AI×リストで自然体ビジネス設計士の長嶺圭一郎です。
昨日、神奈川まで17名規模のバーベキューに行ってきました。僕はグリルを3つ持ち込んで、ひたすら肉を焼いていました。帰ってきて疲労困憊でバタンと寝て、今朝ギリギリで起きた状態でこの記事を書いています。
「バーベキューの話なんて集客と関係あるの?」と思われるかもしれません。でも、このバーベキューこそ、AI時代に一人社長が武器にすべき集客手法の代表格なんです。それをサードプレイス集客と呼びます。
この記事でわかることを最初にまとめておきます。
- サードプレイスとは何か、なぜ集客の武器になるのか
- セミナー型集客では届かない層に、サードプレイスでリーチできる理由
- バーベキューじゃなくてもいい。自分に合うサードプレイスの見つけ方
サードプレイスとは?スタバが提唱した第三の空間
サードプレイスは、一言で言うと仕事でもプライベートでもない第三の空間のことです。サード(3番目)なので、サードプレイスという呼び方になっています。
この概念を広めたのは、スターバックスです。スタバは自社の立ち位置を「家でもなく職場でもない、第三の居場所を提供する」と定義していて、これがカフェ業界全体のスタンダードになりました。一般的にはカフェ、コワーキングスペース、コミュニティスペースなどが典型例として挙げられます。
僕が注目しているのは、このサードプレイスを「集客の軸」として設計できるということです。
僕のバーベキューがサードプレイスである理由

僕のバーベキューには、基本的にビジネスコミュニティの方々が参加します。だから完全なプライベートの集まりではありません。一方で、僕は肉を焼くことに全力を注いでいるので、マーケティングセミナーでもない。ビジネスの話は出るけど、ビジネスの場ではない。この絶妙な中間地点が、サードプレイスの定義そのものなんです。
普通に考えたら、長嶺圭一郎という人間が企画するなら、マーケティングセミナーやリストマーケティング説明会を開くのが自然な流れです。でも僕はあえてバーベキューという形を取っている。100%仕事でもなく、100%プライベートでもない、中間地点のポジションを意図して作っている。これが集客装置として機能してくれます。
サードプレイス集客で起きる5つの効果
サードプレイスを集客の軸に据えると、セミナー型では起こりえない効果が同時に起きます。
1. セミナーには来ない「将来客予備軍」が流入する
ゴリゴリのマーケティングセミナーを開くと、そこに集まるのは「今まさにマーケに真剣に取り組みたい人」です。当たり前ですよね。裏を返すと、「いつかはやりたいけど今はまだ早い」という層はセミナーには一切来ません。
サードプレイスの立ち位置なら、この「今はまだ早い」層が自然に入ってきてくれます。仕事の場ではないから気軽に来られる。でもビジネス関係者が集まる場だから、話は聞けそう。この微妙なラインが、将来客予備軍を引き寄せる設計になっています。
2. 楽しい場では、お客様が自分から未来を語りだす
僕がコンサルを主体にやっていた6〜7年前の経験から言うと、バーベキュー会場と真面目なミーティングは空気が全然違うんです。
みんな楽しげに未来を語りはじめます。「ああしたい」「こうしたい」「こういうのが理想」と、僕が聞いてもいないのに、自分のビジョンを口にしてくれる。僕は本当に肉を焼いているだけで、コンサル的なことは何もしていないのに、です。
楽しい空間はポジティブな思考回路を呼び込みます。結果として、お客様が自分の口でベネフィット(自分が得たい未来)を語ってくれる。これは商談の場では絶対に起きない現象です。
3. 既存顧客が勝手にクロージングしてくれる
僕のバーベキューには、すでに僕のサービスを受けている既存のお客様も混じっています。すると何が起きるかというと、僕が知らないところで、既存のお客様が新しい参加者に向かって「それなら圭一さんのこの商品でどうにかなるんじゃないですか」と勝手にクロージングしてくれるんです。
念のため書いておきますが、桜を仕込んでいるわけではありません。楽しい場所が持つエネルギーが、自然にこの流れを作ってくれるんです。
セミナーの場でここまで既存顧客が動いてくれることは、まずありません。サードプレイスの独自の力です。
4. SNSで拡散されて、未接触フォロワーが生まれる
バーベキューに参加してくれた方々は、かなりの割合で写真をSNSに投稿してくれます。「投稿してもいいですか」と聞かれることが多く、投稿してもらうと反響がそれなりに起きます。
ここが大事なポイントです。拡散されたその投稿を見て、参加していない第三者が「いつかそのバーベキューに行ってみたい」と思い、僕をフォローしてくれるんです。今回のバーベキューでも、「いつか参加したいと思っていて、ようやく来られました」という方が複数名いらっしゃいました。
4〜5人規模のバーベキューでも、波及効果で数百人の未接触フォロワーを生む設計になっている。単なる集客数では測れないリーチの広がりが、サードプレイスにはあります。
5. 長期記憶に強く刻まれる
5つめは、記憶の質の違いです。
無料セミナーで出会った方は、正直なところ一ヶ月もすれば「そういえばそんな人もいたな」くらいの記憶になっていきます。でもバーベキューで一緒に肉を焼いて笑い合った方は、何年経っても忘れられない。そして何年後かに「そういえば長嶺さん、マーケの人だったな」と思い出してもらえる。
ここが一人社長にとって一番のリターンです。単発の成約より、長期的に思い出してもらえる関係のほうが、事業としてはるかに大きい。
労力だけ見れば非効率。でも実は最効率
正直に書いておきます。バーベキューは準備・当日・片付けを合わせて、実質4日仕事です。2日前に買い出し、1日前に肉の仕込みと道具の用意、当日は1日かけて現地に行って帰ってくる、翌日は片付け。僕は疲労困憊でこの記事を書いています。
労力だけで比較したら、無料セミナーを告知して集客して開催したほうが、圧倒的に多くの人が集まります。数字上の効率は絶対にそっちです。
でも、信頼の積み上がり方・認知の広がり方・長期的な関係性という3軸で見たら、サードプレイスの方が圧倒的に効率がいい。これが一人社長にとってのサードプレイス集客の正体です。目先の集客数という1軸だけで見たら負けるけど、3軸で評価すれば勝っている。ここを見誤らないでほしいなと思います。
AI時代に人間味を出せるのがサードプレイスの強み
もう一つ、今の時代にサードプレイス集客がハマる理由をお伝えしておきます。
AIの進化で、専門性の分野で情報を発信するだけでは、差別化が難しくなってきました。情報量で勝負するフェーズは、正直もう終わりかけています。これから先、お客様が「この人から買いたい」と選ぶ決め手は、AIでは語れない部分、つまりその人の人間味になってきています。
一人社長にとって、この人間味をどう出すかは死活問題です。そしてサードプレイスは、人間味を前面に出せるほぼ唯一の設計なんです。
僕のバーベキューに来てくれた方はみんな驚きます。「リストマーケティング、AIって普段言ってる長嶺さんが、わざわざグリルを3つも持ち込んで変な塊肉を焼いてる」と。しかもバーベキューインストラクターの資格まで持っていて、自分はほとんど食べず、ひたすらみんなに振る舞っている。傍から見るとちょっと異常な人に見えるかもしれません。
でも、この「普通のセミナーとは違う覚えられ方」こそが、AI時代に生き残る一人社長の武器になります。
バーベキューである必要はない
ここまで読んで「じゃあ自分もバーベキューをやればいいのか」と思われそうですが、それは違います。バーベキューは僕がアウトドア好きでずっと続けてきたからハマっているだけで、万能解ではありません。
サードプレイス集客の本質は、自分の得意領域・趣味の領域で緩くやる、ということです。
たとえばこういう選択肢があります。ペットが好きなら「わが家の犬について語る会」。カフェ好きなら「カフェでのお茶会」。アウトドア好きなら「登山部」。ガンプラが好きなら「ガンプラ語る会」。オンラインで完結させたいなら「オンライン飲み会」。正直、何でもいいんです。
大事なのは、自分がゴリゴリのプレゼンをしなくても楽しい状態で、ビジネスの顔とプライベートの顔の中間地点が作れていること。その中間地点が、自分のキャラクターとして周りに定着しているかどうか。ここが一人社長の武器になるかどうかの分かれ目です。
僕が試してやめたサードプレイスの話
実体験を一つ書いておきます。
僕は昔、カフェでのお茶会をサードプレイスとして試していた時期があります。人も集まりましたし、悪くはなかった。でも続かなかったんです。
理由はシンプルで、僕自身がカフェのコーヒーにこだわりがあるわけでもなく、お茶会という場で自分の個性が出しきれなかったから。やってみて「これは僕がやる理由がないな」と判断して、やめました。
ここが大事なポイントです。サードプレイス集客って、一発で正解を引き当てる必要はありません。やってみて合わなければ、普通にやめればいい。自分が続けられるもの・自分らしさが出るものを、試行錯誤の中で見つけていく。いきなり自分の個性を全力爆破しようとする必要はなくて、オンライン飲み会みたいなところから小さく始めればいい。まずは小さく試す、というスタンスでいてほしいなと思います。
人見知りでもサードプレイス集客は成立する
最後に一つ書き添えておきます。実は僕、人見知りです。初対面の人と喋るのが得意じゃない。
でもバーベキューって、肉を焼いているだけでみんなが勝手に僕を認知してくれるんです。ほとんど喋る必要がない。これ、人見知りにとっては最高の集客装置なんです。
同じ発想で考えると、登山部のように「山を登るだけ」の活動でもいい。何かを一緒に作る会でも成立します。自分が全員と喋らなくても関係値が深められるやり方を、自分の得意や好きに重ねて設計する。この視点で見ると、サードプレイス集客のハードルは意外と低いんです。
まとめ。一人社長の集客はセミナーだけじゃない
サードプレイス集客を一言でまとめると、仕事でもプライベートでもない第三の空間を集客・認知の軸にする手法です。
ここには、マーケティングセミナーには来ない将来客予備軍が流入し、楽しい場の空気でお客様が自分から未来を語り、既存顧客が勝手にクロージングしてくれ、SNSで拡散されて未接触フォロワーが生まれ、長期記憶に強く刻まれる。この5つが同時に起きる集客装置になります。
単発の集客数で見れば非効率ですが、信頼の質・認知の広がり・長期的な関係という3軸で見れば、サードプレイスは実は最効率の集客です。そしてAI時代に人間味を前面に出せる、一人社長にとって貴重な武器でもあります。
僕は22年間営業の世界で生きてきて、独立してからもずっと集客と向き合ってきました。その中で実感しているのは、目先の人数を追う集客より、長期で覚えてもらえる集客のほうが事業としては桁違いに強いということです。
バーベキューでなくて構いません。カフェでも登山でもガンプラでもペットの会でも、オンライン飲み会でもいい。自分の得意・好きの領域で、緩く、続けられる形で、自分なりのサードプレイスを一つ設計してみてほしいなと思っています。やってみて合わなかったらやめればいい。まずは一回、小さく試してみるところからでいいんです。
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