こんにちは、AI×リストで自然体ビジネス設計士の長嶺圭一郎です。
以前、LINEスタンプを申請しようとして、本人確認のメールが届かず、途中で諦めたことがありました。画像を作れても、申請の操作で止まってしまったんです。
その作業を、OpenAIが先週発表したChatGPTの新モデル、GPT-6 Astraにお願いしたところ、僕と同じところで一度引っかかりながらも、別の方法で先へ進み、審査申請まで終わりました。僕が自分でやったのは、本人が行う決まりになっている規約への合意と、口座番号の入力です。
世間では、このAstraが絵を描いたりゲームを作ったりするデモの方が話題になっています。
絵を描いたりゲームを作ったりするデモもすごい。でも、自分が止まっていた仕事が動く方が、僕には変化がよく分かります。
GPT-6 Astraを仕事に使う価値は、派手なデモへの驚きより、自分が抱えていた申請や確認、更新をどこまで任せられるかで考えたいです。
GPT-6とAGIで注目したい、パソコンを操作する力
GPT-6 Astraは、OpenAIが2026年9月3日に発表したAIモデルです。公式発表でも、コンピューター操作や、複数工程の仕事を進める能力が紹介されています。OpenAIの発表
これと一緒によく見かけるのが、AGIという言葉です。Artificial General Intelligenceの略で、日本語では汎用人工知能。幅広い知的な仕事をこなすAIを指します。
ただし、GPT-6がAGIと公式に認定されたという発表は確認できません。この言葉で僕が注目しているのは、質問に答えるだけでなく、仕事をこなすという部分です。
僕が今回感じたのは、これまで使っていたモデルと比べて、AIエージェントとして自分の代わりにパソコンを操作してくれる力が変わったことでした。LINEスタンプも、画像を作るだけでなく、画面を行き来して申請まで進んだ。9月8日時点では審査中です。
AIは、確認メールが届いているかを受信箱まで見に行っていました。ブラウザの中だけでなく、パソコンそのものを操作しているからです。それを見て、本人確認とは何だろう、と少し怖くもなりました。便利になったと手放しで喜ぶだけでは済まない面もあります。

参加者と同じ無料環境で、セミナー資料を確かめた
申請に加えて、セミナーの準備でも助かりました。
セミナーで扱うのはGoogle関連のAIで、僕は有料版を使っています。ただ、商工会議所のセミナーでは、参加者の多くが無料版で使うことを想定しています。僕の画面でできるからといって、資料をそのまま渡していいのか。そこは確かめたいですよね。
そこで、無料のGoogleアカウントへ切り替えて、資料どおりに操作できるかをAIに検証してもらいました。
アカウントを切り替え、実際の画面を操作し、資料と同じ動きになるかを確かめる。その結果、違うところが見つかって、資料に修正が入りました。
これは、Astraの一つ前のモデルで、僕が以前使っていたSolでもある程度できていた仕事です。何もかもAstraで初めてできたとは言いません。それでも、自分で行っていた確認まで進むと、資料を書いてもらうだけの使い方から、任せられる範囲が広がります。

約200ファイルとの照合や、全5章の改訂も進んだ
会員向けの資料更新は、もっと複雑でした。
僕が運営している、リストマーケティングとAI活用を学ぶ会員制コミュニティのゼロリスでは、教材をAIに読み込ませて質問できる「ゼロリスDIVE」を、プラス会員向けに提供しています。使っているのはGemini Notebookで、以前はNotebookLMという名前でした。Googleによる名称変更の発表
ゼロリスDIVE用に作ったノートには、約200個のファイルが入っています。新しい資料を追加するとき、すでに入っているものを重ねて追加しないよう、照合しなければなりません。
今までのAIではうまくいかず、ここは僕が手動で作業していました。
今回Astraは、対象のノートを見つけ、入っている資料と、Google Driveにある新しい資料を照合して、未追加のファイルをアップロードするところまで進めてくれました。単にファイルを上げるだけでなく、何を追加するかの確認も含めてです。
長文教材の更新でも、違いがありました。僕が今年2月に作って販売した教材「コミュニティの教科書」は全5章。当時は、一度に扱う情報が多いとすぐ文章が短くなってしまうため、1章ずつ別のチャットを立ち上げてお願いしていました。
7〜8か月後の今回は、全5章を最新の内容に更新しても文章量が減りませんでした。もちろん既存の教材の更新なので、ゼロから書き直したわけではありません。それでも、新しく追加する第6章と第7章は、1万文字以上を一気に書き出してくれました。
複雑な仕事を頼むと、その分だけ内容が薄くなる。以前はそうでしたが、今回は質を下げずにやりきってくれます。
絵が欲しいだけなら、いつもの画像生成でも足りる
一方で、Astraならではの見せ場が、全部自分の仕事に必要かというと、そうでもないんです。
ソフトの画面を操作して、見本と同じ絵を描くデモがあります。確かに、その過程はすごい。でも、見本の絵をそのまま使えるなら、もうその絵を使えばいいじゃん、とも思ってしまう。
お客様へ届ける画像が欲しいだけなら、普通の画像生成で十分です。3Dモデルやフルアニメーションも、僕は今の仕事では使いません。
ここまで読んで、自分はAIエージェントまでは使っていない、という方も多いと思います。それでも、文章を書く力や、商品やサービスを案内するWebページ、いわゆるLPのデザイン力は、確実に上がっています。ただ、文章はもともと良かったので、とんでもない差を感じるほどではありません。自分らしい文章にするには、それよりも、自分の経験や考え方が分かる資料を渡しているかどうかの影響の方が大きいです。
一方でLPは、最初のたたき台のデザインの良さに驚きました。ただ、普通の文章制作まで毎回Astraへ任せるかは、この後にお話しする使用量を見ながら考えています。
任せる仕事を具体的に考えたいときは、仕事を棚卸ししてAIへ渡すものを決める話も参考になると思います。自分の仕事を見渡してから、どこで使うかを決めるための話です。
使用量も含めて、自分の仕事に見合うかを考える
9月7日、お昼ごろに1週間ごとの使用枠がリセットされてから、僕はおよそ6時間、Astraへいろいろな仕事をお願いしました。翌朝見た週間の残量は51%です。
使っているのは、月額36,000円の一番上のプランです。お昼のリセット前には前の週の枠が9〜10%残っていて、それも同じ日に使い切ったので、合わせると9月7日の1日だけで、週間枠の6割分を消費した計算になります。
僕はどこまでできるかを見たくて、一番高い推論設定で複雑な仕事を回していたので、その分も大きいはずです。それでも、Astraは消費が大きい。この一番上のプランでも、半日フル稼働させると週の6割を使うので、使いどころには気をつけたいところです。
推論の強さの設定については、OpenAIのTibo氏が、Solのhighで満足していた人にAstraのlowやmediumを勧めています。普段の仕事なら、まず軽い設定でどこまで進むかを見て、うまくいかないところで上げる。そういう使い方でいいと思います。Tibo氏の発言
3万円台は高いです。安いとは言いません。ただ、僕の実感では、人を一人雇った以上に仕事が進んでいます。人件費と比べたら、むしろ安い。月額料金だけを見るか、自分の代わりに進んだ仕事と比べるかで、判断は変わってきますね。
使用量とは別に、もう一つおすすめしたい使い方があります。声で指示することです。Astraのプロモーション映像でも、大きなスクリーンに向かって声で指示を出し、出来上がっていくものを見ながらまた声で直していく場面が出てきます。僕自身もほとんどタイピングせず、音声入力や、AIと声で会話するGPTライブでお願いしています。効率が全然違います。
使用量や使い方も含めて考えて、今の僕が必要としているテキスト、画像、LP、複数作業の組み合わせでは、以前のモデルで感じていた、ここまでが上限か、という感覚をまだ味わっていません。上限を感じずに進んだ仕事の一つが、冒頭のLINEスタンプの申請でした。これから何を任せるか決めるときは、作るところから申請や更新までのうち、自分がどこで止まっているかを見てみてください。
コンテンツ制作について この記事は、長嶺圭一郎自身の対話・取材・実体験・調査をもとに制作しています。AIは構成や表現の補助に活用し、最終判断と責任は長嶺圭一郎が担います。
AI時代に売り込みゼロで力強く収益を伸ばす「7つの切り札」

5本の特別動画で無料公開
見込み客との関係を積み上げ、必要なタイミングで選ばれる流れをつくれます。集客の入口、登録後の信頼形成、商品へつなぐ導線、AIで発信を整える方法まで、順番に学べます。


