こんにちは、AI×リストで自然体ビジネス設計士の長嶺圭一郎です。
AIを使えば、文章も画像も動画も、以前よりずっと簡単に作れます。ところが、誰もが大量に情報を出せるようになるほど、一つひとつの投稿は画面の中を流れていきます。
AI時代のブランディングでは、情報を増やすだけでなく、画面を閉じた後にもお客様の手元へ残る接点を作ることが重要です。
マグカップ、Tシャツ、スマホケース、ステッカー、イベントの記念品。こうしたノベルティは、ただロゴを載せるための物ではありません。使うたびに体験や相手を思い出す、小さな記憶装置になります。

デジタルの情報は流れ、手元の物は接点を繰り返す
SNSの投稿や動画は、その場では目に入ります。しかし、画面を閉じると視界から消え、次の情報に押し流されます。
一方、毎朝使うマグカップなら、飲み物を入れるたびに目に入ります。仕事用のパソコンへ貼ったステッカーなら、パソコンを開くたびに見えます。物は、こちらから毎回連絡しなくても、暮らしの中で接点を繰り返してくれるんです。

ブランド接点には、広告、Webサイト、SNS、店舗、接客、商品など、さまざまなものがあります。ここへ手元に残る物を加えると、画面の外でも関係を続けられます。
ノベルティは、体験を思い出すスイッチになる
僕の仕事場には、ペライチのキャラクター「Pちゃん」のぬいぐるみがあります。MVPをいただいた時にもらったもので、今も目に入る場所へ置いています。
Pちゃんを見るたびに、「ペライチ」というサービス名と一緒に、受賞した時のうれしさ、関わってきた人、積み重ねた時間まで戻ってきます。だから、そのサービスへの愛着も増えていきます。

古いノートパソコンには、大垣サウナ、ペライチ、友人の活動、カラダコーヒー、ゼロリス、MyASP、トリハニ、Canvaなど、いろいろなステッカーが貼ってあります。一枚を見るだけで、もらった場所や相手との出来事が浮かびます。

これは、肩書きやサービス名を説明するだけとは違います。物と体験が結びついているから、記憶が戻りやすい。登録直後に忘れられない関係を作る初回メールでも触れていますが、人の記憶には「何を知ったか」だけでなく「どこで、誰と、どう感じたか」が残ります。
高価なグッズより、相手が日常で使える物を選ぶ
ノベルティというと、豪華な記念品や大量発注を思い浮かべるかもしれません。でも、関係づくりに必要なのは価格の高さではありません。
- 相手が普段使えるか。
- 渡した時の体験と結びつくか。
- ブランドの雰囲気と品物が合っているか。
- 使うたびに、自然と思い出してもらえるか。
イベントの参加記念なら、その日を思い出せる物が向きます。日常の接点を増やしたいなら、マグカップやステッカーなど、使う回数が多い物が候補になります。ファン向けのキャラクターグッズと、初対面の方へ渡す品も、同じ設計にはなりません。
特別なお客様を、きちんと特別に扱う
長く関わってくれたお客様、イベントへ足を運んでくれた方、何度も応援してくれた方。そういう方へは、全員一律の配布物ではなく、その関係に合う物を届けたいと僕は思っています。
関係の深い人を優先して大切にすると、これまで築いた関係へ、目に見える形で感謝を返せます。
商品の購入前だけ連絡し、購入後は何も届かない。これでは、お客様は「買った後は大切にされていない」と感じやすくなります。メルマガやサポートだけでなく、記念品や小さなプレゼントも、購入後の関係を続ける手段になります。
まずは在庫を抱えず、一点から試す
最初は一点から試します。注文が入ってから製造・発送できるオンデマンド型のサービスを使えば、100個、500個という在庫を先に抱えずに始められます。

僕もSUZURIでキャラクターグッズのショップを作りました。マグカップやTシャツ、アクリルスタンドなどを並べています。スマホケースも作ろうとしたのですが、僕が使っているPro Max向けがなく、そこは普通にショックでした。
こうした小さな不便も、実際に自分で使おうとするから分かります。自分用に一つ注文し、使い勝手や見え方を確かめる。その姿を仕事場、イベント、動画撮影などで見せる。そこで「それ、何ですか」と聞かれれば、自然な会話が始まります。
- 自分が毎日使いたい物を一点選ぶ。
- 在庫を抱えない方法で試作する。
- 実際に使い、仕事や発信の中で見せる。
- 欲しい物、色、サイズ、使いたい場面を聞く。
- 反応が見えてから品数やロットを広げる。
ステッカーは、特に始めやすい選択肢です。薄くて持ち歩きやすく、名刺と一緒に渡せます。自分のパソコンや道具へ貼り、「使っている姿」を先に見せられるのも利点です。
AIは、グッズ制作の実験回数を増やす
SUZURIは2026年6月にMCPサーバーの提供を開始し、対応するAIから商品の検索、素材のアップロード、商品作成や管理などを進められるようになりました。詳しい機能はSUZURIの公式発表で確認できます。
僕も最初は、一枚のイラストを複数の商品へ使い回すようAIへ頼んでいました。しかし、マグカップとTシャツでは、似合う構図も余白も違います。そこで、商品ごとに合うデザインを作る指示へ変えました。
AIを使うと、作る、確認する、直す、また試すという実験の回数を増やせます。要望を集める場所を用意し、よく出る希望を商品案へ反映する仕組みにもできます。
販売数の前に「誰の記憶に残したいか」を決める
ノベルティを作る時、最初に「誰の記憶へ残したいか」を決めます。
誰へ届けたいのか。どんな体験を思い出してほしいのか。どこで、どのくらいの頻度で使ってもらえるのか。この三つを先に決めると、ロゴを載せるだけの品から、関係を残す接点へ変わります。
僕自身も「自分のグッズなんて、誰も欲しがらないでしょう」と考えてしまいます。自己肯定感が低い男なので。笑
実際には、喜んでくださるお客様がいます。自分の照れを理由に、相手の気持ちまで決めつけてはいけません。まず一点を作り、自分で使い、反応を確かめてください。
AIで画面の中の発信を増やせる時代だからこそ、画面の外に残る接点が効きます。最初の一歩は、自分が毎日使いたい物を一点だけ作ることです。
その一点を使うたび、自分のブランドらしさも磨かれます。そして誰かが「それ、何ですか」と聞いてくれた時、売り込みではない会話が始まります。ノベルティは、物を売るためだけでなく、関係を長く残すために使えます。
コンテンツ制作について
この記事は、長嶺圭一郎自身の対話・取材・実体験・調査をもとに制作しています。AIは構成や表現の補助に活用し、最終判断と責任は長嶺圭一郎が担います。
仕事場を動かす前に、仕事の形を動かす。

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AIで作業を速くするだけでは、売れるほど個別対応が増える働き方は変わりません。僕が実際に組み合わせてきたのは、AIによる効率化、リストマーケティングによる自動化、そして仕事が増えすぎない商品・支援の形です。
- AIに任せる仕事と、自分が判断を持つ仕事
- 新規集客を毎回ゼロから始めないリストマーケティング
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僕のやり方が、そのまま全員の正解になるとは思っていません。それでも、自分の仕事には無理だと決める前に、今の仕事の中から、まず一つの商品か一つの作業を選ぶところから始められます。


