こんにちは、AI×リストで自然体ビジネス設計士の長嶺圭一郎です。

個人向けのChatGPTで、新しいGPTsを作れなくなりました。

これまで、ブログを書くGPT、SNS投稿を作るGPT、請求書を作るGPTなど、自分専用AIを用途別に作っていた人は、「今後は何を使えばいいのか」と迷うと思います。

僕自身もGPTsをたくさん作ってきました。でも、自分の仕事で使うものは、今ほとんどSkillsへ移っています。

結論から言うと、自分だけが使う仕事はSkillsへ移し、すでに第三者へ共有できるGPTsは消さずに残します。新しく配布用GPTsを作る必要がある場合だけ、Businessワークスペースを検討します。

個人向けGPTsで、何が変わったのか

OpenAIの公式ヘルプでは、個人向けのFree、Go、Plus、Proで、新しいGPTの作成・公開ができなくなったと案内されています。

GPTsの仕組みと既存GPTsは残ります。すでに作ったGPTsは、プランや権限の範囲で引き続き利用・編集できます。Business、Enterprise、Eduでは、ワークスペースの設定に応じてGPTを作成・編集・公開できます。

「GPTs消滅」というより、個人向けプランで新しく作る入口が閉じた、と考えたほうが正確です。

出典: OpenAI「Creating and editing GPTs」

自分用と配布用を分けると、次の選択が見える

これからの選択は、カスタムAIを誰が使うかで変わります。

  • 自分だけが使う: Skills
  • すでにお客様へ共有している: 既存GPTsを維持
  • 新しくお客様へ配る: BusinessワークスペースのGPTsを検討

自分の業務を楽にする目的と、お客様へAIを配る目的は、似ているようで必要な機能が違います。

自分用なら、今話している内容を引き継いで、その場で仕事を始められることが大切です。配布用なら、相手のプラン、指示の見え方、利用料を誰が負担するかまで考えなければなりません。

自分用のカスタムAIを、専用の箱であるGPTsから今の会話で使うSkillsへ移す考え方

Skillsは、今の会話で使う「仕事のレシピ」

僕はSkillsを、仕事のレシピだと考えています。

たとえば、AIと壁打ちをして企画がまとまったあと、「今の内容をNature Salesの記事にして」と頼みます。対応するSkillがあれば、同じ会話の流れを使って記事制作へ進められます。

GPTsでは、ブログ用GPTを別に開き、直前まで話していた企画を説明し直す必要がありました。Skillsなら、今いる会話の中で、記事制作の手順だけを呼び出せます。

OpenAIはSkillsを、指示、例、コードなどをまとめた再利用可能なワークフローとして案内しています。単発のプロンプトではなく、「この仕事は、この順番と条件で進める」という手順そのものを持たせられます。

出典: OpenAI「Skills in ChatGPT」

自分専用AIは、通常のチャットから作り始める

有料プランなら、通常のチャットからSkill作りを始められます。

通常のチャットで、こう頼めます。

自分のブログ記事を作るSkillを作ってください。必要な文体、過去記事、禁止表現について、先に質問してください。

一度作ったら、実際の仕事で使います。出てきた文章に違和感があれば、「次から、この言い方は使わない」「結論を先に置く」と修正を頼みます。

僕も、朝のテーマ決め、ブログ制作、画像制作、請求書まわりなど、繰り返す仕事をSkill化しています。作って終わりではなく、使うたびに直すことで、自分の仕事に合うAIへ育っていきます。

OpenAI Academyでも、チャットからSkillを作り、日々の仕事で使う流れが紹介されています。

参考: OpenAI Academy「ChatGPT Skills」

すでに共有できるGPTsを消さず、内容と使い方をメンテナンスして資産として育てる

すでに共有できるGPTsは、消さずに育てる

自分用をSkillsへ移す一方で、すでにお客様へ共有できるGPTsを持っているなら、それはチャンスです。

僕が運営するコミュニティでは、会員向けに30個近いGPTsを公開してきました。共有できる状態にして、まだ配っていないものまで含めると、手元には100個近くあります。

個人向けプランで同じものを新しく増やしにくくなった今、既存の共有GPTsは、これから増やしにくい資産です。

古くなった指示を直す。説明文をわかりやすくする。利用者から聞かれたことを反映する。そうして、既存のお客様が使える状態を保ちます。

新しく配布するなら、作成費より運用条件を見る

新しいGPTを第三者へ配る必要がある場合は、Businessワークスペースなどを検討できます。

ChatGPT Businessは、1人あたり月額25ドル、年払いなら月額20ドルです。ただし2名からしか契約できないため、実際の最低支払額は2名分になります。ドル建てなので、円での負担は為替で変わります。1ドル160円で計算すると、月払いは2名で約8,000円、年払いは2名で約6,400円です。

契約前には、作成の可否に加えて、次の運用条件を確認します。

  • 誰が使うのか
  • 相手のプランで使えるのか
  • 中の手順をどこまで見せるのか
  • 利用回数が増えたとき、誰が費用を負担するのか

AI搭載のWebツールを自作し、APIを使う場合は、利用者が使うほど運営側の利用料が増える設計になることがあります。共有GPTsは、基本的に利用者自身のChatGPT利用枠で動きます。

同じ「AIを配る」でも、費用の持ち方は違います。

Skillsが使えるのは有料プラン。無料プランはまだ使えない

Skillsの利用可否は、プランによって異なります。

実際に使えるのは有料プランです。無料プランでは、僕が確認したときはまだ使えませんでした。

一方、OpenAIの公式ヘルプには、無料プランでも使えると案内されています。ヘルプの案内と、実際の画面がずれている状態です。これまでの流れから考えると、いずれ無料プランでも使えるようになるかもしれませんが、今は公式の案内だけで決めず、自分のアカウントの画面も見てください。

最初にSkill化するのは、二回以上説明した仕事

Skillsへ移す仕事は、新しい企画でなくてもかまいません。

誰かへ二回以上説明した仕事を、一つ選びます。

ブログの下書き、SNS投稿の整形、打ち合わせ後の議事録、請求書作成の確認など、毎回ほぼ同じ順番で進める仕事です。

その仕事について、「Skillにしたいので、必要なことを先に質問して」とAIへ伝えます。一度使い、違ったところを直します。

自分専用AIは、専用の箱をたくさん作る形から、今の会話で必要な仕事のレシピを使う形へ変わりました。

手元で二回以上説明した仕事を一つ選び、「必要なことを先に質問して」と伝えれば、今ある仕事からSkill化を始められます。

自分用はSkillsへ。すでに共有できるGPTsは残す。新しく配る必要があるときだけ、Businessワークスペースを検討する。

この三つに分ければ、GPTsを作れなくなったあとも、これまで作ったものを捨てずに次へ進めます。

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コンテンツ制作について
この記事は、長嶺圭一郎自身の対話・取材・実体験・調査をもとに制作しています。AIは構成や表現の補助に活用し、最終判断と責任は長嶺圭一郎が担います。

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