こんにちは、AI×リストで自然体ビジネス設計士の長嶺圭一郎です。
今回は「選ばれる人には、なぜか3つの顔がある」というテーマで、個人のキャラクター設計について書いていきます。お客様が比較検討に疲れ、信頼している人の言葉で動く場面が増えている今、「この人が言うなら」と思ってもらえる人になるには、自分のキャラクターをどう見せていけばいいのか。ここを掘り下げていきます。
結論から言うと、個人ビジネスで選ばれる人のキャラクターには、ホット・クール・トリッキー という3つの要素が見えています。
ホットは熱量。クールは根拠や冷静さ。トリッキーは他の人とは違う唯一無二の要素です。
この3つが見えるから、ただ役に立つ人ではなく、なんとなく気になる人、この人の発信は追ってしまう人になっていきます。この記事では、自分のキャラクターをこの3要素で棚卸しする方法まで整理していきます。
【この記事の要点】
・選ばれる人のキャラクターには、ホット・クール・トリッキーの3要素がある
・ホットは熱量、クールは根拠、トリッキーは唯一無二の違い
・江頭2:50さんのように、目立つ個性の裏にクールさとホットさがあると強い
・まずは自分の3要素を書き出すだけで、発信の出し方は変わる
キャラクター3要素とは?ホット・クール・トリッキーのこと
この記事でいうキャラクター3要素とは、ホット・クール・トリッキー の3つです。
- ホット:熱量、情熱、強い思い
- クール:冷静さ、根拠、淡々と積み上げてきた事実
- トリッキー:唯一無二、変態性、他人と被らない要素
この3つは、資格や実績のようにプロフィールへそのまま書けば伝わるものではありません。普段の発信、話し方、事例の出し方、失敗談の見せ方、繰り返し伝えている信念の中ににじみ出るものです。
個人ビジネスで「この人が言うなら信じてみよう」「この人の発信はなんとなく見てしまう」と思われる人は、この3つのどれか、あるいは複数が強く出ています。逆に、役に立つことを言っているのに印象に残らない人は、ホット・クール・トリッキーのどこかが見えにくくなっていることが多いんです。
なぜ今、個人ビジネスではキャラクター性が重要なのか
背景には、AIによって有用情報の価値が下がっていることがあります。
これは一見キャラクターの話から外れるように見えるかもしれません。でも、ここを押さえておくと、なぜキャラクター3要素が大事なのかが見えやすくなります。
商品やサービスの価値には、機能的価値・情緒的価値・自己実現価値という見方があります。
- 機能的価値:役に立つ、性能が高い、数字で示せる
- 情緒的価値:なんとなく好き、信頼できる、応援したい
- 自己実現価値:これを手にすると理想の自分に近づけそう
このうち、いま急速に揺らいでいるのが機能的価値です。
僕たち発信者の機能的価値は、たいていの場合「役に立つ情報を持っている」という側面です。でも役に立つ情報なら、もうAIに聞けば返ってきます。「○○のやり方を教えて」と入力すれば、それなりに正確な答えが出てきてしまう時代です。
だから機能的価値だけを支えにしてきた発信者は、いま本当に辛い局面に置かれています。一方で、情緒的価値と自己実現価値はAIに代替されにくい領域です。特に情緒的価値は、人間にしか積み上げられない価値だと僕は思っているんですよね。
では、その情緒的価値は具体的にどこから生まれるのか。個人ビジネスの場合、その大きな入口になるのがキャラクター3要素です。
情緒的価値を生むキャラクター3要素:ホット・クール・トリッキー
情緒的価値、つまり「なんとなく好き」「この人が言うなら信じられる」と思ってもらえる人には、共通して3つの顔があります。
それがホット・クール・トリッキーです。
ホットとクールはマーケティング系の話でもよく出てくる言葉ですが、トリッキーまで含めて整理しているのは僕の言い回しです。一般論として固定された3要素ではなく、変態性とか個性とか、いろんな呼び方をされる領域を、僕はトリッキーとまとめています。順番に見ていきます。
ホット:熱量、情熱、AIが最も苦手にしている領域
ホットは文字通り、熱量のある部分です。
「自分はどういう思いがあってこれをやっているのか」「自分のビジネスのどこに自分は熱を持っているのか」。これを語れるかどうかが、ホットの軸なんですよね。
僕の場合、リストマーケティングの話をするときは自然に熱が入っていると思います。リストマーケティングに自分の人生を救われた実感があるし、これからの個人ビジネスではむしろマストだと本気で思っているからです。意識して熱を込めているわけではなく、勝手に出てくる。そういう領域です。
そして、このホットの部分こそ、いまのAIが一番苦手にしているものだと僕は思っています。
クールやトリッキーは、プロンプトで教え込めばAIにもそれなりに再現できます。でもホットだけは、ちょっと違うんですよね。論理は整っているけれど熱の方向がズレている。冷静で淡々としすぎている。AIと壁打ちしていて「いや、そこ違うでしょ」と修正を入れる場面のほとんどは、このホットの部分です。
だからこそ、AIに任せきりで発信している人ほど、文章からホットが抜けていきます。自分の理念や信念、気持ちが高ぶる瞬間を、自分の言葉で伝えられているか。ここは個人ビジネスにおける最大の差別化ポイントになりつつあります。
クール:冷静さ、根拠、淡々と積み上げてきた事実
次にクールです。クールは文字通り、冷静な部分です。
前提で触れた価値分類でいうと機能的価値に近い領域ですが、性能スペックだけを指すわけではありません。情熱だけで突っ走らずに、ちゃんとロジカルに分析している、冷静沈着に積み上げているという側面です。
僕の場合だと、毎日の発信を継続的に淡々と続けているという事実は、クールな要素になります。見た目の派手さや勢いではなく、やるべきことを淡々とやっている。そういう積み重ねがクール側の信頼を作ります。
文章添削で僕がよく言うのが「主張には必ず根拠を添える」というルールです。「私はこう思う」「こうあるべきだ」というのが主張、つまりホットです。「今、世の中はこう動いている。だからこうなんです」というのが根拠、つまりクールです。
読まれる文章はこの主張と根拠がセットになっています。主張だけだとただの一人語り、根拠だけだと「で、結局あなたは何が言いたいの?」になる。ホットとクールは、セットで初めて発信として機能するんですよね。
皆さんの周りにもいるんじゃないでしょうか。熱量はすごくあるのに空回りしている人。逆に頭がよくていろいろ言えるのに、結局何を伝えたいのかわからない人。これはホットかクールのどちらかしか持っていない(あるいは持っていても演出できていない)状態です。
トリッキー:唯一無二、変態性、他人と被らない要素
最後にトリッキーです。これはその人の変人性、変態性、他の人にはない要素を指します。
「この人おかしいよね、普通そうはならんよ」と思わせる部分。唯一無二感と言ってもいい領域です。
ホットとクールが揃っていても、それだけだと他人と被ります。「この人、同じことを言っている人いるな」となってしまう。そこにトリッキーが乗ることで、「このスタンスはこの人しか言わないな」という独立したポジションが立ち上がるんです。
僕の場合だと、人見知りすぎて電柱の影に3時間隠れていた時代の話とか、そういうエピソードはトリッキーに入ります。毎日の発信を継続している事実は元々はクール寄りですが、1800回を超えてくると、もうこれはトリッキー寄りに振れてきているかもしれませんね。
江頭2:50でキャラクター3要素を読み解いてみる
このキャラクター3要素を解説するとき、僕がよくモデルケースとして引き合いに出すのが江頭2:50さんです。
エガちゃんは今、動画メディアでも強い支持を集めています。あれだけ破天荒なことをやっていて、それでも多くの人から好かれている。これは本当にすごいことだと思うんですよね。
ではエガちゃんを3要素で読み解くとどうなるか。
トリッキー:もうトリッキー中のトリッキーです。説明するまでもなく、唯一無二感の塊です。あの芸風そのものがトリッキーの教科書みたいになっています。
クール:ここが意外なポイントです。エガちゃんには非常に強いクールな側面があります。「あんだけ破天荒なことばかりやっているのに、楽屋挨拶には必ず来る、しかもとても丁寧」というエピソードは、いろんな芸能人が口を揃えて語っています。さらに、あの場の勢いに見える芸はリハーサルでしっかり作り込んでいる、台本もきっちり守っているという裏話も有名です。あの混乱を意図的に設計してリハで詰めている。これは完全にプロの仕事で、クールそのものなんですよね。
ホット:被災地にトラックで救援物資を届けたり、スポーツ観戦に金ピカのタイツで駆けつけたり。芸風的にホットとトリッキーが近いところにいる人ですが、すべての活動に熱量が乗っているのは間違いありません。
つまり、エガちゃんはトリッキーで突き抜けて見えながら、その裏でクールとホットが土台を作っている。だからあそこまでの人気者になれている。これが3要素の合わせ技です。
「破天荒なキャラクターで成功している」と表層だけ見ると間違えるんですが、実態は逆で、クールの土台があるからこそ、トリッキーが安心して暴れられるんですよね。
自分のキャラクター3要素を棚卸しする実践ステップ
ここまで読んだうえで、皆さんにやってみてほしいのが自分のホット・クール・トリッキーの棚卸しです。
自分はこの3軸で見たときに、それぞれ何を打ち出せているのか。書き出してみてください。
- 自分のホットな部分はこれだな(自然に熱が入る瞬間、強い信念)
- 自分のクールな部分はこれだな(淡々と続けている事実、根拠として語れる経験)
- 自分のトリッキーな部分はこれだな(他の人と違う経歴、変わった習慣、唯一無二の体験)
これを書き出して自覚するだけで、普段の発信の出し方は確実に変わります。自覚できていない人は、実際にその要素を持っていたとしても、発信のときに効果的に前面へ出せていません。だから知っておくこと自体に大きな価値があるんです。
僕の周りを見ていると、本当にみんな3要素を持っています。話していれば必ず出てきます。ただ、自分の中で言語化できていなかったり、そもそも言語化しようとしていなかった。それで埋もれているだけです。
棚卸ししたあとは、次の1週間の発信のどこかに、その3要素を意識的に織り込んでみてください。プロフィール、SNS投稿、メルマガ。どこか1つでも構いません。
それと、もう1つだけお伝えしておきたいことがあります。思いは1回言って終わりではないということです。
「1回言ったから、もう言わなくていい」と引っ込めてしまう方が多いんですが、そもそも本物の思いは引っ込まないはずです。それ以上に、過去の投稿を全部読んでくれている人はまずいません。「自分の発信を全部見てもらえていると思っていたんですか」という話なんですよね。だから思いはちゃんと繰り返し伝えてください。ホット・クール・トリッキーの3要素も、1回投稿して終わりではなく、何度でも違う角度から語っていく。それが情緒的価値の地味な土台になります。
まとめ:ホット・クール・トリッキーを自覚すると発信は変わる
今回のテーマは、個人ビジネスで選ばれる人のキャラクターをどう作るかでした。
その答えとして見ておきたいのが、ホット・クール・トリッキーの3要素です。
有用情報だけならAIでも出せる時代になりました。だからこそ、これからの発信では「役に立つ」だけでなく、「この人の言葉だから聞きたい」と思ってもらえる情緒的価値が重要になります。
その情緒的価値を支えるのが、ホット・クール・トリッキーという3つの顔です。
- ホット:熱量、情熱。AIが最も苦手にしている領域。
- クール:冷静さ、根拠、淡々と積み上げてきた事実。
- トリッキー:唯一無二、変態性、他人と被らない要素。
主張と根拠がセットでないと文章が機能しないように、ホットとクールもセットで初めて発信が機能します。そしてトリッキーが乗って初めて、他の誰でもないあなたが選ばれるポジションが生まれる。江頭2:50さんがトリッキーの塊に見えて、楽屋挨拶という強烈なクールと、被災地に駆けつけるホットを持っているように、3要素は組み合わせです。
最初の一歩は、自分の3要素を書き出して棚卸しすること。それだけで発信の出し方は確実に変わります。AIに任せて整いすぎた文章を見直すきっかけにも、ぜひ使ってみてください。
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