せて「今後はこうやって書いてほしい」と伝える
  3. もしくは最初から、自分のサンプル文章をいくつか用意して、それを渡してから書いてもらう

このひと手間がないと、AIは細かい言い回しや感情表現の機微を把握できません。

ちなみに「もっとハキハキ書いて」と指示すると、今度は極端にハキハキになります。「カジュアルにして」と言うと、めちゃくちゃカジュアルになる。「これってさ、聞いてる?」みたいな崩れ方をします。AIは見本なしで文章修正をすると、とんでもない方向に飛んでいくので、サンプル提示はセットで考えてください。

AI時代のメルマガ・リストマーケティングの設計思想全般については、こちらの記事もどうぞ。

なぜAI時代に「メルマガ」が最強なのか?3つの理由をプロが解説

AI×メールで売り込みゼロの『自然体ビジネス』設計士。長嶺圭一郎です。 最近、「AIの進化がすごい!」というニュースを毎日のように見かけますよね。便利な半面、心のど…

語尾を整える3つのチェック(明日からできる版)

最後に、明日からできるチェックリストとしてまとめます。

メルマガでもLPでもSNS投稿でもキャッチコピーでも、書き終わったあとに本文を読み返さずに語尾だけを上から拾い読みしてみてください。次の3つが見つかったら書き換えサインです。

チェック1:「〜だと思います」「〜だと思いますよ」を見つけたら言い切りに直す

  • 「これがオススメの方法だと思います」→「これがオススメの方法です」
  • 「効果があると思いますよ」→「効果があります」「効果がありました」

チェック2:汗マーク・顔文字の多用がないか確認する

  • 「〜だと思うんですけど(汗)」のような連発をしていないか
  • 一通のメルマガに汗マークが2つ以上出てきたら、本当に必要か再検討する

チェック3:「興味のない方もいるかもしれませんが」を全削除する

  • メルマガは「あなたに興味ある人しかいない場所」が大前提
  • 興味ない人への配慮で、興味ある人まで萎えさせていないか
  • 件名でターゲットを絞れていれば、本文での前置きは不要

この3つを通すだけで、文章が一段引き締まります。

「終わり悪ければ全て台無し」を避けて、「終わり良ければ全て良し」で締めくくれる文章を書いてください。

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