こんにちは、AI×リストで自然体ビジネス設計士の長嶺圭一郎です。
サイバーエージェント次世代生活研究所が2026年11月5日に公表した調査で、商品やサービスの情報源として、生成AIへの信頼がインフルエンサーや芸能人を上回りました。
僕自身、何か買いたいと思ったときは、必ずと言っていいほどAIに相談しています。ゴジラの映画を見に行くときも、何時ごろなら空いていそうかを聞いていました。もう、僕の購入判断にAIが関わらないことは、ほとんどありません。
ただ、調査の中で見落としたくないのが、家族や友人の口コミへの信頼の高さなんです。AIの利用が広がる中でも、人との関係が持つ力は大きい。
AI時代のリストマーケティングで積み上げたいのは、この人の情報を優先して受け取りたいと思ってもらい、個別に連絡できる関係です。

生成AI44.9%でも、家族・友人の口コミは72.3%
この調査は、生成AIを利用している小学生からゆとり世代までの1,648人を対象に、2026年7月13日〜31日に行われました。15歳未満は保護者による代理・同席回答を含んでいます。
商品やサービスの情報をどの程度信頼しているかを尋ねた調査結果から、一部を抜き出すと次のとおりです。
- 家族・友人の口コミ:72.3%
- 生成AIの回答:44.9%
- テレビ・雑誌などのマスメディア:43.9%
- インフルエンサー・芸能人の紹介や投稿:37.7%
生成AIとインフルエンサーの数字に目が向きますよね。でも、その隣で、家族・友人の口コミは7割を超えている。
僕がここから考えるのは、自分のことをピンポイントで追いかけていただける、お客様との関係を作る必要がある、ということです。
家族のような存在になると言うと、ちょっとハードルが高いですけど(笑)。少なくとも「この人は特別」と思ってもらえるぐらい、人として信頼されることを目指したいんです。
最新情報を出すだけの人から、判断を信頼される人へ
AI界隈にも、とにかく最新情報をひたすら紹介し続ける人がいます。「今、この機能が出ました」「新しいAIが話題です」と、次々に知らせてくれる。
僕は、そういう最新情報を出し続けるタイプの発信は、もうAIに価値を奪われつつあると見ています。
一方で、同じインフルエンサーという言葉で呼ばれていても、その人のこだわりや判断まで信頼されている人もいます。案件に振り回されず、断るものは断る。本当に好きなものしか紹介しない。その姿勢を見て「この人が使っているものなら、自分も使いたい」と感じてもらえる関係です。
僕も、こんなことを言っていただいたことがあります。
「いろんなAIの情報があるけど、ケイイチさんが何も言わないってことは、このAIは使っても仕方がないんだなと思ってます」
個人的には、すごくうれしかったんですよね。
僕は実際、マーケティングに使える段階にならないと、基本的にAIを紹介しません。「今これが話題ですね」だけで突っ走ることはないんです。
紹介した情報だけでなく、紹介していないことまで、その人が判断するときの材料になっている。僕は、そう思ってもらえる存在を目指しています。
AIを研究しても、僕の軸はリストマーケティング
その判断を支えるのが、自分は何を大切にして、何の専門家として活動するのかという軸です。
僕は「綺麗事だけで食べていける人を増やす」というメッセージを、ずっと出しています。専門はリストマーケティングです。
僕はAIの研究をしたり、ツールを開発したりもしていますが、あくまでAIの専門家ではありません。リストマーケティングやマーケティングをうまく回すうえで、生成AIとの相性がいいから研究しているんです。
あくまで軸はリストマーケティングです。
新しいものに取り組むたびに、言っていることがコロコロ変わる。そこに一貫性が見えなければ、人として信頼していただくのは難しくなると思うんです。
自分が取り組んでいることが、一貫したメッセージやストーリーにつながっているか。どんな専門性で、その情報を選んでいるのか。発信の中で、そこが伝わっているでしょうか。
お客様の声は、自分のサイト以外でも伝えてもらう
自分の発信に加えて、周囲からの評価も大切にしたいところです。
僕は、商工会議所からのセミナー依頼や、個別の相談依頼をお受けしたことを、ホームページにも書いています。第三者から認めていただいていることを、見ていただけるようにしているんです。
いきなり企業や行政から声がかかるところまで行くのは、難しいかもしれません。まずは個人のお客様から声をいただくこともできます。
そのとき、僕が面白いと思っているのが、同じ感想でも、誰の媒体に書かれているかで受け取られ方が変わるという点です。
自社サイトのお客様の声は、売り手自身が文章を書ける場所でもあります。今はAIに頼めば、それらしい文章をいくらでも作れてしまう。そういう時代に、自分の媒体にある文章だけで信頼を得るのは、難しくなってきています。
一方で、お客様自身のブログやSNSに「この人の話を聞いて、本当によかった」と書かれていたらどうでしょう。
僕は、お客様の媒体でも感想を発信してもらうことを意識すると、信頼を得やすくなるのではないかと思っています。

メルマガ登録のハードルが高い。その大変さが大切
お客様と個別につながる仕組みが、リストマーケティングです。メールアドレスなどの連絡先を登録していただき、こちらから情報を届けられる関係を作ります。
送り手からすると、大量送信に見えるかもしれません。
でも、お客様側から見ると、「この人の発信を優先して受け取れるように、個別に登録しておこう」という選択なんですよ。
「メルマガって、登録してもらうのが大変じゃないですか」と、よく言われます。
実際、大変です。でも、その大変さが大切なんですよね。
たくさん流れてくる情報の一つとして、時々見られれば十分。そのぐらいの間柄で収まっていたら、その関係はもう、生成AIに奪われつつあります。
ハードルが高いなら、どうしたらそのハードルを越えてもらえるのかを考える。越えてもらわないと太刀打ちできなくなる未来は、もう目の前にいます。
個別につながる仕組みの全体像を初めて知る方は、リストマーケティングとは?売り込まずに選ばれる仕組みで、SNSとの違いや、こちらから情報を届ける意味も確認してみてください。
AIを味方につけながら、直接つながれるお客様を増やす
僕は以前、AIに「あなたが奪えない購入経路は何ですか?」と聞いたことがあります。
そのとき、AIが大きなものとして挙げていたのが、人間の関係性に基づいた取引でした。僕はこのやり取りを、昨年のセミナー AI時代に勝ち残る7つの切り札 でもお話ししました。
人からの紹介の力は、僕自身、いい意味でも悪い意味でも思い知っています。口コミによって恩恵を受けたこともあれば、順調に進んでいた商談を、何度もひっくり返されたこともあります。
「ここまで続いていたら、この先は大丈夫なんじゃないか」と思っていたところから、ひっくり返るんですよ。だから、口コミの威力は怖いほど分かっています。
AIは便利なので、どんどん活用したらいいと思います。その一方で、僕らの商圏へ入ってくる脅威でもある。仕事を効率化することと、AIに負けない仕組みを作ることを、両方進めたいんです。
一貫性や専門性、周囲からの評価は、どこまでできたら十分なのかが分かりにくい面もあります。
その点、リストマーケティングには、はっきりした確認の仕方があります。お客様に直接連絡できるリストを得たか、得ていないか。1か0かで、今の状態を確かめられます。
「この人の情報を優先して受け取りたい」と登録してくれたお客様とのつながりが、今、手元にあるでしょうか。
AIを活用しながら、お客様との関係が積み上がる仕組みを作りたい方へ。無料動画講座では、リストマーケティングとAIのマーケティング活用を、全5本で順番にお届けしています。
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