こんにちは、AI×リストで自然体ビジネス設計士の長嶺圭一郎です。
ビジネスの世界にも、何もかも無料ツールで終わらせようとする「縛りプレイ」があります。
ゲームでは、初期装備のまま魔王に挑んだり、アイテムを使わずに全面クリアを目指したりする「縛りプレイ」があります。
僕はRPGが大好きなので、YouTubeで見かけると「そんなクリアの仕方があるのか」とワクワクして見てしまいます。
ただし、縛りプレイは基本的に玄人の遊び方です。少なくとも1回はそのゲームをクリアし、ボスの動きや攻略の型を知っている人が、あえて難しい条件に挑みます。

ビジネスで「初期装備」を選んでいないか
分かりやすいのは、何もかも無料ツールで終わらせようとするケースです。
無料ツールを組み合わせて、本来なら有料ツールが必要なことを実現できると、パズルが解けたような達成感があります。その面白さは、僕にも分かります。
つまり、難しい条件を攻略する過程自体を楽しむ方向です。楽にゴールへ向かう方法とは性格が違います。

どちらもお金は使っている
以前、ある会社の方と打ち合わせをしたとき、お客様のお金の使い方が分かりやすく二分していると聞きました。
一方は、お金をかけるとその分、便利に使えるツールに払う人。もう一方は、安いツールや無料ツールを組み合わせてうまくやるノウハウに払う人です。
両方とも、ビジネスにきちんとお金を使っています。違うのは、お金の使い先です。
その会社の方が見てきた傾向では、ノウハウで縛りプレイを攻略する人より、ツールにお金をかける人のほうが、ビジネスがうまく回っているケースが多かったそうです。
ビジネスは、縛りプレイの達成感を競う場ではない
ゲームなら、難しい条件でクリアする過程そのものを楽しんでも構いません。
一方、ビジネスは突き詰めると人助けです。お客様が望んでいるのは、こちらが無料ツールだけでどれほど難しいことを達成したかではありません。
たとえるなら、世界が魔王に征服されそうなとき、勇者が初期装備でクリアすることにこだわってゆっくり進んでいたら、世界の人たちは「ふざけんな」と思うでしょう。
お客様を喜ばせないと、基本的にビジネスのお金は入ってきません。お客様を第一に思うなら、装備を整え、ツールの運用で悩む労力を、お客様や自分の専門性へ向けるほうがいい。その結果、顧客満足度も上がり、ビジネスも回りやすくなるという話です。
お客様は、あなたの縛りプレイを望んでいません。
低コストで回せる人は、すでに1回クリアしている
僕の周りにも、かなり低コストでビジネスを回している人はいます。
ただ、総じて言えるのは、みんなすでに1回はビジネスを大きく成功させた人だということです。王道で一度大きな花火を打ち上げ、その経験値があるから、2回目以降に省エネのビジネスモデルへ変えられます。
まだ一度もクリアしていない人と、全体を知ったうえで縛りプレイをする人では、前提が違います。
なんでも課金すればいいわけではない
お金には限りがあるので、優先順位を決める必要があります。高いわりに中身が伴わないツールもあるため、何にでもお金をかける話ではありません。
気をつけたいのは、自分の取り組み方のベクトルです。いま使おうとしているお金が、お客様を助ける装備に向いているのか。それとも、難しい縛りプレイを攻略するノウハウのほうに向いているのか。そこを見直してみてください。
最初は「一通りできる道具」から始める
いま、ビジネスで優先してお金をかけるものとして、僕はまずAIを挙げます。
AIにもさまざまな種類があります。その中でどれに課金するかと聞かれたら、現時点ではChatGPTを勧めます。
では、なぜChatGPTなのか。僕が重視しているのは、個別の機能ごとに一番強いかどうかではなく、一つのAIで一通りの業務を回せるかどうかです。
機能によっては、ほかのAIのほうが優れていることもあります。それでもChatGPTに課金しておけば、AIを使った一通りの業務を回せます。いまのAIにおけるオールインワンツールだからです。
これは、僕がマーケティングツールの最初の選択肢として、ペライチのようなオールインワンツールを勧めるのと同じ考え方です。
経験を積んで、「メルマガではポイント機能を使いたい」など、もっとこうしたいという要望が出てから、マイスピーのような専門ツールへ移ればいい。まずは一通りのことができる道具を持つのが、僕は賢いと思います。
装備を選ぶ目的を間違えない
まずは、いま使おうとしているお金が、お客様を助ける装備と縛りプレイの攻略のどちらへ向いているかを確かめてください。
難しい攻略にワクワクするのはゲームでは素晴らしいことです。しかし、ビジネスでまず目指すのは、縛りプレイの見事な攻略ではなく、目の前のお客様を喜ばせることです。
仕事場を動かす前に、仕事の形を動かす。

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