こんにちは、AI×リストで自然体ビジネス設計士の長嶺圭一郎です。

レトロゲームを修理する、わださんというYouTuberの動画を見ていました。自分で修理してもうまくいかなかったゲーム機を引き受けて、難しい作業に取り組んでいる。その様子を見て、僕は「この人、この状況を楽しんでるな」と思ったんです。

事業をしている人を見ていて、この人って強いなと感じることがあります。その専門分野に対する探究心が凄まじい人。平たく言うと、面白がっている人です。

探究心を仕事に生かすなら、難しい問題を面白がれる領域を選び、試行錯誤を楽しむ姿を発信する。その姿を見た人が、困ったときに相談したくなるんです。

これから新しい仕事や発信を考えるなら、自分が楽しめることをうまく組み込めないか、考えてみてほしいと思います。多少めんどくさくても、むしろそのめんどくささが楽しい。そういう領域があると、本当に強いんですよ。

難しい問題を面白がれる人は、経験も増えていく

わださんが修理しているのは、ゲームボーイやゲームボーイアドバンスなど、僕が小学生、中学生ぐらいの頃にあったゲーム機です。古くなって基板が劣化したものなどを修復して、その作業を動画にされています。

修理系の動画って、なんとなく見ちゃうんですよね。

その動画で、わださんは、もっと難易度の高いものを送ってほしい、という趣旨のことを言っていたんです。

僕が見た動画では、自分で修理したけどうまくいかなかった方から依頼が来ていました。一字一句同じかは分かりませんが、基板を見て「その方の苦労の跡が見えました」と。そのうえで「ここまでやって無理だったということは、お任せください。この後はこの変態が受け継ぎます」というようなことを言っていたんです。

難しい作業だったと言いながら、修理する状況を楽しんでいる。むしろ、壁にぶつかりに行っている感じなんですよ。

僕たちの仕事は、常に背伸びしながら取り組むものなんですよね。それ自体を楽しんでいる人には、その背伸びが普段から起きているんだと思います。

技術を持っている、経験や実績がある。楽しんでいる人の強さは、それとはベクトルが違うと思います。

必要な技術は、依頼を受けてから習得すればいいという感覚になる。そして、楽しんでいる人は、経験がアホほど増えていくと思うんですよね。

僕は、探究心が芽生える領域を仕事にできることは、技術や実績がないことを遥かに凌駕すると思っています。

自分の実力より少し上の仕事に取り組むときの覚悟については、実績がない仕事でも挑戦する|受けたらやり切る覚悟を持つにも書いています。楽しめる領域が見つかったうえで、まだ経験のない依頼へどう向き合うかを考えたい方に読んでいただけると思います。

難しい作業や試行錯誤を楽しむ姿を発信すると、細かな技術が分からない読者にも楽しさが伝わり、相談のきっかけになる流れ。

試行錯誤を楽しむ発信が、相談したくなる理由になる

探究心が芽生える領域で仕事をしている人は、難しい作業への受け取り方も違います。

WordPressの仕事をしていることりさんは、管理画面をいじり倒すことや、難易度の高いものが来ることを、ご褒美のように話しています。むしろ、やることが癒しだと。

普通はWordPressの管理画面を見ると憂鬱になる人も多いのに、それが癒しになる。もう、その領域を仕事にできていることが強みなんですよね。

ことりさんのように楽しんで仕事をしている人は、ほかにもたくさんいると思います。僕が、その言葉をはっきり聞いていないだけで。

もし、あなたも楽しんで仕事をしているなら、その楽しさを前面に出す発信をしてみてほしいんです。お客様からすると、細かく何をやっているのかは分からなくても、すごく楽しんでいるんだなと伝わることがあります。

レトロゲームの修理も、僕には、はっきり言ってやっていることが意味不明です。でも、問題に直面して「これ、どうすればいいんだ」と試行錯誤することまで楽しんでいる様子は分かります。

むしろ壁にぶつかったことを大喜びしている人を見ると、将来自分に何かあったとき、「この人に相談しよう」と思いますもんね。

僕がバンオフィスの施工をお願いした方にも、そんな背景がありました。バンオフィスは、車をオフィスの代わりに使えるように改造したものです。

その方は、100日後にキャンピングカー屋さんを開業する、といった系統のショート動画をたくさん発信していました。こんなことをした、これが楽しい、と、倉庫の片付けまで楽しんでいる。僕は「この人、面白い人だな」と思って見ていたんです。

調べたら、たまたまめちゃくちゃ近所に住んでいた。それでお願いした、という経緯がありました。

その施工業者さんは、まだ開業してそれほど時間が経っていません。小さな工場で、ものすごく機材が揃っているというより、DIYの領域でやっているところですが、予約待ちで大忙しだと話していました。

今も発信をされていて、特殊な車両が来ることを大喜びしています。ヨーロッパのキャンピングトレーラーのカスタマイズを頼まれたときも、初めて見る車両のどこをどう触ればいいのかを、楽しみながら動画にしていました。

カーショップには、受けられないものもあります、と守りから入るところも多いですよね。その中で、あの姿を見ると、特殊な事例や、こだわりのあるお願いも、ここなら叶えてくれるかもしれない、と思ってもらえるんじゃないかなと思います。

好きなことは、仕事そのものにも発信にも生かせる

この施工業者さんは、楽しんでいる車の改造そのものを、仕事にしています。好きなことを生かす形には、このように仕事そのものにすることも、発信に組み込むこともあります。

僕の場合、バーベキューとバンオフィスは、好きなことを発信に生かしているパターンです。仕事に生かしてはいますが、バーベキュー自体を仕事にはしていませんし、今後も本業にすることはないと思います。

バーベキューインストラクターをしているので、本業にしている方とお話しする機会もあります。でも、本職にするのは本当に大変そうなんですよ。冬にバーベキューをしようという人はいないので、季節によって仕事の波も大きいですし、事前に4時間や5時間燻すとなると、予約注文しか無理です。

僕は、ビジネスでつながっている方々に喜んでいただけて、それが直接の商売ではなくても、仕事に生かされている状態です。バーベキューをしに行く話なら、二つ返事で「行きます」です。

バンオフィスも仕事場ですが、車の改造を僕自身の仕事にしようとは思っていません。僕はDIYが得意なわけでもありません。先日も走行充電器をパワーアップさせて、今までの1.5倍の速度で走行充電ができるように、機材を買ってネジを回していました。でも、配線はとっても苦手で、頭を悩ませながらChatGPTに聞いてやったんです。

では、僕の場合、好きなことで仕事になっているものは何か。いろいろなものを仕組みに当てはめて、効率化、自動化することです。これは昔から好きなんですよ。大きく言うとシステム化。細かく言うと、リストマーケティング、そして今ならAIの活用です。

そもそも効率化が好きで、仕組みを組むのが好きでやっていた。そこへ、ぴったりなAIという存在が来ただけなんです。

だから、AI全体のトレンドを追うつもりは一切ありません。AIが好きというより、効率化が好きなんですよね、多分、僕は。

あなたが楽しんでいることは、仕事そのものにできそうでしょうか。それとも、今の仕事や発信へ組み込めそうでしょうか。

肉芯温度計が当たり前の本人と、それを持っていない一般家庭を比べ、自分の強みとなる基準が相手に伝わらないズレにもなることを示す。

楽しいからこそ、価格とお客様の当たり前に気をつける

楽しめる領域を武器にできたら、本当に強い。ぜひ突っ走ってほしいと思います。ただ、マーケティング的には、落とし穴もあるんです。

自分が楽しんでいると、その領域の価値を見誤りやすくなるんです。自分には楽しいことだから、それができなくて苦しんでいる人の気持ちが、一瞬分からなくなってしまう。

それは価格にも出ます。「いや、これ別にお金をもらわなくてもいいんじゃないかな」となってしまう。できない人の気持ちが分からなくなって、「え、こんなの普通にやったらいいじゃん」と思ってしまうこともあります。僕も後から振り返って、「あ、やっちゃってる。しまった」と思うことがあります。

楽しんでいる人は、傾向として金額を安くしがちです。自分にとって楽しいかどうかで、お客様にとっての価値まで小さく見て、損する側に回らないように気をつけたいんです。

お客様との当たり前のズレも、僕の趣味に分かりやすい例があります。

バーベキューで肉の焼き方を話すとき、僕は当たり前のように「肉芯温度計を使えば楽勝っすよ」と言います。肉に刺して、中の温度を測る温度計です。

一般のご家庭に肉芯温度計などない。僕にとっては当たり前でも、相手の手元には、その道具がないんですよね。

趣味にしている人は、その領域の当たり前の基準値がバグっている。そのバグが強みでもあり、お客様に届かないズレにもなるんです。

楽しいだけじゃ、お客様には何も伝わりません。だから、楽しんでいる自分と、商売としてお客様へ届ける言い回しのズレは、意識して直したいところです。相手は何ができなくて苦しんでいるのか。自分の説明は、相手の当たり前とズレていないか。楽しんでいるからこそ、ここは注意した方がいいと思います。

価格を伝える場面については、値引き交渉の断り方|LPで共通価格を示し、交渉を減らすにも書いています。


コンテンツ制作について この記事は、長嶺圭一郎自身の対話・取材・実体験・調査をもとに制作しています。AIは構成や表現の補助に活用し、最終判断と責任は長嶺圭一郎が担います。

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