こんにちは、AI×リストで自然体ビジネス設計士の長嶺圭一郎です。

今回は、2026年5月に開催したゼロリスの合宿 マジリス5 の開催レポートです。

今回のテーマは、AIエージェントでした。

AIエージェントという言葉を聞くと、難しいツールを使いこなす話のように感じる方もいると思います。プログラミングが必要そう。設定が複雑そう。自分の仕事にはまだ早そう。

そんな印象を持つ方も多いんじゃないでしょうか。

でも、今回の合宿で見えたのは、少し違う景色でした。

参加者さんがAIエージェントに慣れていくほど、僕への質問が減っていったんです。

これは決して寂しい話ではありません。

むしろ、AIエージェント活用の本当の入り口が見えた瞬間でした。

この記事の要点

  • マジリス5では、29名ほどの参加者さんがAIエージェントを実際に触りながら学びました
  • 前半は質問が多かったものの、後半は参加者さん自身がAIに聞きながら進める状態へ変わりました
  • 個人事業主に必要なのは、難しい技術よりも「AIに何をお願いしていいか」を思いつく発想力です

マジリス5は、AIエージェントを実際に触る合宿でした

マジリスは、ゼロリス内で開催している合宿企画です。

オンライン講座のように、ただ画面越しに説明を聞くだけではありません。日常から離れた場所に集まり、目の前のテーマに集中して取り組みます。

今回のマジリス5では、出たり入ったりを含めて29名ほどの方にご参加いただきました。

テーマはAIエージェントです。

マジリス5でAIエージェント活用を学ぶ研修風景
AIエージェントを実際に触りながら学んだマジリス5の研修風景

参加者さんの中には、AIエージェントを本格的に触るのが初めてという方もいました。最初は当然、戸惑いがあります。

これってどうすればいいですか。
AIにどう言えばいいですか。
こういうことをしたいんですけど、どこから始めればいいですか。

合宿の前半は、僕への質問がかなり多く出ていました。

ところが、後半になると明らかに空気が変わりました。

参加者さんが、自分でAIに聞きながら進めるようになっていったんです。

僕のところに質問が渋滞する時間が減り、僕は途中からコーヒーやお菓子を配る時間の方が増えていました。笑

でも、これはすごくいい変化です。

なぜなら、AIエージェントを使うというのは、先生に毎回聞かないと進めない状態から、自分でAIに聞きながら進められる状態へ移ることだからです。

AIエージェント活用で最初につまずくのは、操作ではなく距離感です

AIエージェントの解説記事を見ると、よく出てくるのは導入手順やツールの比較です。

目的を決める。
ツールを選ぶ。
プロンプトを作る。
テスト運用する。
ルールを整える。

どれも大事です。

ただ、個人事業主や一人で仕事をしている方が最初につまずくのは、そこよりも手前だと僕は感じています。

AIに、どこまで聞いていいのか分からない。

ここで止まってしまうんです。

今回の合宿でも、参加者さんからよく出た質問があります。

こういうことをしたいんですけど、AIにどう言えばいいですか?

この質問自体を、AIに聞いていいんです。

こういうことをしたいんだけど、どう進めればいい?

まずはこれで大丈夫です。

ものすごくシンプルですよね。

でも、このシンプルな一歩を踏めるかどうかで、AIとの距離が変わります。

完璧な指示文を作ってからAIに渡そうとすると、手が止まります。自分の中で整理できていないことも含めて、まず相談してみる。その相談の中で、AIに整理してもらえばいいんです。

高性能なツールほど難しい、という常識が崩れ始めている

これまでの仕事ツールは、高性能になるほど難しくなるものが多かったと思います。

たとえば、デザインツールや動画編集ツール。

プロが使うようなツールは、たしかにすごいものが作れます。でも、その分だけ覚えることも多いです。画面も複雑で、最初の一歩が重い。

便利なツールほど、使う側にも技術力が求められる。

これは、多くの方が体感してきたことだと思います。

AIも、少し前まではその感覚に近いところがありました。

便利なのは分かる。
可能性があるのも分かる。
でも、使おうとすると難しい。

AIエージェントも、数ヶ月前まではまだその印象がありました。

ところが今は、かなり変わってきています。

雑に相談しても、AI側がかなり汲み取ってくれる。
足りない情報があれば、質問してくれる。
こちらのやりたいことを整理しながら、次の作業へ進めてくれる。

もちろん、何でも完璧に任せられるという話ではありません。

最終判断は人間がする。
大事な情報は確認する。
ズレたら直す。

そこは変わりません。

それでも、最初の一歩のハードルはかなり下がっています。

AIエージェントは、使い続けるほど自分専用に育っていく

今回の合宿で伝えたかったことの一つに、AIエージェントは使い続けるほど育つ、という話があります。

AIエージェントは、ただその場で答えを返して終わるだけではありません。

チャットで決まったこと。
作った文章。
修正したファイル。
OKになった成果物。
過去にどんな判断をしたか。

こうした記録が、少しずつ積み上がっていきます。

テキストデータは軽いので、たくさん残しても大きな負担になりにくいです。そして、その蓄積があるほど、AIエージェントは自分の仕事を理解しやすくなります。

新人社員とベテラン社員の違いに近いかもしれません。

新人のうちは、一つひとつ説明しないと動けません。でも、ベテランになると、過去の流れや判断を踏まえて、先回りして動いてくれることがあります。

AIエージェントも、使い続けるほどその状態に近づいていきます。

ここが、単なるチャットAIとの大きな違いです。

リストマーケティングでも同じですが、記録が残るほど次の接点が楽になります。AI活用でも、記録が残るほど次の作業が楽になります。

AIとリストマーケティングの関係については、こちらの記事でも触れています。

▼あわせて読みたい記事
AI活用でリストマーケティングが激変!成果を最大化する実践ステップとは?

AI活用でリストマーケティングが激変!成果を最大化する実践ステップとは?

WEBセールスプランナーの長嶺圭一郎です。「AI」って、もはやどこでも耳にしますよね。 以前は一部の博識者だけが使う最先端ツールというイメージもありましたが、今では…

合宿だからこそ、AIへのお願いの仕方が広がる

オンラインで学ぶ方が効率はいいです。

家から参加できます。
移動時間もありません。
交通費もかかりません。

それでも、合宿には合宿の価値があります。

マジリス5の参加者が食事を楽しみながら交流している様子
学びだけでなく交流も深まったマジリス5の一場面

日常から離れた場所で、同じテーマに取り組む人たちが集まる。これだけで、集中の質が変わります。

さらに、今回のようなAIエージェントの合宿では、他の人の使い方を見ることに大きな意味があります。

自分では思いつかなかったお願いの仕方を見る。
別の業種の人が、どんな作業をAIに任せようとしているかを知る。
グループワークで、作ったものや考えていることを共有する。

そこで、発想が広がります。

AIを使う力は、操作の技術だけではありません。

あ、それもお願いしていいんだ。

この感覚を持てるかどうかが大きいんです。

知らないことは、お願いできません。

だからこそ、合宿のような場で他の人の実例を見ると、自分の仕事にも一気に置き換えやすくなります。

過去にも、マジリスは合宿形式で開催してきました。リストマーケティング合宿としての過去開催レポートはこちらにまとめています。

▼あわせて読みたい記事
マジリス2Days開催レポ|フリーランス向けリストマーケティング合宿で2日間集中して仕組み化

マジリス2Days開催レポ|フリーランス向け「リストマーケティング合宿」で2日間集中して仕組み化

リストマーケティング専門家/WEBセールスプランナーの長嶺圭一郎(ケイイチ)です。 2024年2月28日〜29日の2日間、岐阜県大垣市にて「マジリス2Days」という少人数制の合…

技術力よりも、発想力が差になる

今回のマジリス5で、僕が改めて感じたことがあります。

AIエージェント時代に必要なのは、技術力だけではありません。

むしろ最初に必要なのは、発想力です。

この作業も相談していいかもしれない。
この資料づくりも、最初からAIに聞いていいかもしれない。
自分が悩んでいることを、整理するところからAIに任せていいかもしれない。

こう思えるかどうか。

ここで仕事の進み方が変わります。

完璧なプロンプトを書ける人だけがAIを使えるわけではありません。

やりたいことを言葉にして、まず投げてみる。
返ってきたものを見て、違うところを直す。
必要なら、もう一度聞く。

この繰り返しでいいんです。

AIに何をお願いしていいかを思いつく力。

これは、個人事業主にとってかなり大事な力になると思っています。

僕自身も、合宿の作り方を見直すきっかけになりました

今回の合宿は、参加者さんにもかなり集中して取り組んでいただけました。

一人では向き合えないことに、合宿だから向き合えた。
朝ビジの制作フローが勉強になった。
他の人のAIの使い方を見られて発想が広がった。

そんな声もいただきました。

その一方で、僕自身の反省もあります。

少し作り込みすぎたかもしれません。

AIが簡単になってきているのに、僕の側が講座として濃いものを渡そうとして、やや難しくしすぎた部分がありました。

人に教える仕事を長くやっていると、どうしても濃密なものを作りたくなります。ちゃんと設計して、ちゃんと順番を作って、ちゃんと渡したくなるんです。

でも、AIを前提にした学びでは、必ずしもそれが正解ではないのかもしれません。

むしろ、参加者さんがこう感じられることの方が大事なのかもしれません。

この程度でいいんだ。

これなら自分にもできそう。

来週からゼロリスでは、ゼロからリストマーケティングを構築していく半年間のカリキュラム、ゼロリブーストが始まります。

今回の気づきは、そこにも反映していきます。

AIを前提にするなら、学び方ももっと軽くしていい。
最初から完璧を目指さなくていい。
自分の仕事に引き寄せながら、AIと一緒に進めればいい。

そういう設計に寄せていきたいと思っています。

AIエージェント活用は、個人事業主の仕事の進め方を変える

個人事業主や一人社長は、どうしても一人で抱える仕事が多くなります。

文章を書く。
企画を考える。
資料を作る。
告知文を整える。
お客様への案内を考える。
過去のやり取りを思い出す。
次の打ち手を決める。

これらを全部一人で抱えていると、どうしても手が止まります。

AIエージェントは、この負担を減らせる可能性があります。

ただし、AIに丸投げするという話ではありません。

自分の考えを言葉にする。
AIに整理してもらう。
たたき台を作ってもらう。
人間が判断する。
必要なところを直す。

この形が、現実的だと思っています。

AIは、人間の代わりに全部決める存在ではありません。

自分の発想を形にするための、かなり強力な仕事仲間です。

小規模事業者がAIとリストマーケティングをどう組み合わせていくかについては、こちらの記事も近い文脈です。

▼あわせて読みたい記事
「きれいごと」こそ最強の生存戦略。2026年、小規模事業者がAI活用×リストマーケティングで勝つ逆転の発想

「きれいごと」こそ最強の生存戦略。2026年、小規模事業者がAI活用×リストマーケティングで勝つ逆転の発想

「効率化」だけでは差別化できない2026年。小規模事業者が生き残る鍵は、「きれいごと」と呼ばれてきた非効率なこだわりと、それを届けるリストマーケティングにありまし…

まとめ

マジリス5で見えたのは、AIエージェント活用の本当の入り口でした。

難しい技術を覚える前に、自分がやりたいことをそのままAIに相談していい。
AIにどう聞けばいいかも、AIに聞いていい。
他の人の使い方を見ることで、自分の発想も広がる。
使い続けるほど、AIエージェントは自分の仕事を理解していく。

先生に聞かないと進めない状態から、自分でAIに聞きながら進める状態へ。

今回の合宿で起きた一番大きな変化は、そこだったと思います。

AIエージェントは、特別な人だけのものではありません。

個人事業主や一人で仕事をしている方こそ、日々の作業や考えごとの相棒として使える可能性があります。

まずは、今誰かに聞こうとしていたことを、そのままAIに聞いてみてください。

そこから始めるだけでも、仕事の進み方は変わっていくはずです。

Follow me!

無料セミナーでリストマーケティングを学ぼう!!