こんにちは、AI×リストで自然体ビジネス設計士の長嶺圭一郎です。
ChatGPTの有料プランには、1週間に使える量の上限、いわゆる週間使用枠があります。ChatGPTの新しいAIモデル、GPT-6 Astraにどこまで仕事をお願いできるのか試していたら、約30時間で、その週間使用枠の約9割を使っていました。
その間に進んだ仕事を並べてみると、講義資料6講座・193ページ、集客や販売の案内ページであるLPが5本、受講生への返信12通、そしてLINE公式アカウントの立ち上げまで入っていました。
僕が契約しているのは、月額36,000円の一番高いプランです。この金額を払う価値があるのか、AIにここまで任せて大丈夫なのか。気になっている方は多いと思います。僕自身の実例から、今の仕事でお願いできそうなことをイメージしてみてください。

講義資料6講座・193ページと、LP5本を作った
今回振り返ったのは、朝5時ごろから翌日の午前10時ごろまでの約30時間です。Astraで何ができるのか試したくて、使用枠を戻せるリセット権があったので、思いきり仕事をお願いしていました。使用枠の消費は約92%。中心はAstraで、一部ほかのモデルも使っています。
なお、今回の仕事は、AIがどれだけじっくり考えるかの設定である推論レベルを、一番高くして進めています。推論レベルを下げれば、同じ使用枠でもっとお願いできます。
講義資料の内訳は、商工会議所のセミナー3講座、僕が運営するAIスクール「テコリス」の第10回、コミュニティ運営の無料セミナー、それから僕が運営する会員制コミュニティ「ゼロリス」で行う、年末年始プロモ設計会というセミナーです。商工会議所の3講座はほぼ新しい内容で、構成作りからプレゼン資料の作成まで進めました。合計6講座で、僕が話す時間にすると約10時間分、完成した資料は193ページになりました。
プレゼンの各ページは画像として作っているので、この193ページは完成した画像の数です。途中で作り直しもお願いしているので、試作を含めた画像生成は326枚。30時間で326枚は、6分に1枚以上のペースになります。
そもそも、1週間に6講義をする人はそうそういないと思います。セミナーを開かない方なら、プレゼンを使って撮影する動画に置き換えてみてください。1つの講義は2時間ほど。約10時間分の資料は、30分の動画なら20本から25本分のプレゼンに相当します。毎日更新を頑張っても1か月分くらいの量です。しかも、これは週間使用枠の9割で進んだ仕事の一部にすぎません。
同じ期間に、LPも5本作りました。僕自身の集客用が2本、販売用が1本、お客様の集客用が2本です。自分の集客用は、今度開くセミナーのページで、メルマガやSNSから案内するページと、広告用のページを分けています。
それから、今度販売する予定の教材の増補も進めました。もとの5章に2章を追加し、既存の章も内容を濃くして、全7章をブラッシュアップしています。
会員への返信やLINEの設定までお願いできた
僕が運営している講座の受講生から届いた課題122件の中から、返信が必要なものを取り上げて、返信文を12通作成しました。
LINE公式アカウントは1つ立ち上げ、挨拶メッセージ、クーポン、リッチメニュー、画像まで設定しています。Astraは自分でブラウザを操作して作業を進められるので、どういうコンセプトにしたいかを伝えて、運用できる状態まで進めてもらいました。
LINEスタンプも1件、申請まで進みました。僕自身が以前エラーでつまずいていたものです。ただ、9月9日時点では、まだ審査は通っていません。
ほかにも、ブログ記事3本、会員向けのツール操作マニュアル5本、登録した方へ順番に自動で届くステップメール23通のうち13通の改善を進めています。記事とマニュアルを合わせると8本なので、同じ量を1週間に均せば、1日1本のペースです。お客様向けの診断サイト1つ、僕が普段使うツールなど21ツールの更新情報の調査、2案件・5点の打ち合わせ準備資料も、この期間の仕事です。
別のAIを操作してもらうことも、自分が答えを補うこともある
解説用の短い動画(1分9秒)と音声(7分3秒)も、それぞれ1本作りました。生成に使ったのは、資料を読み込ませて使うGoogleのAI「NotebookLM」です。Astraはパソコンを操作できるので、ChatGPTを通してGeminiやClaudeのような他社のAIも使えてしまいます。この手の動画や音声はNotebookLMの方が簡単に作れるので、Astraにパソコンを操作してもらい、そちらで作ってもらいました。
僕はゼロリスの教材をNotebookLMに読み込ませて、会員さんが質問できるAIとして渡しています。そこにも資料を32件追加しました。これまでのAIにはできなくて、僕が手動で追加していた作業です。
一方、テコリスのQ&Aを9件充実させたときは、僕が回答内容を補っています。メンバーさんから寄せられた質問や困りごとに答えて、Q&Aページに残しているのですが、AIがたたき台を作ってくれても、僕が作った独自システムについては、一般的な考え方だけでは答えきれないんですよね。そこを僕が補完したうえで、AIにQ&Aの更新をお願いしました。
AIに頼む作業手順や、Macの同期環境も整えた
AIに頼む手順をまとめたスキルも21件更新しています。以前のAIはちょくちょく間違いを起こしたので、それを防ぐために、同じルールを2回読ませる指示などを、AIへの指示文であるプロンプトに入れていました。Astraになって不要になった動作がいくつかあったので、見直したものです。
自分でスキルを作っている方は、実行した後に「今の性能では不要な指示はありましたか。あれば最適化してください。ただし品質は落とさないで」と聞いてみてください。「品質を落とさないで」を言わないと、単に簡略化されて内容の薄いものになってしまうので、そこだけは必ず伝えるようにしています。
メインとサブ、2台のMacでAIが使うファイルを同期させているのですが、そこで544件のエラーが起きていました。その整備もお願いしています。
それから、3Dプリンターでノベルティを作るために、キャラクターの立体も試作しました。Astraは立体の描写が上手になったと聞いて作り直してみたら、結構いい感じにできています。
週間使用枠を、従業員の勤務時間のようにやりくりする
以前の僕は、講座で検証したい機能があることなどを理由に、高いプランを契約していました。でも、使用制限に達したことがほとんどなく、自分の実務では持て余していたんです。
今は、自分でパソコンやブラウザを操作して仕事を進めるAIエージェントが、複雑な業務をこなせるようになりました。お願いできることが増えて、使い切れるようになったんです。
残りの使用枠が少なくなったら、急がない仕事は次のリセットまで待つ。従業員の勤務時間が決まっていて、その中で仕事をやりくりするような感覚です。
僕が契約している月額36,000円を、仮に1か月を4週として割ると、1週間あたり9,000円になります。契約額を単純に週へ換算した数字ですが、週に9,000円で、これだけの作業をお願いできるスタッフがいると考えると、人件費に直せば価格破壊もいいところです。
それでも自分でやればいい、とも言えます。でも、すでに僕一人のマンパワーでは難しい量になっています。だから僕は、これを高いとは思えません。
今回の30時間で進んだ仕事を、ご自身の仕事に置き換えてみてください。自分なら資料作りを頼みたいのか、会員対応を進めたいのか。任せる仕事の決め方や、Astraに申請や教材の更新を任せたときの話は、こちらの記事にも書いています。
GPT-6 Astraは仕事に必要か?申請や教材更新を任せて感じた変化
仕事の棚卸しでAIに任せることを決める|裏紙を使う社長に学ぶ

仕事が進んだ分、自分の好きなことをする時間ができた
週9,000円分以上の仕事をしてくれているかどうか。それも大事です。ただ、最近もっと感じていることがあります。
これだけの仕事をお願いしておいて言うのもなんですが、AIにだいぶ仕事を振っているので、最近の僕には、かなり時間があります。
暇という意味ではありません。時間があるからこそ、仕事でもプライベートでも、もっとこんなことをやってみたい、こんな面白いことはできるかな、と新しい発想が次々に生まれています。
効率化しているからこそ、自分が楽しいと思える、ある意味では非効率なことに熱中できるんですよ。9月8日の昼間も、僕はゲームの「鬼武者」をやっていました。最新作、面白いんです。
この仕事量を見て、どう思いましたか。「この程度なら自分でやった方が早い」と思う方もいるかもしれません。僕はそんなスーパー超人ではありません。週9,000円でこの作業量は、正直神がかっていると感じています。
目の前の仕事に追い回されて、気づいたら1日、1週間、1年が終わっていて、何も変わっていない。世の中は前に進んでいるので、何も変わっていないというのは後退と一緒だと僕は思っています。資料作り、返信、LINEの設定。自分もお願いできそうな仕事から渡してみてください。そうやって、自分らしい何かを始められる時間を作っていきましょう。
コンテンツ制作について この記事は、長嶺圭一郎自身の対話・取材・実体験・調査をもとに制作しています。AIは構成や表現の補助に活用し、最終判断と責任は長嶺圭一郎が担います。
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