こんにちは、AI×リストで自然体ビジネス設計士の長嶺圭一郎です。

数日前、クライアントがYouTubeへ公開していた動画が削除されました。投稿した側に悪意はなくても、昨日まで届いていた発信が突然止まる不安を、現実に感じた出来事です。

もう一つ、Xでも運営側が決めた制度変更がありました。

2026年8月7日、Xは公式ヘルプで、従来のCreator Revenue Sharingへの新規受付を止め、9月7日に旧制度を終了すると案内しました。9月8日からは、旧制度の既存参加者へOriginal Content Rewards Programへの申請機会を段階的に案内します。

新制度が評価するのは、自分で書き、撮り、デザインし、制作した、本人の声・専門性・創造性があるコンテンツです。詳細はX公式のCreator Revenue SharingOriginal Content Rewards Programで確認できます。

僕はXで収益化していません。では、なぜこの変更を取り上げるのか。

YouTubeでは動画が削除され、Xでは昨日までの収益制度が終了する。起きたことは違います。しかし、事業の土台を他人の場所へ預けている限り、その土台のルールも他人が変えられるという構造は同じです。

だから、SNSは人と出会う玄関として使い、WordPressとメルマガを移転できる本拠地として持つ。これが他人のルールに振り回されにくい発信です。

SNSのプラットフォーム依存が危ない理由

SNSは便利です。すでに人が集まっているため、アカウントを作れば、その日から発信を始められます。

一方で、表示の仕方、使える機能、収益条件、アカウントの継続可否は、運営会社が決めます。利用者は、その判断に従って発信を続けることになります。

YouTube動画の削除とXの制度変更は、どちらも、外部サービスの中だけに事業の土台を置く危うさを示す出来事でした。

規約変更やアカウント停止という波を、WordPress、メルマガ、保存したデータで自分の土台まで入れない考え方

一つのSNSを主軸にすると、変更の影響も集中する

僕は現在、X、Facebook、Instagram、Substack、WordPress、YouTubeを使っています。

外部プラットフォームの中に「これだけが主軸」という場所は作らず、役割を分散しています。

一つに絞れば管理は楽です。投稿先も確認先も一つで済みます。しかし、そこで規約変更や障害、アカウント停止が起きれば、新しい人との出会いも、過去の発信も、一度に影響を受けます。

だから入口は分散します。Xで出会う人もいれば、Facebookで知ってくれる人もいます。検索から記事へ来る人、YouTubeから知る人もいます。

一か所の変化が、そのまま事業全体の停止にならない状態を作るために、入口を分散しています。

別SNSへ持ち運べないフォロワーと、配信環境を替えても移せるメールの読者リストの違い

フォロワーは移せないが、読者リストは移せる

SNSのフォロワー数は、自分の資産のように見えます。

けれど、XのフォロワーをそのままThreadsへ移すことはできません。Facebookのつながりを別のSNSへ持ち運ぶこともできません。アカウントへ入れなくなれば、その人たちへ連絡する手段も失います。

僕自身、以前使っていたXアカウントを乗っ取られました。今のアカウントは二つ目です。

一方、許諾を得て登録してもらったメールアドレスは、適切な手続きを踏めば、配信スタンドを替えても移転できます。独自ドメインのWordPressも、サーバーを替えながら記事とURLを維持できます。

数字の大きさと一緒に、環境が変わったあとも次の情報を届けられる関係を残します。

WordPressとメルマガの役割を分ける

僕は、WordPressとメルマガを同じものとして考えていません。

WordPressには、自分の経験、考え方、サービスの説明を記事として蓄積します。検索から初めて来た人が、過去の記事をたどり、「この人は何を考えているのか」を確認できる場所です。

メルマガは、登録してくれた人へ次の情報を届ける場所です。アルゴリズムが投稿を表示してくれるのを待たず、自分の判断で案内できます。

SNSで出会い、WordPressで理解を深め、メルマガで関係を続ける。この役割分担を作ると、SNSを捨てずにプラットフォーム依存を減らせます。

AI時代に公式サイトをどう位置づけるかは、AI時代の公式サイト戦略でも詳しく書いています。

面倒だった自社の仕組みは、AIで始めやすくなった

自分の本拠地を持つ話をすると、「設定が難しそう」「管理するものが増える」と感じる人がいます。

実際、WordPressもメール配信も、外部サービスへ投稿するだけの場合より手間がかかります。サーバー、ドメイン、登録フォーム、配信設定など、自分で決めることが増えるからです。

ただ、以前と大きく変わった点があります。

今は分からない画面をAIへ見せて、「この項目は何を意味するのか」「次はどこを設定すればいいのか」と聞けます。LP、登録フォーム、ステップメール、日々の発信も、たたき台から一緒に作れます。

目の前の画面を一つずつ確認し、分からないところだけAIに聞きながら進められます。専門用語は、その場で必要になったものから覚えれば十分です。

面倒は残ります。それでも、「難しすぎて手を出せない」という理由は以前より小さくなりました。

最初に作るのは、小さな本拠地でいい

最初に作るのは、自分が何者か分かる小さなサイトと、一通目のメールまでで十分です。

最初の本拠地は、次の三つで作れます。

  1. 独自ドメインで、自分が何者か分かるページを一つ作る
  2. 読者が登録できるフォームを用意する
  3. 登録後に届ける一通目のメールを書く

SNSのプロフィールから、その入口へ案内します。

ここまでできれば、外部プラットフォームだけに依存しない最小の本拠地ができます。発信しながら記事を増やし、読者の反応を見ながらメールを整えれば構いません。

読者リストを作り、関係を続ける全体像は、リストマーケティングの始め方で確認できます。

SNSを使いながら、自分の土台を育てる

SNSは人と出会える便利な場所です。これからも使います。

そのうえで、出会いは複数の入口へ分散し、経験と考え方はWordPressへ残し、次も届けられる関係はメルマガへ蓄積します。

他人のルールは、これからも変わります。

事業の土台には、変化に合わせて移転できるものを持ちます。

まずは今日、独自ドメインのページとメール登録の入口を一つ作るところから始めます。

AIは構成や表現の補助に活用し、最終判断と責任は長嶺圭一郎が担います。

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