LPを一生懸命作っているのに、なぜか読まれない。
デザインも整えた。
商品説明も入れた。
実績も書いた。
不安を解消するQ&Aも入れた。
それでも、お客様が途中で離脱してしまう。
こういうとき、足りない情報をさらに足そうとする方が多いんですが、実は逆のことが起きている場合があります。
考えすぎたLPほど、お客様は迷子になるんです。
今日は、LPの文章が読まれない原因を、構成テンプレートではなく、書き手側の心理と文章のリズムから考えてみます。

まず結論。LPは正確に説明するほど読まれにくくなることがある
LPは、商品やサービスを案内する大切なページです。
だから、作る側は真剣になります。
商品の説明を入れたい。
お客様の悩みに寄り添いたい。
実績も見せたい。
価格の理由も伝えたい。
不安を消したい。
申し込みの流れも分かりやすくしたい。
どれも大事です。
でも、それを全部丁寧に入れようとすると、文章がどんどん説明文になっていきます。
説明文になると、言葉から勢いが消えます。
回りくどくなります。
抽象度が上がります。
誰に向けたページなのか、ぼやけていきます。
その結果、お客様はこう感じます。
なんか分かりにくい。
読むのがしんどい。
結局、自分に関係ある話なのかな。
LPは、正確な資料ではありません。
お客様が読み進めながら、少しずつ気持ちを高めていく場所です。
考えすぎたLPは、辞書や法律文書に近づく
考えすぎた文章の分かりやすい例が、辞書や法律文書です。
辞書や法律文書は、いろいろな人が読んでも同じ解釈になるように作られています。誤解が起きにくいように、言葉が慎重に選ばれています。
それ自体は正しいです。
でも、辞書や法律文書をワクワクしながら読み進める人は、あまり多くないですよね。
LPで同じことが起きると危険です。
いろんな人に誤解なく伝えようとする。
すべての可能性に配慮する。
この人にも、あの人にも当てはまるように書く。
すると、言葉が当たり障りなくなります。
結果として、誰に向けているのかが薄くなります。
LPで大事なのは、全員に誤解なく届くことではなく、今その商品を必要としているお客様が、これは自分の話だと感じながら読み進められることです。
LPで一番高い壁は、読まれない壁
セールスコピーでは、読まない、信じない、行動しないという3つの壁がよく語られます。
この中で、僕の体感として一番高いのは、読まれない壁です。
読んでもらえれば、信じてもらうための実績や証拠を見せられます。
信じてもらえれば、行動してもらうための申し込み導線や背中を押す言葉を置けます。
でも、読まれなければ何も始まりません。
どれだけ良い商品でも、読まれなければ伝わりません。
どれだけ実績があっても、そこまで到達してもらえなければ意味がありません。
どれだけ丁寧にQ&Aを書いても、お客様がその前で離脱していたら届きません。
考えすぎてクソ真面目になったLPは、この読まれない壁を高くしてしまいます。
LPを改善するとき、情報を足す前に見たいのはここです。
この文章は、読み進めたい気持ちを作っているか。
それとも、読むのをしんどくしているか。
コピーライティングの3つの壁については、過去にも詳しく書いています。LP改善の前提として押さえたい方は、こちらも参考になると思います。
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迷わせないLPにするために、まず気分を軽くする
シンプルに書きましょう。
ターゲットを絞りましょう。
分かりやすく伝えましょう。
LPの勉強をしている方なら、きっと何度も聞いたことがあると思います。
でも、分かっていてもできないから難しいんですよね。
僕がLPを書くときにやっているのは、まず気分を軽くすることです。
かなり現場っぽい話ですが、僕はLPを書くとき、アップテンポな音楽を流すことが多いです。
ゲームのBGMのような、ノリが良くて、でも日本語の歌詞がないもの。
同じ曲をリピートして、集中を邪魔されないもの。
こういう音楽を流しながら書くと、文章にもリズムが乗ります。
LPは、お客様にワクワクしてもらう場所です。
作っている側がずっと眉間にしわを寄せて、悩みに悩みながら書いていると、その重さが文章に出ることがあります。
少しノリよく書く。
勢いを残す。
お客様に伝わってほしいワクワク感を、自分の中にも作る。
これだけで、説明臭さが軽くなることがあります。
ノリよく書いても、主語は抜かない
ただ、ノリだけで書くと別の危険があります。
雰囲気で押し切ってしまうことです。
LPでは、お客様に考えさせないことが大事です。
今読んでいる一文が、次の一文を読む理由になっている。
何の話か迷わない。
これって何だっけ、と戻らなくていい。
そのために効果があるのが、主語と固有名詞をはっきり書くことです。
たとえば、これ、あれ、それという言葉を使いすぎると、お客様は迷いやすくなります。
作っている側は分かっています。
でも、初めて読むお客様は分かりません。
だから、これはではなく、ゼロリスはと書く。
このサービスはではなく、商品名を出す。
お客様が前後の文脈を読み解かなくても分かる言葉にする。
細かいようですが、LPではこういう小さな迷子ポイントが積み重なります。
文章のリズムは軽く。
意味は明確に。
この両方が必要です。
AIで作ったLPほど、人間の言葉に戻す
AIでLPを作る方も増えています。
AIはLPの土台作りにはかなり役立ちます。流れを作る、構成を出す、ステップメールの原案を作る。こういう作業は本当に早いです。
ただ、AIが作ったLPをそのまま使うと、読まれにくい文章になりやすいです。
最初は言葉足らず。
足りない部分を追加してもらうと、今度は説明過多。
同じような表現を何度も繰り返す。
中性的で、誰にでも言えそうな言葉になる。
こういうことがよく起きます。
AIは、作れるところまでは連れていってくれます。
でも、使えるLPにするには、人間の目で直す必要があります。
自分のお客様には、この言い方で伝わるのか。
この説明は重複していないか。
この一文は、次を読みたくなる理由になっているか。
この言葉は、自分のサービスらしい言葉になっているか。
AIを否定する必要はありません。
AIに土台を作ってもらい、人間が熱と具体性を入れる。
この役割分担が、これからのLP作りでは大事になると思っています。
タイムアタックは、考えすぎを止めてくれる
LPには正解がありません。
見れば見るほど、直したいところが出てきます。
もっと良くできる気がします。
もっと説明した方がいい気もします。
でも、直し続けるほど良くなるとは限りません。
むしろ、考え続けるほど回りくどくなり、勢いが消えることがあります。
だから、タイムアタックはかなり有効です。
30分で一気に書く。
1時間でファーストビューだけ作る。
今日中に仮で出す。
期限があるから、えいやっと出せます。
僕自身、1週間かけてみっちり書いたブログより、25分のタイムアタックで書いた記事の方が読まれた経験があります。
時間をかけた文章が悪いわけではありません。
でも、勢いが残っている文章の方が、人に届くことがあります。
LPも同じです。
考えすぎて迷路にするより、まず一本道を作る。
そのうえで、必要なところだけ整えていく方が、お客様にとって読みやすいページになりやすいです。
今日から見直したいLPの迷子ポイント
今あるLPを見直すなら、まず次の5つを確認してみてください。
主語が抜けていないか。
これ、あれ、それが多すぎないか。
同じ説明を繰り返していないか。
誰に向けたページなのかがぼやけていないか。
読み進めたくなるリズムがあるか。
情報を足すのは、その後で大丈夫です。
まずは、お客様が迷わず読める道を作る。
LPは、きれいに作る前に、迷う場所を減らす。
ここを意識するだけでも、文章はかなり変わります。
まとめ
LPの文章が読まれないとき、原因は情報不足だけではありません。
真面目に考えすぎて、説明文になっている。
いろんな人に届けようとして、抽象度が上がっている。
丁寧にしすぎて、読むリズムが消えている。
AIの文章をそのまま使って、回りくどさが残っている。
こういうことが起きている場合があります。
LPは、お客様に熟考してもらうためのページではありません。
読み進めながら、自分に関係あると思ってもらい、気持ちが少しずつ高まり、申し込みや登録へ進んでもらうページです。
きれいに作る前に、迷う場所を減らす。
この視点で、ぜひ一度自分のLPを見直してみてください。
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