LPを一生懸命作っているのに、なぜか読まれない。

デザインも整えた。
商品説明も入れた。
実績も書いた。
不安を解消するQ&Aも入れた。

それでも、お客様が途中で離脱してしまう。

こういうとき、足りない情報をさらに足そうとする方が多いんですが、実は逆のことが起きている場合があります。

考えすぎたLPほど、お客様は迷子になるんです。

今日は、LPの文章が読まれない原因を、構成テンプレートではなく、書き手側の心理と文章のリズムから考えてみます。

迷子LPを直す3つの視点 記事内画像

まず結論。LPは正確に説明するほど読まれにくくなることがある

LPは、商品やサービスを案内する大切なページです。

だから、作る側は真剣になります。

商品の説明を入れたい。
お客様の悩みに寄り添いたい。
実績も見せたい。
価格の理由も伝えたい。
不安を消したい。
申し込みの流れも分かりやすくしたい。

どれも大事です。

でも、それを全部丁寧に入れようとすると、文章がどんどん説明文になっていきます。

説明文になると、言葉から勢いが消えます。
回りくどくなります。
抽象度が上がります。
誰に向けたページなのか、ぼやけていきます。

その結果、お客様はこう感じます。

なんか分かりにくい。
読むのがしんどい。
結局、自分に関係ある話なのかな。

LPは、正確な資料ではありません。

お客様が読み進めながら、少しずつ気持ちを高めていく場所です。

考えすぎたLPは、辞書や法律文書に近づく

考えすぎた文章の分かりやすい例が、辞書や法律文書です。

辞書や法律文書は、いろいろな人が読んでも同じ解釈になるように作られています。誤解が起きにくいように、言葉が慎重に選ばれています。

それ自体は正しいです。

でも、辞書や法律文書をワクワクしながら読み進める人は、あまり多くないですよね。

LPで同じことが起きると危険です。

いろんな人に誤解なく伝えようとする。
すべての可能性に配慮する。
この人にも、あの人にも当てはまるように書く。

すると、言葉が当たり障りなくなります。

結果として、誰に向けているのかが薄くなります。

LPで大事なのは、全員に誤解なく届くことではなく、今その商品を必要としているお客様が、これは自分の話だと感じながら読み進められることです。

LPで一番高い壁は、読まれない壁

セールスコピーでは、読まない、信じない、行動しないという3つの壁がよく語られます。

この中で、僕の体感として一番高いのは、読まれない壁です。

読んでもらえれば、信じてもらうための実績や証拠を見せられます。
信じてもらえれば、行動してもらうための申し込み導線や背中を押す言葉を置けます。

でも、読まれなければ何も始まりません。

どれだけ良い商品でも、読まれなければ伝わりません。
どれだけ実績があっても、そこまで到達してもらえなければ意味がありません。
どれだけ丁寧にQ&Aを書いても、お客様がその前で離脱していたら届きません。

考えすぎてクソ真面目になったLPは、この読まれない壁を高くしてしまいます。

LPを改善するとき、情報を足す前に見たいのはここです。

この文章は、読み進めたい気持ちを作っているか。
それとも、読むのをしんどくしているか。

コピーライティングの3つの壁については、過去にも詳しく書いています。LP改善の前提として押さえたい方は、こちらも参考になると思います。

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迷わせないLPにするために、まず気分を軽くする

シンプルに書きましょう。
ターゲットを絞りましょう。
分かりやすく伝えましょう。

LPの勉強をしている方なら、きっと何度も聞いたことがあると思います。

でも、分かっていてもできないから難しいんですよね。

僕がLPを書くときにやっているのは、まず気分を軽くすることです。

かなり現場っぽい話ですが、僕はLPを書くとき、アップテンポな音楽を流すことが多いです。

ゲームのBGMのような、ノリが良くて、でも日本語の歌詞がないもの。
同じ曲をリピートして、集中を邪魔されないもの。

こういう音楽を流しながら書くと、文章にもリズムが乗ります。

LPは、お客様にワクワクしてもらう場所です。

作っている側がずっと眉間にしわを寄せて、悩みに悩みながら書いていると、その重さが文章に出ることがあります。

少しノリよく書く。
勢いを残す。
お客様に伝わってほしいワクワク感を、自分の中にも作る。

これだけで、説明臭さが軽くなることがあります。

ノリよく書いても、主語は抜かない

ただ、ノリだけで書くと別の危険があります。

雰囲気で押し切ってしまうことです。

LPでは、お客様に考えさせないことが大事です。

今読んでいる一文が、次の一文を読む理由になっている。
何の話か迷わない。
これって何だっけ、と戻らなくていい。

そのために効果があるのが、主語と固有名詞をはっきり書くことです。

たとえば、これ、あれ、それという言葉を使いすぎると、お客様は迷いやすくなります。

作っている側は分かっています。
でも、初めて読むお客様は分かりません。

だから、これはではなく、ゼロリスはと書く。
このサービスはではなく、商品名を出す。
お客様が前後の文脈を読み解かなくても分かる言葉にする。

細かいようですが、LPではこういう小さな迷子ポイントが積み重なります。

文章のリズムは軽く。
意味は明確に。

この両方が必要です。

AIで作ったLPほど、人間の言葉に戻す

AIでLPを作る方も増えています。

AIはLPの土台作りにはかなり役立ちます。流れを作る、構成を出す、ステップメールの原案を作る。こういう作業は本当に早いです。

ただ、AIが作ったLPをそのまま使うと、読まれにくい文章になりやすいです。

最初は言葉足らず。
足りない部分を追加してもらうと、今度は説明過多。
同じような表現を何度も繰り返す。
中性的で、誰にでも言えそうな言葉になる。

こういうことがよく起きます。

AIは、作れるところまでは連れていってくれます。

でも、使えるLPにするには、人間の目で直す必要があります。

自分のお客様には、この言い方で伝わるのか。
この説明は重複していないか。
この一文は、次を読みたくなる理由になっているか。
この言葉は、自分のサービスらしい言葉になっているか。

AIを否定する必要はありません。

AIに土台を作ってもらい、人間が熱と具体性を入れる。

この役割分担が、これからのLP作りでは大事になると思っています。

タイムアタックは、考えすぎを止めてくれる

LPには正解がありません。

見れば見るほど、直したいところが出てきます。
もっと良くできる気がします。
もっと説明した方がいい気もします。

でも、直し続けるほど良くなるとは限りません。

むしろ、考え続けるほど回りくどくなり、勢いが消えることがあります。

だから、タイムアタックはかなり有効です。

30分で一気に書く。
1時間でファーストビューだけ作る。
今日中に仮で出す。

期限があるから、えいやっと出せます。

僕自身、1週間かけてみっちり書いたブログより、25分のタイムアタックで書いた記事の方が読まれた経験があります。

時間をかけた文章が悪いわけではありません。

でも、勢いが残っている文章の方が、人に届くことがあります。

LPも同じです。

考えすぎて迷路にするより、まず一本道を作る。

そのうえで、必要なところだけ整えていく方が、お客様にとって読みやすいページになりやすいです。

今日から見直したいLPの迷子ポイント

今あるLPを見直すなら、まず次の5つを確認してみてください。

主語が抜けていないか。
これ、あれ、それが多すぎないか。
同じ説明を繰り返していないか。
誰に向けたページなのかがぼやけていないか。
読み進めたくなるリズムがあるか。

情報を足すのは、その後で大丈夫です。

まずは、お客様が迷わず読める道を作る。

LPは、きれいに作る前に、迷う場所を減らす。

ここを意識するだけでも、文章はかなり変わります。

まとめ

LPの文章が読まれないとき、原因は情報不足だけではありません。

真面目に考えすぎて、説明文になっている。
いろんな人に届けようとして、抽象度が上がっている。
丁寧にしすぎて、読むリズムが消えている。
AIの文章をそのまま使って、回りくどさが残っている。

こういうことが起きている場合があります。

LPは、お客様に熟考してもらうためのページではありません。

読み進めながら、自分に関係あると思ってもらい、気持ちが少しずつ高まり、申し込みや登録へ進んでもらうページです。

きれいに作る前に、迷う場所を減らす。

この視点で、ぜひ一度自分のLPを見直してみてください。

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