こんにちは、AI×リストで自然体ビジネス設計士の長嶺圭一郎です。
届いたメールの意味がつかめず、AIに「こんなメールが来たんですけど、僕は何をすればいいんでしょうか?」と聞いたことがあります。人に教える仕事をしていると、一つひとつは何も間違っていない質問なのに、答えたあとに疲れが残ることがあるんです。
質問した人は一生懸命で、言っていることも正しい。それなのに、なぜか損をしている。すごくもったいないと思います。
質問の仕方で損をしないためには、聞きたいことに加えて、自分の目的と、自分ではどう考えたかを伝えること。相手が答えるための仕事を減らすほど、応援の余地が生まれます。
僕は質問には答えます。でも、目的や考えが見えない質問が続くと、その先の「ここに気をつけてくださいね」まで添えにくくなるんです。
質問に目的を添える前に、普段の活動が相手に見えているかも考えたいところです。どちらも、相手が応援の手がかりを持つための情報になります。
活動が見えなければ、応援のしようがない
僕の周りには、強く売り込んだり、ガンガン前に出たりするのが苦手な人が多いです。自然体で仕事をしたいなら、自分の味方を増やすことがすごく大切。これは間違いなく言えます。
特に大きいのが、自分よりすごい人に応援されること。自分の押しがそれほど強くなくても、応援してくれる人の信頼で引っ張り上げてもらえるからです。
その第一歩は、自分が何をしたいかを伝えることです。応援する側は、「この人はこうなりたくて頑張っているんだな」と知らなければ、応援のしようがありません。
僕が運営するゼロリスというオンラインコミュニティには、130名以上の方が所属しています。それでも、名前と顔が一致せず、何をしている方か分からない人が一定数います。自己紹介の場所にも書いていない方には、何を提供したら役に立つのかも分からず、応援のしようがないんです。
静かに参加するのも、その人の自由です。ただ、損をするかしないかで言えば、損をする役回りになっていると思います。せっかく視界に入る場所にいるのに、もったいない。
一方、ゼロリスのひかりさんは日々頑張っている様子が見えます。だから、イチジクを販売したら「買います!」、アイスクリームを販売したら「買います!」と、僕はすぐ反応してしまう。何をしているか、どこへ向かっているかが見えると、応援するきっかけをつかめるんですよね。
活動を見せて応援のきっかけを作る方法は、商品が完成する前から期待を育てる発信でも書いています。

正しい質問でも、受け手に考える仕事を渡してしまう
目標や活動を伝えられるようになっても、質問の仕方で損をすることがあります。
人に教える立場の人たちで集まると、それぞれ別の場所で活動しているのに、なぜか同じ人の名前が出てくることがあります。礼儀やマナーに欠ける、人のコンテンツを盗用する、といった論外の人は、ここでは置いておきます。
話題に上るのは、とても一生懸命で、冷静に考えれば間違ったことは言っていない人です。それでも「なんだかしんどい」と感じられている。相性の問題ではなく、いろんな人から同じように思われているんです。
僕が見ていて共通していると思うのは、質問者が何を考えているか、何をしたいかが分からない質問です。
「これってどういうことですか?」だけだと、受け手は何をどう答えればいいかから考えることになります。「私はこう思っているんですが、違いますか」「こういうことをしたくて、ここで困っています」と背景があれば、答え方を判断しやすい。
この形の質問では、質問した本人より、答える側のほうがずっと考えています。質問した側は「気になったから聞いてみた」くらいの軽い気持ちでも、受け手は「何を求められているんだろう」と考え込んで疲れてしまう。質問は一度にたくさん届くので、場合によっては答えるのをあきらめてしまうこともあります。
真面目に頑張っていても、いい印象を与えられていない人は応援されにくい。聞かれたことには答えても、別の方法や注意点といった「プラスアルファ」までは届かなくなるんです。
僕も、伝わらない側の人間でした
伝えるのが苦手な人を、僕は見下していません。僕自身、昔は人に伝えるのが下手で、どちらかというと損をする側の人間だったからです。
学生時代、友達と文通をする授業で、僕の手紙は何を言っているのか分からないと言われました。途中から文通相手が先生に代わったんです。
元々いた住宅メーカーの採用でも、合格通知がなぜか届いていない行き違いがあり、僕は次の三次面接へ行かずに不合格扱いになりました。あとでミスが分かって復活しましたが、当時の僕が最初に送った問い合わせは、見返すとひどい文章でした。
細かい文面は忘れましたが、たしか「三次面接はいつですか?」くらいの一言だけ。人事の方は相当疲れたと思います。気を利かせて返事をくださったおかげで、状況が分かったんです。
だからこそ、伝えるのが苦手な気持ちは分かります。分かるからこそ、努力して直してほしい。そのまま相手に考える負担を渡すと、損をするのは本人だからです。
特に文章は、送る前に何度でも読み直せますし、今はAIを通せば整えることもできます。「文章が下手なので」という言い訳は、もう通じにくい時代です。

質問をする場所も、相手の時間に関わる
伝えたい内容が分かる文章でも、その場のテーマから外れると相手を困らせます。空気を読むという意味で、「これ、ここで質問しても大丈夫かな」と考えることも大切です。
例えば、ペライチのセミナー中にCanvaの説明を求められる。メルマガのセミナー中にAIのことを尋ねられる。先日のGems勉強会では、GPTsの質問が熱心に出ました。僕としては「今日はGemsの日です」と言いたくなります(笑)。
Canvaのセミナーで、プロのデザイナーの方から「こういう設定はないんですか? Photoshopにはあるんですけど」と聞かれたこともあります。正直、質問の意味が分かりませんでした。
遅刻してきて、前半の説明をもう一度求める場合もあります。本人に悪気はないのでしょうし、その場では僕も説明します。ただ、そういう質問をする人が応援されることは、まずありません。質問そのものの正しさに加え、今ここで聞く内容かを考えることが、相手の時間への配慮になるんですよ。
自分から発言できていること自体は、すごいことです。自己主張できずに何者か分からない人の方が多いくらいですから。だからこそ、それがプラスにならず、損をする立ち回りになっているのは本当にもったいない。
次の質問では、相手が答えるための材料を渡す
AIには感情がないので、相手の都合を気にせず何でも聞けて、無感情に答えてくれます。だからこれから、人に聞くのが下手な人は増えていくと思うんです。人に応援される質問の仕方や付き合い方、空気を読む力は、意識しないと維持できません。僕自身も、他人事ではないと思っています。
以前、AIに「これから奪えない商売の場面は何か」と聞いたことがあります。答えの一つが、紹介での受注や「この人の商品を買いたい」という、人と人との感情のつながりで生まれる商売でした。どれだけAIが発展しても奪えない、と言い切っていたんです。実際そうだよな、と僕も思います。
だから僕は、Win-Winの関係を大切にしたい。相手から引き出すことばかり求めず、相手に喜んでもらうことも考えたいんです。答えてもらったあとに何も返さない人もいます。僕はDMで回答して、その後の返事さえなかったら、基本的に二度目はないと思ってしまいます。
自然体で仕事をしたいなら、まず普段の活動を見えるようにしておく。そのうえで、今書いている質問があれば、送る前に「この文面で、相手は迷わず答えられるかな」と考えてみてください。自分の目的は何か、どこで困っているのか、自分ではどう考えたのか。そして、今ここで聞く内容か。
答えてもらったら、一言でも反応を返す。同じ質問でも、相手のことを考えているかどうかで、損をするか応援されるかが変わります。
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