こんにちは、AI×リストで自然体ビジネス設計士の長嶺圭一郎です。
設備の整った机に座っているのに、今日はどうしても仕事が進まない。そんな日はないでしょうか。
僕は、皆さんが思っている以上に気分の波があります。集中力が強い人間でもありませんし、かなりのサボり魔だと自覚しています。
だからこそ、気合いが戻るのを待つ前に、仕事をする環境を動かします。
仕事に集中できないときは、同じ机で気合いを絞り出さず、部屋・向き・音を変えて30分の仕事から再開します。
集中できない机で粘っても、僕はスイッチが入らない
仕事が進まないとき、その机に座り続けたまま、自力でやる気を呼び起こす。これは、僕にはまずできません。だから椅子を離れて、先に環境のほうを変えます。
ありがたいことに、どうやって仕事のスイッチを入れているのか、と聞かれることがあります。僕の答えは、ルーティンと環境の二つです。
一つ目のルーティンは、毎週決まった曜日や決まった日に仕事を置いておく方法です。僕の場合は毎朝配信しているラジオがその代表で、やる気の有無とは関係なく次の放送がやってきます。決まった形で回るぶん、始めるまでの精神的な負担も小さくなります。
ただ、ルーティンは少しずつ積み上げてできるものです。今この瞬間に集中できないときにすぐ使えるのは、二つ目の環境を変えるほうです。
住宅営業で提案したのは、完璧な机より複数の居場所
僕はもともと住宅営業をしていました。
お子さんが勉強しやすい家や、ご主人が仕事をしやすい家を考える機会がたくさんあり、設計の提案にも関わっていました。
提案の元になっていたのは、勉強ができる空間を一つ作る、という考え方ではありません。気分を変えて勉強や仕事ができる場所を、家の中に二つ、三つ作る、という考え方です。
子ども部屋だけでなく、階段の踊り場に勉強スペースを作る。リビングの収納を開けると机が現れ、そこで仕事や勉強ができるようにする。
すると、その日の気分に合わせて居場所を選べて、集中力が続きやすくなる。当時読んでいた研究でも、そう言われていました。
実際にオーナーさんからも、毎日気分を変えながら仕事や勉強ができている、家の中を楽しめているという話をよく聞きました。
僕自身も同じです。いつもと違う方向を向いて仕事をするだけで、気分が変わることがあります。

4画面の事務所より、リビングやVan Officeで進む日がある
僕の事務所は、設備だけを見ればかなり整っています。
ワイドモニター、別のパソコン、iPadを含めて、目の前にはモニターが4枚あります。ヘッドホンもすぐ取れますし、軽く口に入れるものにも手が届きます。
理屈で考えれば、ここが一番効率よく仕事ができる場所です。
それでも、リビングで仕事をしたほうが進む日があります。カフェのほうが進む日もあります。仕事場にしている車、Van Officeのほうが驚くほど作業が進むこともあります。設備では、事務所に遠く及ばないのにです。
僕には、もう一つ事務所があります。そちらには屋上のバーベキュー場があり、肉を焼きながら仕事をすることもできます。事務所を複数持つことも、カフェへ行くことも、僕が長く試してきた環境の変え方の一つです。
僕にとってVan Officeは、環境を変えるための究極の仕組みです。公園へ移動し、景色を変え、その場所で仕事を始める。移動時間だけを見れば非効率でも、スイッチが入って仕事が進むなら、結果としてそのほうが速いのです。
自分は集中力がないと公言している『SLAM DUNK』の漫画家の方は、行きつけのカフェが7軒あって、毎日そこを巡りながら仕事をしていると言っていました。移動時間もお金もかかる、外から見れば非効率なやり方です。それでも巡るのは、単純にそのほうが集中が保つからです。

家の中なら、部屋・向き・音のどれかを変える
最初の切り替えは、家の中で十分です。
今いる部屋からリビングへ移る。机に座る向きを変える。ノイズキャンセリングのヘッドホンをつけて、アップテンポの音楽を流す。
僕は、集中力が切れたときのために、手を伸ばせば取れる場所へヘッドホンを置いています。つけてアップテンポの曲を少し大きめの音量で聴くと、頭のスイッチが切り替わることがあります。
コーヒーも、僕にとっては似た存在です。
僕はカフェインで一気に目が覚めるタイプではありません。すでに動き始めた仕事を少し加速させることはあっても、コーヒーだけでスイッチが入る感覚はあまりないのです。
ただ、淹れたてのコーヒーの香りが手元にあると、仕事をする空間になったと感じます。僕にとってコーヒーは、飲み物というより仕事場を作るアロマに近いのだと思います。
どの方法が効くかは人によって違います。自分の仕事場を一つに決めたほうが集中できる人もいます。僕の場合は、場所、音、香りのどれかを動かすとスイッチが入る、という話です。
30分に分けると、再開も移動もしやすい
場所を変えたあと、いきなり大きな仕事へ取りかかろうとすると、また腰が重くなります。
僕は、一つのタスクを30分以内に終えられる大きさへ分けるようにしています。
一つの仕事に1時間以上かかる見積もりになったら、タスクの分け方がまだ粗いという認識です。
プレゼン資料を作るなら、いきなり「プレゼンを完成させる」とは考えません。リサーチや構成案づくりというように、30分以内で動ける段取りへ分けます。
カフェへ行って、最初から3時間やろうとすると重く感じます。まず30分だけやってみる。そこでエンジンがかかったら、1時間、2時間と延ばせばいい。
それでもスイッチが入らなければ、30分で区切って、次の場所へ移れます。30分という細かい区切りにしてあるからこそ、次へ行けます。
仕事のスイッチは、単純なほど使いやすくなります。スイッチを入れるための段取りを組むこと自体が面倒になったら、もうスイッチとして機能しないからです。
次に設備の整った机で手が止まったら、頑張る前に椅子を離れてください。部屋、向き、音のどれか一つを変えて、30分で終わる仕事を一つだけ始める。それだけで動き出せる日が、僕には何度もありました。
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