こんにちは、AI×リストで自然体ビジネス設計士の長嶺圭一郎です。

2026年7月7日、YouTubeの公式ブログに、Shortsで視聴者との会話を増やすための記事が公開されました。メルマガやSNSを一方的に届けても反応が返ってこないと悩む方にも関係します。お客様が投票や返信で参加し、その反応が次の発信や商品を変える仕組みの話です。

「Five ways to use YouTube Shorts to grow your channel」という記事です。

公式ブログは、再生数が増えただけではファンが増えるとは限らないとして、投稿を最適化するだけでなく、視聴者とのつながりを作ることへ目を向けています。その具体策として紹介されていたのが、投票、クイズ、Q&A、「Add Yours」、コメントへの動画返信です。

ここからは、あくまで僕の推測です。YouTubeは、視聴者の反応や行動を見たうえで、「今のユーザーは、自分も参加できる体験を求めている」と判断し、今回の記事を出したのではないか。GoogleやYouTubeがこれまでユーザー側の体験を重視してきた流れから、僕はそう見ています。

自分たちが増やしたい動画を一方的に指定する記事というより、ユーザーが求めている体験をクリエイターへ伝える記事だと受け取りました。

一方的に見せるだけでなく、相手が返せる場所を作る。

僕がこの記事を読んで真っ先に思ったのは、同じことがメルマガやSNS、商品づくりにも起きているということでした。

参加できる体験がなぜ大切なのか。完成した情報を受け取るだけの時間は、AIによって価値が変わってきたからです。ブログや動画のように、すでに完成した情報の要点を知るだけなら、今はAIに短く要約させられます。だからこそ、自分が投票したり返信したりした結果で、次の商品や発信が変わる体験には別の価値があります。

顧客参加型マーケティングとは、お客様の反応が次を変える仕組み

商品開発の途中にお客様が参加し、そのアイデアや知恵を生かす取り組みは、以前から「顧客参加型マーケティング」と呼ばれてきました。

僕は、この考え方を商品の開発会議だけに限る必要はないと思っています。メルマガで2択を聞く。SNSで投票してもらう。届いた質問を次の発信で扱う。こうした小さな往復も、お客様の反応が次を変える参加です。

僕の経験では、参加型の関係は以前から小さな往復で育ってきました。リストマーケ歴22年、住宅営業で手紙とメールを使っていた頃から、お客様の反応を次の提案へ返してきました。独立後も、その判断軸は変わっていません。

読む人を、続きを一緒に作る人へ変えていく。

一方向配信と参加型配信の違いを示す図解

参加の入口は、数秒で答えられる問いにする

「自由に感想をください」と言われると、何を書けばいいか考えるだけで時間がかかります。参加してほしいなら、最初の負担を下げる必要があります。

  • AとBなら、どちらを知りたいですか
  • 1か2の番号だけ返してください
  • 次に扱ってほしいテーマを一言で教えてください

質問文を考えるときは、相手が何秒で答えられるかまで見てみてください。

僕の読者には、子育て中の方も多くいます。夏休みのように生活のリズムが変わる時期は、長い感想より、番号だけ、一言だけの問いの方が返しやすくなります。

質問を作るときの考え方は、「リストマーケティングで売上が変わる!基本と応用テクニックの全て」でも詳しくまとめています。

数秒で返せる問いと負担が重い問いを比較する図解

A案とB案がほぼ五分五分。両方作ったら、両方売れた

以前、あるクライアントさんが、商品を作る前に「A案とB案なら、どちらが欲しいですか」とお客様へ聞きました。

結果は、ほとんど五分五分でした。片方へ絞れる数字ではなかったので、そのクライアントさんは二つとも商品化しました。すると、AもBも本当によく売れたんです。

質問は、作り手の思い込みを減らし、見えていなかった需要を教えてくれます。

この一例だけで「聞けば必ず売れる」とは言えません。それでも、聞かずに片方を決めていたら、もう一方を欲しかったお客様の声は見えないままでした。先に聞いたから、二つ作る判断ができました。

7月11日のメルマガでは、一つの質問に返信が届いた

2026年7月11日、僕はGPT-Liveの話をしたメルマガの最後に、次のように問いかけました。

あなたなら、何を話して整理しますか?
一言だけでも、返信で教えてください。

すると、たくさんの返信が届きました。メールは読むだけの媒体ではありません。何について答えればいいかが分かり、しかも一言で返せるなら、会話は始まります。

ここで確認できているのは、具体的な一問に、たくさんの返信が届いたところまでです。返信内容の内訳や、何を次に採用するかは、実際に確認して決めてから報告します。

メルマガでは、反応が見えないから結果を返す

SNSの投票なら、その場で数字が見えます。一方、メルマガの返信は、送った本人以外には見えません。何人が答えたのか、自分の返信がどう使われたのかは、発信者が返さない限り分からないんです。

質問のあとに、実際に起きたことを返すところまでが参加型です。

本当に集計したなら、その結果を伝える。実際にテーマや商品へ反映したなら、何を変えたかを伝える。まだ決めていないなら、決まったようには書かず、「返信を受け取った」ところまでを正直に返します。

僕も、リクエストされたテーマを採用したときは、送ってくださった方へ知らせるようにしています。自分の声から生まれた内容だと分かれば、見に来てくれます。周りの人にも役立つと思えば、紹介してくれることもあります。

お客様の声を次の発信へ生かす考え方は、「お客様の声をストックしない発信術|小さなエピソードがリピーターを増やす理由」にもつながります。

運営する側が続けられる範囲で会話を作る

届いた返信すべてへ長文で返す運用は、発信する側が先に疲れてしまいます。会話を続けるには、返し方を分けます。

全体へ返せる内容は、次のメルマガや投稿でまとめて返す。個別の返事が必要なものだけ、個別に返す。この線引きを先に決めておきます。

何を聞けばよいか思いつかないときは、AIに質問案を出してもらうこともできます。ただし、誰に何を聞きたいのかは人間が決めます。出てきた案をそのまま使わず、自分なら答えたくなるか、お客様の状況に合っているかを最後に確かめます。

次の発信に、答えやすい問いを一つ置く

大きな仕組みを用意する前に、次のメルマガやSNSへ一つだけ問いを置いてみてください。

「次に読みたいのはAとBのどちらですか。番号だけ返信してください」

返信が来たら、本当に分かった結果だけを次の発信で返す。採用した内容があれば、送ってくれた方へ知らせる。

自分の一言で次が変わったと分かるから、また参加したくなる。

顧客参加型マーケティングは、問いかけ、受け取り、実際に変わったことを返す小さな往復です。今日の一問から始められます。

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